自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ロウバイ,花と昆虫(3)

2017-01-27 | ロウバイ

1月15日(日)。雪。今冬最大の寒波到来。庭の積雪量を計ると15cm。その後止んだりまた降ったり。しばらくしてまた計ると18cmにも。ロウバイの花は高ーい雪帽子を被っていました。この寒さでは当分昆虫を観察できそうにありません。


1月24日(火)。曇りときどき雪。午後4時。気温2.4℃。この時間帯,雪がちらついていました。よもや昆虫は来ていないだろうと思いつつ,とりあえず確かめるつもりで見に行きました。すると,なんとハナバエのなかまが一匹! ちょうど花から出て来るところでした。下写真はその直後の様子です・


ハエは花を出てから,枝を伝って上に移動。からだには花粉がどっさり! たぶんロウバイのものでしょう。この分だと,ゆっくりながらも,相当に動いて蜜を舐めたはず。


梢にしばらくとどまっていました。


そうして,再び歩いてもとの花まで戻って来たのでした。


この外気はさすがに身にしみるようで,動きは緩慢なばかり。

1月25日(水)。午前8時現在,晴れ,氷点下4.1℃。家の外に出て地面にしばらく立っていると,靴裏が地面にくっ付きました。歩いても,パリパリッと吸いつけられる感じなのです。ロウバイの花弁には霜がびっしりと付着していました。霜の華と形容できそう。


ハラビロカマキリの卵鞘にも霜が張り付きます。

 


午後4時。4.8℃。冷たい一日でした。この時間にも,この気温でも,小さな昆虫が訪れていました。初めて見る昆虫です。


体長5mm。からだが毛で覆われ,触覚が毛筆のように先で揃っています。いつもこんなかたちなのでしょうか。ふしぎなふしぎな姿に見えました。名はまったくわかりません。