古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「老いては子に従え」

2024年10月15日 16時31分33秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日、〈たき火〉〈焼き芋〉をする〈おじいちゃん〉を娘たちが見て、「そんな重いもの持って、ギックリ腰になったらどうするの。人生おしまいよ。(おじいちゃんの独り言 「いずれ、もうじき、人生おしまいだけど」)軽いナベを買ってよ。すぐ注文して!」と厳命されました。
 先日「パワーシャツ」(リライブシャツのこと)を買ったとこなんだけど、ま、「老いては子に従え」といきましょう。
 お子さまたちの目の前で、パソコンに向って注文しました。そして、今日届きました。
 同じメーカーのダッチオーブンです。〈キャプテンスタッグ〉の一番大きな直径30センチのダッチオーブンをサイズダウンして次の直径25センチのダッチオーブンにしました。

 写真を見てもずいぶん大きさが違う感じです。これでは少しずつしか焼き芋ができません。まあ、薪はあるし、時間とヒマもあるし、ゆっくり焼き芋をしましょう。重さを比較してみます。〈ひとサイズ〉落としただけなのに、ずいぶん重さがちがいます。 
   
        30センチのダッチオーブン      25センチのダッチオーブン
鍋の重さ      6,2㎏                3,7㎏
フタの重さ     3,7㎏                2,0㎏
全体の重さ     9,9㎏                5,7㎏
小石を詰めた重さ 16,5㎏                8,8㎏

   ※ 小石を詰めたときはフタなしの重さです。また実際に運ぶ重さはサツマイモ1キロちょっとを詰めた重さです。
 不要になった「大きな重いダッチオーブン」はいかかでしょう。〈シーズニング〉はしてありませんけど。
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大志くんが運転して来ました。

2024年10月14日 16時51分50秒 | 古希からの田舎暮らし
 岡山で合宿・運転免許証をとってきた大志くんが豆太郎(トイプードル)と娘たちとやって来ました。少し車に乗せてもらいましたが、静かで、思いやりのある、おだやかな運転です。免許取り立ての不安がかけらもありません。感心しました。
 この頃娘たちがやってくると、抹茶を立てます。叶匠寿庵の『あも』で、久しぶりに抹茶を飲みました。

 西神中央で買ってもらった弁当をいただき、午後は〈焼き芋〉をして持ち帰ってもらいました。〈たき火場〉のそばの「金木犀」が大きな木になり、いま花盛りです。

 強いにおいをまき散らしています。花の咲かないときもありましたが、全盛の花ざかりです。
 道子さんは栗(筑波)を収穫しようとシートを広げていますが、大志くんが来てくれたので「高枝バサミ」で落としてもらいました。ほとんどの栗を収穫できました。

 トイプードルの豆太郎はまだ子どもです。さかんにじゃれつきます。ぼくは補聴器をつけているのですが、彼はそれをねらって舐めるのです。故障するといけないから補聴器をはずして相手します。

 いつもの絵(富士山とモネの風景画)の前でおしゃべりしている図です。日本がいま平和だから、こんな写真が撮れます。
 
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『森の音楽会』

2024年10月13日 19時41分45秒 | 古希からの田舎暮らし
 午後は三木山森林公園の『森の音楽会』に行きました。ガラスの向こうは森の木立ちがひろがります。

 今日はピアノはなし。弦楽四重奏の音楽会です。このホールの定員は280名です。お客さんはこんな感じでした。

 座席は半分以上埋まっているでしょうか。道子さんと「拍手頑張らんといかんかな」と小声で話していたのですが、みなさん心得たもので、立派な拍手。心配ありませんでした。
 この森のステージには「弦楽四重奏」がよく似合います。前から2列目の席で、いい音を聴かせてもらいました。曲目はポピュラーなクラシックばかりです。アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(モーツアルト)/カノン(パッフェルベル)/『四季』より『秋』(ヴィバルディー)/モルダウ(スメタナ)/などをたのしく聴きました。
 この弦楽四重奏団のみなさんに「コスミック・ホールで演奏してもらったらいい音で大満足だろうな」とふと思いました。

 実は今日は阪神タイガースの試合が2時からありました。音楽会とちょうど重なります。阪神は今日負けたらおしまいです。でも「負けそうな予感」。瞑想では「ホームラン三連発を二度繰り返して『10対2』で勝つ」と空想していましたが、反対に10対3で負けてしまいました。いい空想はするけど、いやな予感はずっと心の中に。こういうときは試合を見ない。
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またまたブドウを買ってしまいました。

2024年10月12日 17時24分36秒 | 古希からの田舎暮らし
「今年の〈三木のブドウ〉はもうおしまいにしよう」と心に決めていました。そのつもりで買ったブドウを大事に食べていました。ところが三連休に運転免許をとった大志くんと娘たちがやって来ることになりました。「久しぶりに来るんだから、〈三木のブドウ〉や〈黒豆の枝豆〉を味あわせてやりたい」という〈ジジババ心〉が芽生え、今朝は〈よかたん〉にブドウを買いに行きました。
 10時前によかたんに着いてびっくり。駐車場が満車です。第二駐車場に車を入れて、よかたんに入りました。人がいっぱいで、みんなウロウロしています。奥の山田錦会館にはブドウが並べてあります。それが見る見る買われていきます。うちも急いで〈マスカット〉と〈BKシードレス/紫苑〉をゲットしました。

 あの調子だと10時30分までに全部売切れてしまうでしょう。お客さんに「ブドウを買うぞ!」という迫力がありました。世の中は三連休で、みんなどこかに行って何かしたいんですね。
 午後は絶好の外仕事日和ですけど、阪神タイガースの試合があるのでテレビ観戦応援。負けました。打てない。情けない。あーあ。
 
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家で外仕事をしました。

2024年10月11日 20時06分21秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日のタイトルは「家で外仕事をしました」です。「家で」とわざわざ書いたのは、車で一歩も出掛けなかったからです。80歳を過ぎた田舎住まいの老夫婦が「車で外出しない」ことがそんなに珍しいか。実はそうなんです。
 月初めにカレンダーに記入するのは/歯医者さん/大将軍神社お参り(16日)/月曜日のゴミ出し/だけです。それなのに月の半分以上、20日くらい車で出掛けています。悠々自適/晴耕雨読/行雲流水/の〈田舎暮らし〉といいながら、刺激を求めるのか結構三木の町やホームセンターに出掛けます。おじいさんおばあさんのくせに〈出たがり〉です。ま、性分ということにしておきましょう。

 先日作った三角の資材置き場(道子さんの『菌ちゃん農法』の畝づくり)ですが、屋根のシートを丸天井風にしました。太い針金でシートを支えます。ヘンなものを作ったな。道子さんが「これでいい」というので「これで完成」にしておきます。
 
 道子さんは「菌ちゃん農法」に「さらに力を入れよう」としています。これは菌ちゃん農法の畝です。キュウリが驚くほど採れました。ほかの野菜もよくできました。

 いい土になっています。来年はもっと畝を立派にしようと目論んでいます。「えらいなあ」とぼくは見ているだけです。

 兵庫知事選に稲村和美さんが立候補しますね。尼崎市長をしていた女性です。ユーチューブで立候補のあいさつを見ました。新聞記者の質問を受けて90分以上受け答えしていますが、立派ですね。感心しました。
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秋の〈焼き芋〉をはじめました。

2024年10月10日 17時47分00秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は午前中、珈琲豆を買いに出ました。「ease」で買ったのは「ニカラグア」と「グアテマラ」の珈琲豆です。ブドウは昨日買ったのでどこにも寄らないで帰ってきました。
 ここでブドウについてひと言。いま緑系のブドウでは「シャインマスカット」と「瀬戸ジャイアンツ」が売られています。どちらも「皮ごと食べられる」のがウリになっています。しかしぼくは「いい味」で食べたいので皮をむいて食べます。舌ざわりがいい。皮のむきやすさはシャインマスカットです。味もこちらが上。いま買ってる分が無くなるまでたのしみます。
 午後は今年の〈焼き芋〉第一号。先日「紅はるか」を10キロ買いました。5,6回は焼き芋ができます。

 火のお守りをしながら、しばし裏山の秋を眺める。もうすぐ「風のない、静かな木立ちから、クヌギ、コナラの葉が落ちてくる」。「ああ、秋だなあ」と思う。そんな時間がとても好きです。

 たき火をしながら落ち葉をサラエ(レーキ)でかき寄せました。低い石垣が見えます。この石垣はドボジョ気取りの道子さんが10年ほどまえにセメント工事をしてつくりました。ぼくはノータッチ。10年たっても石垣は健在です。
 道子さんは〈栗拾い〉を待ちきれず、ブルーシートを敷いて栗のイガを落として中の栗を収穫しています。

 それぞれに秋をたのしんでいる老後です。2006年12月からの「古希からの田舎暮らし」がもうすぐ満19年になります。  
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秋はいろいろ実ります。

2024年10月09日 18時06分03秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は〈今年最後の三木のブドウを買う〉〈「ease」で珈琲豆を買う〉ために外出しました。蕎麦屋・稜庵近くの民家で〈シャインマスカット〉〈BKシードレス〉を買いました。珈琲豆店は10時開店なので、それまでに「よかたん」に行って黒豆・大根を買うつもりでした。ところが「よかたん」にはブドウがいっぱい売ってあります。「よかたんは人が殺到してブドウ争奪をするのでやめとこう」と思っていました。そうでなく、みんな、広い売り場で悠々と買ってます。
 そうか。よかたんで買えばいいんだ。「でも今年はもう買うのやめよう」。解禁の8月10日から、毎食後のデザートとしてブドウをたのしみました。2ヵ月もたのしめる果物って、ほかにあるでしょうか。
 珈琲豆の〈ease〉に引き返してみると10時を過ぎてるのにまだ開いていません。掲示を見ると平日は11時開店となってます。その間に東条町にまわって「道の駅と曼殊沙華を見てこよう」。東条町の道の駅にはブドウはもう売ってありません。〈黒豆の枝豆〉がいっぱい売ってあります。曼殊沙華は今年は遅く咲いていますから、とどろき荘裏もいま花盛りでした。見た見た。珈琲豆屋さんに引き返しました。
開いていません。よく掲示を見ると〈火,水〉は休みです。火曜日は休みと思っていたけど、水曜日も休みなんだ。掲示をしっかり見なかったから無駄足でした。年寄りは〈あわてんぼ〉で、すぐにわかったような顔して〈早とちり〉なんだ。今ごろ気づいても遅いけど。
 昼寝のあとはナスビを焼きました。それから〈焼き芋〉のために焚き木を切りました。

 太い枝を拾ってあるので、それを燃やしやすいように切ります。こういう枝を切るには丸鋸がいい。チェーンソーやレシプロソー(電動手引き鋸)より便利です。
 焼き芋の用意はできました。明日から焼き芋をします。
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散髪しました。

2024年10月08日 20時04分35秒 | 古希からの田舎暮らし
 書いておかないとすぐ忘れます。散髪の基準日を1日にしていたつもりですが、だんだんずれて8日になりました。
 いま口吉川町は〈稲刈り〉の最中です。いま雨が降るのはよくない。晴れの日がつづいてほしいです。
 作家・吉村昭の随筆集『回り灯篭』を拾い読みしています。図書館で借りた本ですが、手元に置いておきたい本です。彼の文は、どの文も地に足がついている感じがします。文字だけすべってしまう文が一文もありません。確かな手ごたえの文を読むと、気持ちがいい。
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小野市でランチしました。

2024年10月07日 17時33分48秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は雨で外仕事ができません。「出掛ける用事」を片づけることにしました。
① 道子さんのマイナンバーカード更新(市役所で) ② ぼくの運転免許証を受け取る(一ヵ月前に申請した。小野警察) ③ エクラホールの喫茶店でランチ(有名シェフのランチ予告が先月あったので) ④ 明日の〈燃えるゴミ〉〈プラスチックゴミ〉を出しておく。
 (※当日の朝は交通量が多くて県道を横断しにくいので前日に出します。うちの村のゴミステーションはガードが完璧です。広く頑丈で、収集前日にゴミを出しても大丈夫です)
〈燃えるゴミ袋〉と〈プラスチックゴミの袋〉を積んで、家を出ました。ところがそのまま市役所に行き、車を降りるときになってから「村のゴミステーションに寄るのを忘れた」ことに気づきました。これから小野市に行くのに、ゴミ袋を積んだままはイヤです。ゴミの臭いがこもるだろう。仕方がない。村のゴミステーションまで帰ろう。
 すぐ前のことを忘れる。年寄りにはよくあることです。
 小野市の警察署で「新しい運転免許証」を受け取りました。2027年(令和9年)11月までの運転免許証です。満90歳になります。生きておれば。
 お昼になったので、エクラホールの喫茶店でランチです。「有名シェフのメニュー」と先月予告がありましたが、さて。

「トマト・ハンバーグ」のランチです。おいしかったです。道子さんは「エッグ・サンド」と紅茶のランチ。

 緑の芝生広場を眺めながら食べました。眺めているといい気持ちになる広場です。芝生に雑草が一本もありません。

〈刈り込み〉もしばらく眺めたくなる〈たたずまい〉です。小野市のガーデニングはほんとに気が利いています。「毎日でもエクラホールに来たいね」と道子さんはいいます。

 
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資材置き場をつくりました。

2024年10月06日 18時21分49秒 | 古希からの田舎暮らし
 村の農家の方に頼んでいた〈稲わら〉を「取りに来てください」と連絡があり、軽トラで田んぼにもらいに行きました。

 もらってきた〈稲わら〉です。たくさんもらいました。道子さんは、〈菌ちゃん農法の資材〉として、〈イチゴの下に敷くわら〉として、つかいます。
 その資材置き場を完成させようと、午後は熱心に仕事しました。とりあえず三角の枠はできたので、ブルーシートを張って〈わら〉を入れました。

 資材置き場は三角形のままです。これからぼちぼち手を入れて、資材置き場にします。
 
 さて、兵庫県の知事選挙のことですが、斎藤元彦はひどい知事でした。その行状は全国に知られ、今度の「知事選」は注目されています。ところが兵庫県では、共産党/維新/自民党/は独自の候補を立てようとしています。乱立です。みんなで不信任しておいて「再び知事になろうとする斎藤元彦にストップをかける」ためには、みんなで相談して一人の候補者を盛り立てるのがいいでしょうけど。
 兵庫県の人たちは、この知事選とどう向き合うか。全国の人が、兵庫県民の民度を推しはかっています。
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ゴミステーションの草刈り

2024年10月05日 23時48分12秒 | 古希からの田舎暮らし
 今日は「やる気を出しで草刈りしよう」と思っていた「ゴミステーションの草刈り」をしました。昼寝のあとに。

 いつもの写真とちがう、少し離れたところから撮りました。田んぼは稲刈りがすんで、切り株からひこばえが生えています。ここの田んぼは酒米の〈山田錦〉でなく、早場米の〈きぬひかり〉だったのでしょう。山田錦の産地である三木市吉川町・口吉川町では10月中旬が稲刈りの季節になります。
 草を刈りながら思いました。「この村に暮らして村の保健衛生委員になったときから、15年ほどゴミステーションの草刈りをしてきたけど、85歳になったらやめよう」。その後「草刈りする元気が残っている。もう少しやってみよう」。そして87歳になります。まだ少し元気が残っています。10月で今年の草刈りはおしまい。来年の4月にまた刈るつもりです。どうなるかな。
 帰りがけに福地池のほうをまわってみました。

 カラカラだった福地池に水がたまっています。水位はまだ3メートル以上低いのですが、先日の雨で池がひと息つきました。ため池はやっぱり満水がいいです。龍神さまにお参りする用意はしていましたが、先に雨を降らせていただきました。お礼のお参りをします。

 午前中は買い物に出ました。道子さんは〈秋の苗〉をいろいろ買いました。ぼくは大豆のほかはノータッチです。サツマイモをつくらなくなりましたし。さて、上の写真ですが、ローソンそばの樹です。地上に出た樹の根元に祠が乗っています。根元まわりには曼殊沙華が咲いています。〈撮影スポット〉になるので、昨日もカメラを持った人が樹のまわりをうろうろして写真を撮っていました。ぼくは下から撮っただけ。いまごろ曼殊沙華が満開です。今年はきれいに草が刈ってあり、いい写真が撮れそうな感じです。
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〈四国遍路〉の本

2024年10月04日 20時44分33秒 | 古希からの田舎暮らし
 ぼくは40歳の頃から、〈四国遍路〉の本を図書館の本棚で見ると、借りることにしています。いままでかなりの本を読みました。このたびは、岩波新書の『四国遍路』辰濃和男・著 2001年刊 を借りて読みかけました。著者は朝日新聞の天声人語を担当した人ですから文章も内容もあって、〈読みごたえ〉はあります。しかし30ページほど読んでやめました。いい本ですけど、今のぼくには、ゴチャゴチャ〈思い〉を書き連ねるのを読むのが面倒になりました。出版して一ヵ月で版を重ねていますからよく読まれているのでしょう。
 ぼくは一冊だけ四国遍路の本を持っています。その「四国遍路」の本をいま読みはじめました。その本は、『私のお遍路日記』(歩いて回る四国88ヵ所)佐藤光代・著西日本出版社 2005年刊 です。この本は、何度も読み返えした本です。若い女性が一人で、歩き遍路をなしとげます。悲愴ぶったり、力みすぎたりしないで、素直にはじめての四国遍路をやりとげる。
 お寺の歴史がどうとか、途中の景色がどうとか、何の目的で歩いているか、など面倒な思考は一切ありません。毎日のお遍路の様子を書いているだけです。それを読むのが気持ちいい。一言でいうなら「さわやかです」。
 彼女は本の〈あとがき〉に書いています。引用します。


 お遍路に行ってよかった。旅で想像を越える険しい道を歩き、限界を越える距離を歩いたことで、自信が持てた。こんな自分にもできることがある。自分の足下に分厚い土台(10センチくらいだけど ……)が、できたような感覚がある。何かをつかんで帰りたいと思った私は、そんな自信を得たのかもしれない。   (中略)   すっかり普通の生活に戻って、毎日幸せに過ごしている。


 足下に分厚い土台ができた。(10センチくらいだけど)  と書いてあります。ここを読むとうれしくなる。この書き方が気に入ってます。ぼくは退職して、父が亡くなったとき、道子さんと車で四国遍路をしました。そして、「いつか〈歩き遍路〉をしたい」と心のどこかにずっと思って生きていました。87歳になってもう無理ですが、いままた佐藤さんの本を読み返して、遍路に行った気分になりたいと思います。
 
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またまたブドウを買っちゃった。

2024年10月02日 18時19分21秒 | 古希からの田舎暮らし
 三木のブドウはおしまいです。旧JAの売り場も市役所駐車場の売り場も里脇など道端の売り場もなくなりました。ところが蕎麦屋・稜庵の近くの民家売り場は、まだまだ健闘しています。市内に出掛けるのが好きな「80代じじばば」は今日もあちこちに出掛けました。
 豊池郵便局 → 三木の図書館 → 吉川町・民家のブドウ売り場 → 蕎麦屋・稜庵で「ざる蕎麦」昼食 → スーパー・フレッシュで買い物 → 珈琲豆屋ease(火・水は休みでした) と車でまわり、昼過ぎに帰宅して昼寝しました。

 今日買ったブドウです。ピオーネ/瀬戸ジャイアンツ/クインニーナ/の組み合わせです。お店の人にたずねたら、この「ブドウ売り場」は、なんと10月いっぱい開いてるそうです。〈よかたん〉〈東条道の駅〉もおそくまでブドウを売っています。おそくまでたのしめるなあ。
 さて彼岸花が今ごろになってあちこちで咲いています。今年はお彼岸も暑かったので開花が遅れたのでしょう。

 我が家の裏山にも咲きはじめました。通路の真ん中に咲いている彼岸花です。去年まで咲いてなかったのに、どうしていきなり咲くのでしょう。大歓迎ですけど。
 
 なかなか仕事をする気にならず、昼寝から覚めてもグズグズしていましたが、4時過ぎになってからちょっと仕事をしました。道子さんに頼まれた「菌ちゃん農法資材置き場」です。まだ途中です。出来上がりはいつになることやら。

 
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