老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

1172 ; 不浄考 #1

2019-06-23 07:38:50 | 排せつ考
不浄考 #1 秘密の時空間

女性は、「便所(トイレ)に行ってきます」とは言わず、
「御」をつけ、丁寧に「御不浄に行って来ます」と話す。

「不浄」とは、汚れている、大小便、便所 の意味があり、
大小便は穢れ、汚れていている。
それは他人に見られて欲しくない物だけに、
御不浄は秘密の時空間の意味あいを帯びてくる。

自宅の御不浄が一番安心できる。
自分はできる限り自宅の御不浄で済ませるようにしている。

書店で本を手にし読んでいると、何故か、便意をもよおしてくる。
購入したい本を、一度積み本の上に置き、御不浄へ急ぎ足で向かう。
長時間、書店に入るときは、近くにウオシュレット付きの御不浄があることが絶対条件となる

自宅で、御不浄に文庫本を持ち込み、読書をしていると、
wifeに怒られてしまう。
「トイレは汚い(不浄)処だから、本は持ち込まない」

我家の洋式便器の右側には、文庫本が十分における棚があり、
座った状態の高さにあり、読書環境には最高。
コッソリ文庫本を持ち込み用を足しながら読書。

うっかり御不浄の棚に文庫本を忘れたときは大変!
忘れたことに気がつき御不浄へ取りに行くと、文庫本が無い!、
wifeは、その文庫本を隠してしまった。
隠し場所はすぐわかる




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