老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

外の風を入れたい

2020-08-18 17:52:41 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
外の風を部屋のなかに入れる

1634 外の風を入れる

94歳になるひとり暮らしをしている老女がいる
30度を超える暑い日が続いている
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は死語になりつつある
人間だけでなく地球までもが病み
河川氾濫 猛暑 森林火災など人為災害が多発している

老女は暑いので冷房をかけているのだが
なぜか部屋の掃き出し窓は全開なのだ
老女に「窓を閉めないとエアコンが効かないよ」、と声をかけた。
そしたら、老女は「外の風も入れたいから」と話す。
「なるほど」、と思いながらも返す言葉が・・・・・。

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