自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

サツマイモの花!(1)

2015-10-21 | 

つい先日のこと。マイカーで市内を走っていて,交差点に差しかかり,赤信号で停まったときの話。

ふと脇の畑が目に入りました。瞬間,サツマイモの花が目に飛び込んできたのです。「びっくりしたなあ! もう!」。ピンクがかっていて,アサガオの小さな花を連想させるその花は,まさにサ・ツ・マ・イ・モ! ドキッとしました。なにしろ,40年ぶりの出合いなのですから。


自動車を道路脇に停め,畑のすぐ傍の家に飛び込みました。もちろん,サツマイモのことを聞き取るために。すると,こんな返事が。

「隣りの家の畑ですよ。畑の耕作者は別にいらっしゃって,ほら,あの家の方です。先日,サツマイモの花が咲いたって,話をなさっていました。めずらしいものね」

それで,耕作者の家を訪問。おじいさんが出て来られました。「通りがかりの者ですが,サツマイモの花を見かけてびっくりしました。写真を撮らせてください。なんという品種なのですか」と訪ねると,こんな答えが。

「自分もここ10年は見たことがない。めずらしいね。品種は“鳴門金時”で,農協で苗を買ったんだよ。花なら持って帰っていいよ」

「ありがたい!」。お礼をお伝えして,さっそく写真撮影。こういうときは,携行するコンデジが威力を発揮します。


10mほどの畝が2つ。そこに花がいくつも咲いているのです。 


収獲後,畝に積み上げられていた蔓にも花が付いていました。


開花している花のすぐ傍に蕾もたくさんありました。次から次へと咲き続けていることはまちがいありません。スゴイ,スゴイ。