水鏡 もみじ閉じ込め 色盗み
(みずかがみ もみじとじこめ いろぬすみ)
18094 【季語】 もみじ 【季節】 晩秋
懐手 一人じゃんけん 限りなし
(ふところで ひとりじゃんけん かぎりなし)
18095 【季語】 懐手 【季節】 三冬
寒椿 垣根の外に 顔を向け
(かんつばき かきねのそとに かおをむけ)
18096 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
春近し 時計合わせて ひと眠り
(はるちかし とけいあわせて ひとねむり)
18097 【季語】 春近し 【季節】 晩冬
節分の 豆忘れても 柿の種
(せつぶんの まめわすれても かきのたね)
18098 【季語】 節分 【季節】 晩冬
蝋梅や 花びら透けて 艶めかし
(ろうばいや はなびらすけて なまめかし)
18099 【季語】 蝋梅 【季節】 晩冬
立春や 今朝の散歩の 音高し
(りっしゅんや けさのさんぽの おとたかし)
18100 【季語】 立春 【季節】 初春
紅梅や 古里便り 風に乗り
(こうばいや ふるさとだより かぜにのり)
18101 【季語】 紅梅 【季節】 初春
薄曇り 一輪の梅 香り立つ
(うすぐもり いちりんのうめ かおりたつ)
18102 【季語】 梅 【季節】 初春
何事も 決断早き 二月かな
(なにごとも けつだんはやき にがつかな)
18103 【季語】 二月 【季節】 初春
春浅し 雨跡残る 散歩道
(はるあさし あめあとのこる さんぽみち)
18104 【季語】 春浅し 【季節】 初春
春泥に 足を盗られて 心決む
(しゅんでいに あしをとられて こころきむ)
18105 【季語】 春泥 【季節】 三春