自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今秋の紅葉・黄葉(1)

2024-11-28 | 自然一般

今秋のモミジは,夏の暑さと秋の高温のせいか,見ごたえはあまりない感じです。耳にする紅葉情報も今一つ。そんな中で,やっと色づいたモミジに目を向けました。

ここは隣り町にある古刹。サクラの木に挟まれるようにしてモミジがある風景です。近づいて葉の色を写しとるとよいのでしょうが,そこまでしませんでした。どこで撮影しても場所がわからない写真はできるだけ避けたからです。色彩がゆたかというだけでは,なんだか物足りないのです。

 

階段の参道の脇にヤマザクラの幹が。横たわるようにして伸びています。

 

その幹を,根元の方から撮りました。シダがよじ登っています。相当古い木です。趣を感じました。

 

大イチョウはまだこんな色。イチョウの推定樹齢は180年だそうです。180年前といえば1840代にさかのぼり,江戸期の終わりにあたります.このイチョウの下で,偶然住職さんの奥様と話す機会に恵まれました。ほんの立ち話程度ですが,古刹を守る責任の重さが伝わって来ました。

 

紅葉を一枚,コケの上に載せて。

 

参道に木漏れ日が射したとき,ここにモミジ葉をおきました。

 

なにもかも新しいのがよいわけでなく,こんな古さを感じとれる雰囲気が気に入りました。

 

古刹の秋をもうすこし訪ねてみようかなと思っています。