俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

草紅葉

2009年11月22日 | 俳句

小春日や 言われてみたき いい夫婦
(こはるびや いわれてみたき いいふうふ)
10877 【季語】 小春日 【季節】 初冬


人生に 悔いはつきもの 草紅葉
(じんせいに くいはつきもの くさもみじ)
10878 【季語】 草紅葉 【季節】 晩秋


履き初めの 靴を鳴らして 草紅葉
(はきぞめの くつをならして くさもみじ)
10879 【季語】 草紅葉 【季節】 晩秋


草紅葉 地を這う風に 揺れにけり
(くさもみじ ちをはうかぜに ゆれにけり)
10880 【季語】 草紅葉 【季節】 晩秋


河豚食えぬ 今が幸せ 噛み締めて
(ふぐくえぬ いまがしあわせ かみしめて)
10881 【季語】 河豚 【季節】 三冬


透き通る 河豚のてっさの 薄情け
(すきとおる ふぐのてっさの うすなさけ)
10882 【季語】 河豚 【季節】 三冬


卸しよし 風呂もまたよし 大大根
(おろしよし ふろもまたよし おおだいこ)
10883 【季語】 大根 【季節】 三冬


時雨るるや 期日間違えし 奈良の旅
(しぐるるや きじつまちがえし ならのたび)
10884 【季語】 時雨 【季節】 初冬


聴き惚れし 韓女のCF 冬のピザ
(ききほれし はんにょのCF ふゆのぴざ)
10885 【季語】 冬 【季節】 三冬


初時雨 一際目立つ 雨マーク
(はつしぐれ ひときわめだつ あめまーく)
10886 【季語】 初時雨 【季節】 初冬


店前の 落葉掃きにも 品の差が
(みせまえの おちばはきにも ひんのさが)
10887 【季語】 落葉掃く 【季節】 三冬


石蕗に 落ち着き貰う 黄の渋さ
(つわぶきに おちつきもらう きのしぶさ)
10888 【季語】 石蕗 【季節】 初冬


黄落や 深夜の嫁の 長電話
(こうらくや しんやのよめの ながでんわ)
10889 【季語】 黄落 【季節】 晩秋


懐手 またも龍馬の 物語
(ふところで またもりょうまの ものがたり)
10890 【季語】 懐手 【季節】 三冬






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする