『露の世と 知りて夢見る 秋もある』
(つゆのよと しりてゆめみる あきもある)
『野を行けば さびしく咲けり 女郎花』
(のをいけば さびしくさけり おみなえし)
『学び舎は 学生散って 木槿咲く』
(まなびやは がくせいちって むくげさく)
『山の辺の 道の傍ら 秋の蝶』
(やまのべの みちのかたわら あきのちょう)
『猫じゃらし 見かけるほどに 秋と知る』
(ねこじゃらし みかけるほどに あきとしる)
『後金 前は銅かな 夏の女』
(うしろきん まえはどうかな なつのひと)
『前歩く 黒い日傘の 艶めかし』
(まえあるく くろいひがさの なまめかし)
『エスエルの 並走なつかし 夏の夢』
(えすえるの へいそうなつかし なつのゆめ)
高校の2年間、汽車(SL)通学をしていました。博多駅の一つ手前の吉塚駅に、
鹿児島本線からの支線、勝田線と篠栗線があり、吉塚駅への到着、駅からの
発車の際、毎日、この2線でSLの競争をしていました。
久しぶりに、その夢を見ました。