好きな顔 嫌いな顔の 冬鏡
(すきなかお きらいなかおの ふゆかがみ)
17741 【季語】 冬 【季節】 三冬
松過ぎて 正月疲れ どっと出て
(まつすぎて しょうがつづかれ どっとでて)
17742 【季語】 松過ぎ 【季節】 新年
酒飲めば 目が冴え寝れぬ 冬の夜
(さけのめば めがさえねれぬ ふゆのよる)
17743 【季語】 冬 【季節】 三冬
見上げれば 上弦の月 冬の月
(みあげれば じょうげんのつき ふゆのつき)
17744 【季語】 冬 【季節】 三冬
我を追い 餌求めるや 鴨の群れ
(われをおい えさもとめるや かものむれ)
17745 【季語】 鴨 【季節】 三冬
冴え返る 九日の月 昼の月
(さえかえる ここのかのつき ひるのつき)
17746 【季語】 冴え返る 【季節】 初春
日脚伸ぶ 朝は早くに 夜は遅く
(ひあしのぶ あさははやくに よはおそく)
17747 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬
可惜夜や 一羽残りし 都鳥
(あたらよや いちわのこりし みやこどり)
17748 【季語】 都鳥 【季節】 三冬
都鳥=百合鴎 可惜夜=夜が明けるのが惜しい夜
川護美が 鳥にも見えし 冬の宵
(かわごみが とりにもみえし ふゆのよい)
17749 【季語】 冬 【季節】 三冬
寒鴉 目と目が合って にらめっこ
(かんがらす めとめがあって にらめっこ)
17750 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬
待ちかねし 初春歌舞伎 夢の中
(まちかねし はつはるかぶき ゆめのなか)
17751 【季語】 初春 【季節】 新年
気にすれど どうにもならぬ 木の葉髪
(きにすれど どうにもならぬ このはがみ)
17752 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬