ヒメウラナミジャノメの孵化を見届けてから,「竹で育っている大きな幼虫はいないだろうか」と,ふと思いました。思ったら急げ,です。探してみました。卵を見つけた辺りで,葉を適当に裏返して確認していったのです。すると,また新しい卵を二つ見つけました。真っ白! ジャノメがその後も訪れていたのです。
それに続いて,今度はなんとすぐ近くで大きな幼虫が! 体長20mm。
竹の葉に付いているので,たぶんこれは竹を食草とするジャノメチョウだろうと推測して調べてみました。どうやら,ヒメウラナミジャノメの幼虫らしいのです。というより,まずまちがいないでしょう。
印象的な姿をしているので画像を残しておくことに。たぶん終齢幼虫でしょう。
頭部を見ると,なんだかクマを連想してしまいます。頭部の突起二つと,配色がユニークです。
正面から見ました。まことにりっぱな顎です。竹の葉を食べるのは相当にたいへんなのかも。
羽化まで見届けたいので,幼虫の付いた葉を含み葉を数枚ネットで包んで観察することにしました。成虫の活動期間は10月まで,越冬態は終齢幼虫ということなので,どうなることやら。できれば垂蛹になる様子を撮影したいですね。