10月10日(土)午前10時。科学館から依頼があって,昆虫観察会に出かけました。科学館周辺の草むらで昆虫写真を撮っているという事情から,情報提供者として協力しました。
ふつうなら昆虫がたくさん見られる草むらは,すっかり草が刈り払われていて,虫の姿はほとんどありませんでした。惜しい惜しい。
そんななか,いくつか印象的なものがありました。まずは,サルトリイバラの葉で見かけたルリタテハの卵殻。あちこちで見つかりました。一枚の葉に3個もある例もありました。
キチョウを2頭見かけました。びっくりさせない限り逃げません。
ホソヒラタアブとヒメヒラタアブをたくさん見かけました。在来タンポポが数個咲いていました。花がすくないので,このように2頭がいることも。
アブが獲物を狙っていました。獲物が近くを通りかかると,捕らえようとしてハンティング行動を始めました。
コノシメトンボがいました。見かけたのは2匹。
じっくり観察していくと,それなりに「ふうーん」と思う場面に出くわし,目を釘付けにされることがあるものです。2時間の観察をとおして,結構ゆったりとたのしむことができました。