介護の世界では、仕事が早い=仕事ができる てわけじゃない。
他の職員さんの仕事を増やさない=できる介護士 てわけじゃない。
でも多いんですよね。
利用者さん第一じゃなくて、同僚の職員さんにいかに迷惑がられないかを気にしちゃう人(自分を含めてですが)
オムツをはいた方が楽=尿漏れが減る=職員の仕事が減る=利用者さんも何度も着替えなくていい
でもそれ、本当に利用者さんが望んでいること?
利用者さんの介護度にもよりますが、排尿パターンや尿量を観察して、いままでオムツをはいていた人をトイレ誘導にしようとすると、必ずこう言われます。
「オムツをはずしたら尿漏れが増える」「着替えの手間が増える」「そんな時間はない」「なぜ今までやってきたことをわざわざ変えなくてはいけないの」
人手が足りない。
次の業務、例えばお風呂だとか食事の準備に間に合わない。
多くの施設では食事時間やお風呂の時間、トイレの時間までが分単位で決められています。
その時間通り利用者さんを動かせる職員が”仕事ができる”介護士だと思われてしまう。
いやいやいや。
もちろんそんな介護士さんばかりじゃなくて、利用者さん第一で動く介護士さんもいますが、風当たりは強い。
時間がかかりすぎる。
私が来た時にまだ仕事が終っていなかった。
夜勤でペアになった時に尿漏れしていて着替えを二度もやらされた。
そんな風にさらされていれば、居心地がいいわけない。
今月もそんな介護士さんが一人、職場を去っていきました。
色々教えてもらって、私は憧れていたんですけどね。
残念。
「自分の都合で利用者さんを動かさないで」と言われた事、今でも忘れないようにしています。
とはいえ、職場は他の職員さんの協力なくしては成り立たない。
う〜ん、人手不足で業務に追われ、みんないっぱいいっぱいなんですよね。
できるなら一人一人の利用者さんにもっと時間をかけて関わりたいとみんな思っている。でも現実問題それは難しい。
そんな福祉施設、多いんじゃないかな。
こちらのブログは、福祉の仕事をされている方の気持ちが、とてもよくわかります。
私に何ができるということはありませんが、現場の声を伝えてください。
正直業務に追われ、散歩やお話し相手になれる時間が少ないのが現状です。
そんな現場を見て「思っていた介護と違う」と現場を去っていく介護士さんもみえます。
介護士も業務ばかりじゃモチベーションが続かないんですよね。基本、お年寄りが好きな人や人の役に立ちたいって介護士になる人が多いので。
腰痛はもう職業病ですね。
接骨院やマッサージに通っている人多いです。
息子さんは福祉の仕事をされているんですか!
大変なことも多いと思いますが、やりがいのある仕事だと思います。
福祉の現場が少しでも良くなればいいんですけどね。