俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

濡れ落葉

2009年11月27日 | 俳句

目覚むれば マスクばかりの 日本人
(めざむれば ますくばかりの にほんじん)
10929 【季語】 マスク 【季節】 三冬


枯紅葉 枝から垂れて 散るばかり
(かれもみじ えだからたれて ちるばかり)
10930 【季語】 枯(紅)葉 【季節】 三冬


アンテナに 風見に止まる 鴉かな
(あんてなに かざみにとまる からすかな)
10931 【季語】 ー 【季節】 ー


垣根越し 楓紅葉の 色の彩
(かきねごし かえでもみじの いろのあや)
10932 【季語】 楓紅葉 【季節】 晩秋


濡れ落葉 踏めば浸み出す 生命水
(ぬれおちば ふめばしみだす いのちみず)
10933 【季語】 濡れ落葉 【季節】 三冬


濡れ落葉 風の吹けども びくとせず
(ぬれおちば かぜのふけども びくとせず)
10934 【季語】 濡れ落葉 【季節】 三冬


絶え間無き 落葉時雨の 只中に
(たえまなき おちばしぐれの ただなかに)
10935 【季語】 落葉時雨 【季節】 三冬


古池に 落ちて流れて 木の葉舟
(ふるいけに おちてながれて このはぶね)
10936 【季語】 木の葉舟 【季節】 三冬


公園の 横に積まれし 落葉袋
(こうえんの よこにつまれし おちばぶくろ)
10937 【季語】 落葉 【季節】 三冬


小春日や 川には鷺の 親子連れ
(こはるびや かわにはさぎの おやこづれ)
10938 【季語】 小春日 【季節】 初冬



小春日や 住めば都よ 定年よ
(こはるびや すめばみやこよ ていねんよ)
10939 【季語】 小春日 【季節】 初冬


小春日や 墨の渇きの 早きこと
(こはるびや すみのかわきの はやきこと)
10940 【季語】 小春日 【季節】 初冬


山の辺の 道を覆うや 柿落葉
(やまのべの みちをおおうや かきおちば)
10941 【季語】 柿落葉 【季節】 三冬


舞うよりも ポトンと落ちけり 柿落葉
(まうよりも ぽとんとおちけり かきおちば)
10942 【季語】 柿落葉 【季節】 三冬


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