自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アキアカネ,突然の産卵

2024-11-13 | 昆虫

畑にて。

支柱の先にトンボがとまっていました。トンボを見ると,同定したくなる癖がついています。それで捕獲。なんと,アキアカネのメス。黒条に先が尖っています。アキアカネはナツアカネの陰に追いやられたような存在で,自宅周りではほとんど見られません。

 

指で挟み同定作業中のこと。突然産卵を始めました。ふつうだとアキアカネの産卵はペアリング飛翔しながら水面に産み付けるのですが,まったく意外な事実に遭遇。卵は塊りになって出て来ました。

 

大慌てで水中に入れた次第です。後で調べると,アキアカネは卵越冬,卵サイズは0.56mm程度だそうです。

夜見ると,黒っぽくなっていました。はたして受精卵なのでしょうか。これがどうなるやら,想像がつきません。とりあえず,このまま観察を続けようと思います。

下写真は翌日に撮ったものです。

 

たった一日でこんな色になると,なんだか期待外れの結果になりそう。

 

とにかく来春まで待ちます。