俺流俳句 「いちらくいちらく」

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          千秀

柿紅葉

2009年11月23日 | 俳句

柿紅葉 掃いても掃いても 散るばかり
(かきもみじ はいてもはいても ちるばかり)
10891 【季語】 柿紅葉 【季節】 晩秋


柿紅葉 空が見えるよ 虫の穴
(かきもみじ そらがみえるよ むしのあな)
10892 【季語】 柿紅葉 【季節】 晩秋


鰭貼りし 窓から誘う 酒の味
(ひれはりし まどからさそう さけのあじ)
10893 【季語】 鰭酒 【季節】 三冬


河豚供養 しても当たらぬ わけでなし
(ふぐくよう してもあたらぬ わけでなし)
10894 【季語】 河豚 【季節】 三冬


定年を 過ぎて勤労 感謝の日
(ていねんを すぎてきんろう かんしゃのひ)
10895 【季語】 勤労感謝の日 【季節】 初冬


自動ドア 開いて寒気 迫り来る
(じどうどあ ひらいてかんき せまりくる)
10896 【季語】 寒気 【季節】 三冬


数え日や 孫との年の差 指足らず
(かぞえびや まごとのとしのさ ゆびたらず)
10897 【季語】 数え日 【季節】 仲冬


寒月や 韓人に見る 耳丈夫
(かんげつや かんじんにみる みみじょうぶ)
10898 【季語】 寒月 【季節】 三冬


寒月や 韓人の声 低くあり
(かんげつや かんじんのこえ ひくくあり)
10899 【季語】 寒月 【季節】 三冬


年古れば 小春日和に 感謝して
(としふるれば こはるびよりに かんしゃして)
10900 【季語】 小春日和 【季節】 初冬


夫婦から 文と替わりて ゴロの冬
(ふうふから ふみとかわりて ごろのふゆ)
10901 【季語】 冬 【季節】 三冬


白皮の 鯛焼きのあん 黒なりし
(しらかわの たいやきのあん くろなりし)
10902 【季語】 鯛焼き 【季節】 三冬


褞袍着て 半身に構う 自分あり
(どてらきて はんみにかまう じぶんあり)
10903 【季語】 褞袍 【季節】 三冬


初冬の 並という予報に 嘘はなし
(はつふゆの なみというよほうに うそはなし)
10904 【季語】 初冬 【季節】 初冬


てっさ食う 一気に四五枚 死後知らず
(てっさくう いっきにしごまい しごしらず)
10905 【季語】 河豚刺し 【季節】 三冬
てっさ=河豚刺し


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