俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

彼岸入り

2008年03月17日 | 俳句

『春の朝 今陽は上り 雲流る』
(はるのあさ いまひはのぼり くもながる)

『落椿 その風格の 衰えず』
(おちつばき そのふうかくの おとろえず)

『香りをば 乗せて吹き来る 風光る』
(かおりをば のせてふきくる かぜひかる)

『凪なれど 鴨流れけり 春の川』
(なぎなれど かもながれけり はるのかわ)

『日一日 春めきながら 彼岸入り』
(ひいちにち はるめきながら ひがんいり)

『春夕焼け 柔らかさ増す 西の山』
(はるゆうやけ やわらかさます にしのやま)

『巣立ち鳥 西も東も あるがまま』
(すだちどり にしもひがしも あるがまま)

『春荒れや 時代のゴミの 中核と』
(はるあれや じだいのごみの ちゅうかくと)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢見月 | トップ | 佐保姫 »

コメントを投稿

俳句」カテゴリの最新記事