老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

776;忘れたい嫌な記憶

2018-06-11 16:12:29 | 阿呆者
忘れたい嫌な記憶

齢を重ねに重ね
還暦を過ぎた現在(いま)
忘れたい嫌な記憶が幾つかある

辛い記憶や苦しい記憶、悲しい記憶は
忘れたいとは思わない

記憶が脆くなったとき
最後まで残る記憶は何であろうか
気になるところである

出来るものなら
嫌な記憶を消してしまいたい

775;品のない話だが大切な話

2018-06-11 06:13:31 | 介護の深淵
品のない話だが大切な話

品の無い話
下品な話
汚い話
そう思われてしまいますが
最後までお付き合いのほどを

人間の
汚い場所というか
不潔 不衛生なところは
肛門 陰部 と思うが
それ以上に不潔な場所は
首から上
顔なのです
目糞 鼻糞 耳糞 歯糞 
というように
様々な糞があるのに
人間はなかなか気がつかない

顔にこれだけの糞があるので
毎日洗顔しないと
不潔極まりない

老人が入院し
病状が重くなり
寝たきりになると
ケアがなおざりにされると
老人の顔は
たちまち不潔な状態になってしまう
おしぼりタオルで
顔を拭くだけではきれいにならない
口腔ケアがなされていないために
口の中は
粘々したものが纏わりつき
緑色白色が混じった色が
口の中、歯にベッタリと付着
唇はカサカサになりひび割れ
酷いときには歯茎や唇から血が滲み出ている
眼の淵には
目脂があり
鼻の淵はあぶらっぎている

点滴されても
こんな汚い顔では、と
思ってしまう
面会にいくたび辛くなる

食べたり水を飲むこともできなくなると
口は使わなくとも
口のなかは汚れることに気づいて欲しい
1日たりとも歯を磨かずに
あなたは過ごすことができなすか
「否」
寝たきりで
身動きができず
洗面所へいくこともできない重症患者(寝たきり老人)

口と同じく不潔になる場所は

使っていると手は
よく洗う
トイレに行くと手を洗う
手は使わなくても
空気や汗などで汚れる
何日もそのまました掌の臭いを
嗅いだことはありますか
酸っぱく腐った臭い
掌を洗うと
消しゴムのようにボロボロと垢が出て来る

顔をきれいにする
簡単なことのようだが
できない

歩くことできなくなり
昼夜ベッドで臥床している人に
首からの上と掌に
きれいにすることが大切
介護とは
だれでもできることもある
簡単なことができにくい
ベッドサイドのケアが大切であることを
ナイチンゲールは
『看護覚え書』のなかに書いてあった

774;雨の悲喜

2018-06-11 05:40:03 | 犬と人間
雨の悲喜

長雨が続く
雨で喜ぶものたち
緑の子蛙は
雨に濡れた葉の上を飛び跳ねている
蝸牛は
ゆっくりと
葉の上を歩いている
小雨なら
傘無しで歩くには気持ちよいが
大雨降りが長引くと
川の氾濫や土砂崩れが心配
雨が止むと
つい傘を置忘れしまうたび
傘を買う私