
黒南風や 予定通りの 明日の風
(くろはえや よていどおりの あすのかぜ)
17791 【季語】 黒南風 【季節】 仲夏
梅雨冷えや 丑三つなれど 目は冴えて
(つゆびえや うしみつなれど めはさえて)
17792 【季語】 梅雨冷え 【季節】 仲夏
薫風や まだこれからと 背なを押す
(くんぷうや まだこれからと せなをおす)
17793 【季語】 薫風 【季節】 三夏
梅雨寒や 遠吠え残し 友の逝く
(つゆさむや とおぼえのこし とものゆく)
17794 【季語】 梅雨寒 【季節】 仲夏
若葉風 水面細かく 刻めけり
(わかばかぜ みなもこまかく きざめけり)
17795 【季語】 若葉風 【季節】 初夏
逆光に キラリ線成す 蜘蛛の糸
(ぎゃっこうに きらりせんなす くものいと)
17796 【季語】 蜘蛛の糸 【季節】 三夏
梅雨晴間 手枕の癖 ぶり返し
(つゆはれま てまくらのくせ ぶりかえし)
17797 【季語】 梅雨晴間 【季節】 仲夏
宿酔や まずはビールの 繰り返し
(しゅくすいや まずはびーるの くりかえし)
17798 【季語】 ビール 【季節】 三夏
宿酔=二日酔い
例外は 憑きもの故の 青嵐
(れいがいは つきものゆえの あおあらし)
17799 【季語】 青嵐 【季節】 三夏
万年暦を俳句で創りたいと思っていました。
これまでの作句に加え、新句取り混ぜて発表したいと考えています。
どこまでやれるかわかりませんが、ご笑納ください。
