懐かしの“デパ地下・回るお菓子売り場”、西日本では今でも愛され中
これを鮮明に覚えている方は確実に昭和生まれだと思います。その昔、デパートの食品売り場にあった「回るお菓子売り場」。今ではあんまし食品売り場に足を運ぶことは無いのですが、現役で稼働しているとか。スゴイな。
幼少時には買い物に付いていってお菓子を一つ買ってもらうのが楽しみの一つでした。この一つと言うのがポイントで、今ではガム付き玩具と化した食玩をメインで買ってもらってオマケを集めていたりもしましたが、百貨店に行くとスーパーで売っているようなモノは見当たらずと言う記憶があります。
そんな時に目に付いたのが、この「回るお菓子売り場」。子どもからしたら巨大なモノでして、お菓子が山盛りになって回ってくる様はまさに桃源郷と言ったところでしょうか? ただ、大半がキャンディーやクッキーの系統だったような気がします。チョコレートだと常に照明が当たっているので溶けてしまいがちなんですよね。
価格もデパート価格。量り売りで100g100円ぐらいだったように思います。発売当初が100g60円で、今では100g200~250円と結構高騰しているみたいですね。調子に乗って取っていると、すぐに300円ぐらい突入してしまって「減らしてこい」と言われるパターンはデフォルトです。そりゃ駄菓子屋感覚で取るとそうなりますよね。
その昔は当たり前にあったモノがどんどん減っていく昨今。公衆電話や食品の自販機などは細々と生き延びていますが、この回るお菓子売り場も何とか生き残っているようですね。いずれは消えていく運命だと思いますが、今でも稼働しているのは何だかうれしく思います。