老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1306;生きる

2019-12-10 04:40:07 | 空蝉
生きる




自分が生まれた年に
黒澤明監督のモノクロ映画『生きる』が上映された

自分が『生きる』を観たのは介護の世界に足を入れた32歳の頃であった
衝撃であった
癌の宣告を告げられ
残された生の時間は少ない、と知ったとき

そのとき自分は何を思うのであろうか

主役 渡辺勘冶の志村喬 の演技は素晴らしかった

残された時間 公務員(市民課長)として
なにができるのか

そのこころにヒトカケラの美しい思い出を遺す(残す)

いままで生きてきた
軽薄な死を反省し
未来の子どものために公園を造り残した勘冶

32歳のときにこの映画を観て
成長しなかった自分の生の軽薄さを思うと
本当に怠惰な自分だと感じてしまう

桜を見る会よりも
『生きる』を見る会の方が良かったかも
晋三さん・・・・

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはよ〜 (星光輝)
2019-12-12 04:06:05
Ray さん

コメント気がつかず
返信遅れて ごめんなさい

ブランコの揺らぎは
いのちの揺らぎ
本当にそう思います

蝉のいのちは短く儚さを感じさせます
にんげんのいのちも地球の歴史(時間)からみると
蝉と同じくいのちは短く
明日が来るとは限らない
いのちの儚さ

いのちの揺らぎは
月夜に照らされた
影のようでもある

返信する
間もなく… (Ray)
2019-12-10 23:48:30
間もなく、時計の針が 午前零時を刻むころとなりました。

滞りなく治療が行われ、一日でも、一時間でも、
一分でも、一秒でも、早く ご退院となりますよう・・

お祈り申し上げております。

奥様も、元気ちゃんも、星光輝さまのお留守の日々が、きっと、お寂しいですね・・(・・;)

年末年始は、せめて、一時帰宅がおできになると良いのですけれど・・☆

 *  *  *

「生きる」

赤ちゃんのころは、無意識に本能で生きていたから
純粋だったのでしょうか・・?

YouTubeの、プレビュー。
冒頭はだぁれも乗っていないブランコの「ゆらぎ」 の映像・・
「それ」は 誰かが、乗ったあとの、「ゆらぎ」・・

「ゆらぎ」は いのちの跡のよう・・

人の意識も ゆらぎのように残るのでしょうか・・?

(もう、夜も遅く、明日が目の前ですので
 このコメントのお返事は、どうか、お気遣いのございませんように・・☆ )

Ray

返信する
行って来ます (星光輝)
2019-12-10 17:44:16
kei sama

子どもの成長は早い
思春期に
性格は形成され
嫌な性格をどう乗り越えていくか

自分は成人「小児」病(造語)な感じ
残された時間にlast chanceを夢見る

明日からの入院生活
入院した日から退院(家庭復帰、社会復帰)を
めざす看護が始まる(ナイチンゲールの言葉)

タブレット持参します
返信する
導かれて、一日一日を (kei )
2019-12-10 10:45:21
「成長しなかった自分の生の軽薄さ」
言ったところで人にはわかってもらえない、と口を閉ざしていた若い頃がありました。
置かれた環境こそ違っても、誰でも様々な思いを抱えて生きていることを
身に染みて知るようになり、心も耳も開いていったようです。
諦めや後悔で終わりたくないですよね。
導かれて生きているのだと感じています。
お待ちしておりますよ!! 退院の日を!


返信する

コメントを投稿