『タブロオ・マシン【図画機械】 中村宏の絵画と模型』を
練馬区立美術館で観てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/40/ea63506cbcc195252c72d4fb28d3cd1d.jpg)
久々に、強烈な衝撃を受けた展覧会でした。
中村宏さんは1932年生まれの御年78歳、練馬区在住の画家です。
多くの作品が練馬区立美術館に収蔵されています。
60年代の「モンタージュ絵画」
70年代の「青色・空気遠近法」
80年代の「タブロオ・マシン」
機関車、飛行機、セーラー服、立入禁止・・・
絵柄や技法は異なりますが、作者の「妄想」は一貫しています。
一貫したエロティシズムを感じます。
セーラー服は
上着が水兵の制服(男性)、下はスカート(女性)であり
両性具有的である・・・
こんなこと誰が思うでしょう。
機械化していくセーター服の少女を描いた『似而非機械』。
なんという妖しさ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c4/089435772a2e7d830c17189f61c04cd8.jpg)
壁に作者のものと思われる言葉がいくつか書かれていました。
その一つ、
事件性がないとほとんど描く気がしない。いわゆる「癒し」の絵など私には描けません。
全面的に首肯できる言葉です。
「事件性」という言葉を「狂気」に置き換えても差し支えないと思います。
この作者は明らかに「違う世界」を見ています。
2000年代の作品も展示されていましたが、
手法は異なるものの「妄想」は全くぶれていません。
観ていて涙が出そうになるほどの衝撃でした。
入館料500円。練馬区立美術館恐るべし!
練馬区立美術館で観てきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/40/ea63506cbcc195252c72d4fb28d3cd1d.jpg)
久々に、強烈な衝撃を受けた展覧会でした。
中村宏さんは1932年生まれの御年78歳、練馬区在住の画家です。
多くの作品が練馬区立美術館に収蔵されています。
60年代の「モンタージュ絵画」
70年代の「青色・空気遠近法」
80年代の「タブロオ・マシン」
機関車、飛行機、セーラー服、立入禁止・・・
絵柄や技法は異なりますが、作者の「妄想」は一貫しています。
一貫したエロティシズムを感じます。
セーラー服は
上着が水兵の制服(男性)、下はスカート(女性)であり
両性具有的である・・・
こんなこと誰が思うでしょう。
機械化していくセーター服の少女を描いた『似而非機械』。
なんという妖しさ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c4/089435772a2e7d830c17189f61c04cd8.jpg)
壁に作者のものと思われる言葉がいくつか書かれていました。
その一つ、
事件性がないとほとんど描く気がしない。いわゆる「癒し」の絵など私には描けません。
全面的に首肯できる言葉です。
「事件性」という言葉を「狂気」に置き換えても差し支えないと思います。
この作者は明らかに「違う世界」を見ています。
2000年代の作品も展示されていましたが、
手法は異なるものの「妄想」は全くぶれていません。
観ていて涙が出そうになるほどの衝撃でした。
入館料500円。練馬区立美術館恐るべし!