老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

757;ジッとしている

2018-05-27 05:45:13 | 老いの光影 第2章

ジッとしている

路傍に咲く雑草花
何処に行けず
此の地に生き
毎年花を咲かせる

余は流転の暮らし
花を咲かせることもない

在宅を訪れると
91歳の美紗緒婆さんは
歩行器につかまり自宅の庭位なら歩けのに
太陽を浴びることもなく
一日中
炬燵のなかに潜りジッとしている
用足しには3、4回トイレに行くが
そのときは歩かず
這うか躄(いざ)りで
蟹のように移動している
何もせずに
掘り炬燵に足を垂らし
ジッと坐ったまま
何もするわけではない
ジッとしている
首を垂れたまま
眠っているのか
起きているのか
わからない
楽しいのであろうか
毎日同じことの繰り返し

或る特別養護老人ホームを訪れた
全ての特別養護老人ホームや老人保健施設がそうだとは言わないが
介護施設で過ごす多くの老人は
テーブルの前に置かれ
車いすに座りジッとしている
両隣や向かい側にも
車いすや椅子に座ったままの老人がいる
お互い言葉を交わすこともなく
此処でも
眠っているのか
起きているのか
わからない
定時のおむつ交換か
食事の時間まで
ジッとしている

ジッとしたまま
老いを過ごすのは
辛く悲しい

でも
住み慣れた家で
ジッとしているのと
介護施設で
ジッとしているのとでは
ジッとしている意味は違うような気がする

それは風景の違い
そのことは次回に述べていきたい


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

755;109歳のお婆ちゃん 内視鏡の手術成功

2018-05-23 19:17:51 | 老いの光影 第2章
109歳のお婆ちゃん 内視鏡の手術成功

5月18日の出来事
109歳の安達サタさん(余が担当するケアプラン最高齢)が
熱発、腹部痛により救急搬送により芳賀赤十字病院入院となった
救急外来で診断の結果 総胆管結石であり、治療は急を要する

医師からは3つの治療法を提示された
1つ目は 点滴だけで積極的な治療はしない
食べれなくなり、苦しみながら2,3日後には死亡する

2つ目は 開腹術。これは年齢的には無理。

3つ目は 内視鏡による手術。
主治医からは
過去の症例では90歳代の老人の内視鏡による手術は行ったが、
まだ100歳以上の症例はない
麻酔を行い、手術が成功しても
術後肺炎などの合併症や
麻酔から目が覚めないなどの
危惧があると

家族は
3つ目の治療方法を選択した

総胆管結石の採石をすることを目的とし、
内視鏡により治療を行った

19時頃手術を終え、
医師より説明を受け、
親指以上の大きさの結石が採石された。
翌日、麻酔から目が覚め、ホッとする
合併症もなく無事帰還

5月21日 面会に行った
生命力の強さに圧倒
馬蹄形の歩行器につかまり病棟内を歩く

夫は太平洋戦争で戦死
女手一つで6人の子どもを育てあげてきただけに
生きる力は人一倍強いだけに
束縛されることに抵抗
点滴の針を抜いてしまう
それで
抑制され
身動きができなくなった
抑制帯をするり抜け
外してしまった

病棟看護師に時間をとって頂き
退院に向け話し合いを行った
看護師からは血液検査を行い「異常なし」と
食事が摂れるようになれば
退院ができる

退院できるような状態になれば
1日も早く退院をさせたい旨を伝えた

5月26日の午後 退院が決まった
土曜日だけれど
病院に行くことにした


内視鏡外科手術は腹腔(おなかの中)に小さな穴(3mm~10mm)を数ヶ所あけ、
そこから内視鏡と細い手術器具(鉗子)をいれて、テレビモニターを見ながら行います

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

754;~に限って

2018-05-23 04:27:32 | 老いの光影 第2章
「~に限って」

子どもがコンビニで万引きをした
そのとき
親は我が子に限って、と思ってしまう
確かに
我が子を信じることは大切
でも
疑ってはいけないが
万引きをした、という
事実に向き合うことは大切

老いた母親が
掌に丸めた団子が握られてあった
よく見ると
それは大便であった

手にした団子を見せられても

母親が
物忘れが増えてきたことは
理解したつもりでも
我が母親が
まだ
重い認知症とは
思ってはいない
いや
信じたくはない

認知症が進んだ事実を
伝えるのは
勇気が居る

癌告知と同じで
告知した後
どうするか
そのことのほうが
大切なのかもしれない

万引きした子どもを叱ることより
物忘れをした老親を
「しっかりしてよ」と叱るより
どうそのことに向き合い
生きていくのか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

741;自宅で死ねて幸せだった

2018-05-06 22:47:05 | 老いの光影 第2章
自宅で死ねて幸せだった 

18時50分頃
肺水腫により三郎さんが
眠るようにして自宅で
永遠の眠りについた
92歳だった
長男から息がしない、と電話が入り
急いでキャンバスに乗り三郎さん宅に向かった
8分後には到着
三郎さんの手を握るとまだ温かった
本当に穏やかな表情だった

今日午後4時頃は
三番目の孫娘から好きな蒲萄を食べさせてもらい
恵比須顔の三郎さん
最期まで自宅で死にたい、と話され
長男夫婦に看取られた
ヘルパーにおむつを取り換えてもらい
訪問看護師はエンゼルケアを
日曜日で主治医に連絡がつくかどうか杞憂したが
早く連絡がとれ、死亡確認を行うことが出来た

大の病院嫌いで
前回はSpO2が70台まで下がり
先月は急遽搬送し入院した
その後回復し退院
酸素療法となり訪問看護 訪問入浴 訪問介護を入れ
看取りの支援体制をとってきた

食べたいものを食べ
傍らには妻が居て
つねに母屋から長男嫁、長男が訪れ
家族の絆(つながり)があった
病院のベッドではなく
長年生活してきた自宅で亡くなることができた三郎さん
本当に幸せ者だった
今の世の中
なかなか自宅で死ぬことは稀である

私も自分が望む処で死にたいものだ


三郎さん 哀悼の意を表し 安らかにお眠り下さい
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

738;休日

2018-05-04 20:50:00 | 老いの光影 第2章
休日 

神様は安息日がある
カレンダーに日曜日がある

在宅介護は休日がない
安心して「預ける」ショート事業所が
どの位あるであろうか

多くのショートの実態は
車いすに座らせてテーブルの前に置かれているだけ
それでも在宅介護者にとっては
ショートに「預ける」ことで
介護者にとり
つかの間の休息日
解放された自由な日

介護者が不足している
介護福祉士の資格を持ち拾年以上介護に従事している人に
毎月8万円の手当がつく、と国は宣伝しているが
介護福祉士の資格がない人は
8万円の手当をつける「資格」が無いというのか
嘘までつきながら8億円もまける財務省さん

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

729;月月火水木金金

2018-04-29 03:31:38 | 老いの光影 第2章
飛行機は着陸地がある 介護はいつまで飛び続ける(神戸空港)

月月火水木金金

ゴールデンウィークが始まった

在宅介護者、介護従事者は
ゴールデンウイークは無く
在宅介護者は
月月火水木金金の日々で
介護に休みは無い

月月火水木金金
今は死語となっているが
在宅介護者は
いつまで続くか わからない
先が見えない
月月火水木金金

手抜き息抜きの介護を勧めたい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

721;気にならない

2018-04-24 21:49:05 | 老いの光影 第2章
気にならない

今日電話が入った
「97歳のお婆ちゃんをデイサービスに行かせて欲しい」
と介護相談

その日の午後4時に
自宅を訪問し話を伺う

70半ばの息子夫婦
視力が落ち気にならないのか
テーブルの上は埃だらけ
ノートや手を乗せると
そのまま置いた形の跡がそっくりきれいになり
そのものの形ができてしまう

長男嫁も視力が落ち
テーブルの埃に築かない
老いて往き
視力が落ちることで
埃や塵が気にならずに
生活できる

気になる人は長生きが出来ない
あなたはどちら派なのであろうか




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

720;親の責任

2018-04-24 04:39:59 | 老いの光影 第2章
窓から青空と白い雲を眺めみる

親の責任

90歳を超えた母親
要介護5から要介護3になり
軽くなったとはいえ
まだ介護を要する状態

同じ敷地内に
長男夫婦宅と隠居宅が建つ
長男嫁は家事能力がなく
料理が出来ず「うつ」状態
長男は
民生委員の任を受けているが
母親の面倒は何ひとつ見ておらず
大きな声で老いた母親を怒るだけ
何が民生委員か、と
思いたくなる
そう感情的になっても仕方がないが・・・・

長男に不満を抱きながらも
葬式のお金と言って
長男に300万円の通帳と実印を渡した母親
お金を渡せば死後まで面倒を見てくれる、と
錯覚する親

息子夫婦や子どもから大切にされたいと思うならば
お金は葬式代とお墓代だけを残し
あとは自分の為にきれいに使い切る
お金がない親は
「お金がある振りをする」
子どもたちはお金があると思い
大切にしてくれる
これは俗世間的な話だが・・・・

60前後になっても
兄弟姉妹でいがみ合うのは親の責任
長男と次男が対立
無理してまで長男を東京の私大に入学させた親
長男は女に溺れ2年で中退し
女を連れ
東北に帰ってきた
長男の学費を工面するために働いていた父親は40代で他界した
次男の進学は夢を絶たれ
高校卒業後
自力で放射線技師の資格を取得した
次男も大学へ進学したかった
父親を早死にさせたのは長男と思い込んだ次男
父親の死を境に
長男と次男の軋轢が始まった
それは
母親の介護にも影を落とす
長男はいまだに自立できず

長男対次男・長女
子どもがいがみ合うことに
腹を痛めた母親は悩む
それは母親の責任でもある
ハッキリとした口調で
男のような性格で物事を話す老婆なのだが
長男にはハッキリと言えない歯痒さ

その間(はざま)で悩むケアマネジャー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

717;仏壇に話しかけ

2018-04-22 05:23:41 | 老いの光影 第2章
仏壇に話しかけ

ひとり暮らしの88歳の阿部静江お婆ちゃん
軽い物忘れはある程度で
ご飯や味噌汁はまだつくれる
おかずはスープが冷めない距離に
長男家族が住み
嫁が届けてくれる
ひとり暮らしを楽しんでいる
週2回デイサービスを利用
要介護1

ひとり暮らしなので
話し相手がいない
在宅訪問のときは
話しが弾む
(次の在宅訪問時間は余裕を持っている)

ひとり暮らしは
話し相手がいないから
人によっては
言葉を忘れていく老人もいる
静江婆さんはそんな心配はなく
朝起きたら
生きていたことに感謝する
顔を洗い
お供え物(水、ご飯など)をあげ
亡き夫に話しかける
デイサービスであった出来事や
ケアマネと話したことなどなど
知らない人がみたら
なに独り言を呟いているのか、と

毎日、仏壇に話しかけることは
いいことですね
と 話した
自問自答
亡き夫に話しかけていること
それは
もうひとりの私との会話
言葉を失わない生活

私も寝るとき朝起きたとき
自分の頭のなかで
言葉を綴ってみる
静江婆さんから
大切なことを教えてもらった
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

707;食べたい物を食べて死にたい

2018-04-13 20:46:35 | 老いの光影 第2章
食べたい物を食べて死にたい

デイサービス桜に週6日通う
92歳の松原智恵さん
脱水症が原因で
寝たきりになった要介護5の婆さん

デイサービス桜のお蔭で
2足歩行ができるようになり
要介護も3にレベルアップ

元気になったことで
大きな声で話す
「私が死んだら棺桶に”筋子”を入れて欲しい」
〔死んでから棺桶のなかに眠っている智恵の唇に筋子を乗せてもらって、智恵さん嬉しいかい〕
「やっぱり生きているうちに 好きな物を食べて死んだ方がいい」
〔私も好きな物を食べて死にたい~〕
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

705;いろいろ有り過ぎた1日

2018-04-10 21:55:57 | 老いの光影 第2章
いろいろ有り過ぎた1

今日はいろいろ有り過ぎた
12日退院に向けカンファレンスがあり
在宅復帰に向けての受け入れ準備
 訪問看護
 訪問介護
 訪問入浴
 車いす貸与
 スロープ貸与
上記の介護サービスの手配(段取り)を早急にせねばならない
92歳の頑固爺さん
早く家に帰りたい、と叫んでいた

病院の玄関を出たとたん
スマホが鳴りだし
耳に近づけたら
慢性肺疾患で入院したと
93歳のおばあちゃん
こちらはサービスの休止を電話連絡せねばならない
 デイサービス
 ショート
 訪問リハビリ
 福祉用具貸与

ショートの施設で
トラブル多いと
施設から苦情の電話
一方的に4月30日で退所
家に帰されても病弱な老夫が介護できるわけでもないのに
施設をだされそうになった72歳の女性
家に帰されても受け入れ体制ができないまま帰すのは
余りにも酷く 老夫婦は共倒れになってしまう
と抗議をし 5月31日までショートを延長することができた
問題解決の先延ばし?
問題を解決できる時間に余裕ができ
これからどうしたらいいか
検討し行動に移していかねばならない

デイサービス利用者の72歳の男性が
意識消失
外食している最中だったので
救急車を呼ぶわけにもいかず
デイサービスの車で
病院まで搬送し
受診
心臓の機能が低下し、不整脈があり
ペースメーカーを設置しなければ
意識消失の繰り返しがある
2日後に循環器科受診することになった

58歳の男性
生活保護受給者
変形性股関節症で膝を曲げずになんとか歩行
2号被保険者

自称「元○○組で
前科10犯、刑務所は5回入ったと
自慢げに話す彼
地元の病院入院を拒否されてしまった
入院できるよう電話の向こうから大きな声で騒いでいる
その電話の対応に30分
この電話が一番疲れた

これから5人の出来事を
支援経過として記録してから寝る
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

704;大福餅

2018-04-10 05:07:42 | 老いの光影 第2章
大福餅

今日の早朝
息子元気(beagle犬)と
阿武隈川の辺を
散歩していたら
路の真ん中に
大福餅が落ちていた
幸い烏にも食べられておらず
無傷の大福餅であった

誰か散歩のとき落したのであろうか
誰もいなければ大福餅を拾い
息を吹きかけ
手で気になるところを削りとり
大福餅を食べただろうか

どれだけの蟻の数が集まれば
大福餅を運ぶことができるのか
散歩しながら想像してみた

大好物の大福餅
もしあなただったら
大福餅を
うっかり
食べそこね路上に落してしまった

大福餅
そのままにして置きますか
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

698;邂逅(かいこう)

2018-04-06 05:19:00 | 老いの光影 第2章
異人館街から見た神戸

邂逅(かいこう)

「邂逅」 という何だか難しそうで意味がわかりにくい文字
小説の題名は忘れてしまったが、私は小説で「邂逅」という漢字に巡り合った
邂逅とは 再会

デイサービス桜でのできごと

72歳を過ぎた高次機能障害を抱えた爺様
理解力、判断力、短期記憶力など低下しているのに

認知症を抱えた恩師が初めてデイサービスを利用された日
恩師会澤さんに再会し
スタッフに「(あの人は)会澤さん」と声をかけた

声をかけられた会澤さんは振り向き
「浅山さんかい」と答えた

デイサービスで恩師と教え子の邂逅場面に
眼がウルウル、ウルトラマン

秀樹も感激!
私も感激した!

だからお祝いに 柏餅を利用者とスタッフに奮発~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

696;飢餓

2018-04-03 04:18:13 | 老いの光影 第2章

飢餓

飢餓
飢える
餓える
飢餓は余程
食べることに餓えた状態に放置された

消費期限が切れた弁当が
コンビニの片隅のゴミ袋に捨てられた
飽食の日本

家があり
息子夫婦は居るのに
老いた親は
食べる物もなく
放置されたまま
それでも
家族愛に飢えた老親は
息子夫婦を庇い
「食べている」と話すが
デイサービスでの昼食を摂るときの様は
食に飢えた動物の様であり
皿に残った汁まで舐め尽くす
隣りにいた老いた女性は
「舐めた皿をきれいに洗っても その皿では食べたくない」

食べる とは・・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

692;笑えた老夫婦

2018-03-27 21:12:01 | 老いの光影 第2章
笑えた老夫婦

今月は在宅訪問36軒行った

85歳の脳梗塞後遺症の爺様
軽くすみ、歩行器で室内外を歩いている

妻は83歳、物忘れが始まった
というが、何を忘れたか 数分後に思い出す
まだ呆けてはいない、と笑ながら話す婆様

病気する前は酒飲んべで、その上煙草も吸ってた
脳梗塞になってからは 酒煙草はやめた

昔は見合い結婚ならまだしも
親の知り合いの口利きで
いまの爺様と一緒になった

爺様と結婚して「当たり」「外れ」、どっちか、と尋ねると
婆様は躊躇することなく「外れた~」と答える
傍に居た爺様は「俺は当たりだった」

婆様は こんな山奥
狸か猪しか棲まないところに
嫁ぎたくなかった
親が決めた結婚だから
反対もできない、親の考えに従うしかなった
携帯電話のアンテナが立たず 黒電話しか通じない
陽があたらない山里に棲む

爺様 婆様 今年で結婚60年
婆様 煮魚の骨を1本1本 箸でとり除き
骨抜きの魚を爺様にあげている

お互いポックリ死にたいものだ
婆様は爺様に話しかける
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする