104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

また惜しい人が・・・

2019年06月26日 20時00分17秒 | Weblog
作詞家の千家和也さん死去=「ひと夏の経験」「わたしの彼は左きき」
 
 
 作詞家の千家和也さんが逝去されました。世間一般的には麻丘めぐみとかキャンディーズとかなんですが、アニソン愛好家としても見過ごすわけにはいきません。
 
 
 12年前の亡くなった阿久悠先生や、一昨年亡くなった山川啓介さんほどではありませんし、正直数も少ないのですが心に残るアニソンの歌詞を手掛けられていました。記事にある「魔女っ子メグちゃん」や「花の子ルンルン」の2つだけでもバリエーション豊富だと思います。その他、ゴライオンとかも書かれていますね。
 
 
 しかし、やっぱり忘れてはならないのがピートマック・ジュニアの「ルパン三世のテーマ」ですかね。77バージョンの歌詞付きのアレです。インスト曲に歌詞を付けると滑稽になるのが多いのですが、これはさらに破壊力を増すと言う稀有な一品。原案は鴇田一枝と言う方なんですが、千家さんが捕作して完成に至ったと言う逸話があります。

♪ 男には 自分の世界がある 例えるなら 空をかける一筋の流れ星
 
カラオケに行くと、この部分だけ全員乱入してくるのは最早お約束。他人が歌っていても自分の口で歌いたくなるフレーズですね。2番の「男には 自分の世界がある 例えるなら 風を払う荒れ狂う稲光」も非常にカッコよく、甲乙つけがたいフレーズでもあります。
 
 
 
 しかしながら、こうやって専門の作詞家さんがドンドンいなくなってしまうのは哀しいモノがありますね。これぐらいのレジェンド作詞家が紡ぐ歌詞ってのは一味違うなと思いますので。