俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

水鉄砲

2013年06月29日 | 俳句

余生など 余計なお世話 夏旱
(よせいなど よけいなおせわ なつひでり)
15913 【季語】 夏旱 【季節】 晩夏


四葩咲く 小花に咢の 泪色
(よひらさく こばなにがくの なみだいろ)
15914 【季語】 四葩 【季節】 仲夏
四葩(よひら)=紫陽花


四五本の 団扇持て来て 煽ぐ妹
(しごほんの うちわもてきて あおぐいも)
15915 【季語】 団扇 【季節】 三夏


扇風 富士に届いて 世界遺産
(おうぎかぜ ふじにとどいて せかいいさん)
15916 【季語】 扇 【季節】 三夏


遺産なる 富士の詣や 護美課題
(いさんなる ふじのもうでや ごみかだい)
15917 【季語】 富士詣 【季節】 三夏


年ととも 乾きの早き 洗い髪
(としととも かわきのはやき あらいがみ)
15918 【季語】 洗い髪 【季節】 三夏


出なくとも よいのに顔出す 汗疹かな
(でなくとも よいのにかおだす あせもかな)
15919 【季語】 汗疹 【季節】 三夏


冷麦は 冷やしに限る 麺太さ
(ひやむぎは ひやしにかぎる めんぶとさ)
15920 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


滴りて 尚滴りて 座禅中
(したたりて なおしたたりて ざぜんちゅう)
15921 【季語】 滴る 【季節】 三夏


打ち水や 溜まりに返す 陽の光
(うちみずや たまりにかえす ひのひかり)
15922 【季語】 打水 【季節】 三夏


妹得意 2丁で飛ばす 水鉄砲
(いもとくい 2ちょうでとばす みずでっぽう)
15923 【季語】 水鉄砲 【季節】 三夏


梅雨曇り 灰の雲から 雨ポトリ
(つゆぐもり はいのくもから あめぽとり)
15924 【季語】 梅雨曇り 【季節】 仲夏



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