自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

秋,“虫の目”でとらえた虫たち ~オオカマキリ Ⅴ~

2018-11-29 | 昆虫

ここはお気に入りの堤防。川面が見え,山々が遠望できます。バッタやカマキリ,チョウがのんびりくらしているように見えます。

生きものは,ある生きものにとっての獲物です。捕獲の対象になります。カマキリが生きていけるのは獲物を捕まえることができるからです。この場所でカマキリを見るのは度々。

 

 

青空が広がっていると,カマキリの輪郭がくっきりするように思えます。細い触角が生き生きしているように見えます。

 

 

アップで写そうともっと近寄ると,こちらを気にしているかのように凝視しました。

 

 

わたしの目をもっと下に持って行くと,カマキリの風貌が際立って来ました。

 

 

カマキリはやっぱりいい。

 


”虫の目”でとらえた落葉(続々)

2018-11-29 | 植物

カラッと晴れ渡った秋空の下,スカッとする色合いで葉を表現したくて再び同じ寺院を訪れました。ありがたいことに,前回の翌日で紅葉は変わらず,強い日差しが参道を照らしていました。

青空がやはり最高です。景色が輝いています。

 

参道も白壁の下も落葉でいっぱい。

 

葉の落とし主が上空にすらりと伸びていきます。青空に吸い込まれそう。

 

紅葉狩りの人たちがやって来ました。

 

色のことをしきりに口にしながら,落ち葉集めです。偶然わたしの目の前で起こったことです。 

 

紅葉狩りの人たちが去りました。再び静かな参道。ファインダーを覗きながら秋模様にうっとり。風がわずかに吹くと,葉がぱらぱら音を立てて落ちて来ました。 

 

水分を失い,次第に色褪せます。カサカサして,かたちが崩れます。土への旅が始まったのです。

 

こうだから自然は文句なしに見事です。ただ牙を剥かなければ,ですが。