自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

'22秋 虫の目レンズは友 ~ナツアカネ ~

2022-10-24 | 昆虫

アゲハの庭園にて。

秋の青空には,程度に白い雲が散りばめられたように浮かんでいます。アキアカネが一匹,獲物を待ち構えて発着を繰り返しています。

 

風がかすかに吹き,葉や茎を揺らします。この種の写真撮影にはわずかな揺れが影響します。タイミングよく写せたらよいのですが,葉の動きが止まったと思った瞬間に当のトンボが発進したばかりだったりして。なかなかたいへん。それでも,トンボは元の位置か,その近くに戻って来ることが多いので,その時を待つほかありません。

 

このショットでは,翅先がレンズに触れています。撮影に慣れてくれば,トンボを我が友とできるような機会に恵まれ始めます。というか,そんな機会が増えて来る気がします。

 

秋の赤トンボは絵になります。獲物でも捕まえていようものなら,なおのことですが。

 


季節外れのサクラの花の話(続)

2022-10-24 | 

もう一つのサクラの木です。

春の開花を思い起こすと,どうやらソメイヨシノではないように思います。この木はほぼ葉を落としています。花は木全体に付いています。ただ,満開時期を過ぎていて,花弁が落ちたものが相当数あります。満開時に見ていたら,「わぁー!」と思ったかもしれません。

 

枝を見ると……。こんなふうにあちこちで咲いています。

 

咲いていない花芽は来春に咲くのでしょうか。それとも今から咲くのでしょうか。よくわかりません。

 

いずれの枝にも花芽がたくさん。

 

それでもこれだけ咲いたら,花芽はかなり減っているでしょう。来春の花模様はささやかなものにちがいありません。

それから,もう一つ。上の写真に写っている葉はすべてが若葉です。それまでの葉はいったん落ちて,秋,新たに付いたものです。この葉がもしかすると急きょ開花抑制ホルモンをつくって花芽に届けるのかもしれません。この事情はわたしにはまったくわからず,推測の域を出ません。