1865 (4)感動 (5)感性
第四番目は『感動』です。
心は生き物であり、躍動感が求められます。
感動は私を元気にしてくれるし、周囲に居る人たちにも元気を与えます。
感動は心の波動でもあります。
うれしいこと感激したこと、心に感じたことを素直に表現します。
それは利用者にも波の如く伝わり生きることへの希望をもたらしてくれます。
感動は利用者からの贈り物であり、感謝の気持ちへと繋がっていきます。
また私たちのエネルギーの源でもあり、疲れを癒してくれます。
最後の五感は『感性』です。
感受性という言葉に置き換えることもできます。
『感動』する心を忘れないためには、相手の心を感じとることができるかです。
自分の心が穏やかでないと、いざというとき心の受信機が作動しにくくなってきます。
受信機が不良だと自分が発する言葉(発信機)までもおかしくなり、相手を知らぬ間に傷つけたりしてしまいます。
自然に触れ芸術文化(文学・音楽・映画など)を楽しみ
心落ち着く場所など自分を見つめる時間・空間の確保も大切と思いながらも
隅に追いやられてしまいがちです。
怒り、憤り、悲哀(かなしみ)、歓喜(よろこび)など
さまざまな感情が渦巻いています。
繰り返しますが、老人の呟き(言葉)やしぐさなど
老人の表情や気持ちを察知し、日々のケアに反映世させていくかです。
古い話「五感のケア」を綴り、恐縮しています。
昔の話を衣服を引っ張り出しても、いまの時代にはそぐわない服装になったのかもしれません。
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