朝焼けの 水田うつくし 喪も明ける
(あさやけの みずたうつくし ももあける)
19531 【季語】 朝焼 【季節】 晩夏
夢を見る 少年老いて 梅雨晴れを
(ゆめをみる しょうねんおいて つゆばれを)
19532 【季語】 梅雨晴 【季節】 仲夏
祖母ひとり 日盛りの中 リヤカー引く
(そぼひとり ひざかりのなか りやかーひく)
19533 【季語】 日盛り 【季節】 晩夏
夏掛けや 貧乏ゆえの 夢の中
(なつがけや びんぼうゆえの ゆめのなか)
19534 【季語】 夏掛 【季節】 三夏
幼き日 昼寝の虜 身に付けて
(おさなきひ ひるねのとりこ みにつけて)
19535 【季語】 昼寝 【季節】 三夏
甚兵衛や よくぞ男に 生まれけり
(じんべえや よくぞおとこに うまれけり)
19536 【季語】 甚兵衛 【季節】 晩夏
片陰を 求めて歩く 楽しさよ
(かたかげを もとめてあるく たのしさよ)
19537 【季語】 片陰 【季節】 晩夏