1月21日(日)。
開花しているのはまだ数輪。にもかかわらず,もうツマグロキンバエが訪れています。なにしろ,今日は気温が高めでしたから。最高気温8.4℃,最低気温6.0℃。天気予報によれば3月中旬の気温とのことです。
中に入らないかなあと期待。
時間をおいて見てみると……。入ったー!
吻も写っています。うれしくなります。
ツマグロキンバエはこの花の常連。今の時期に目撃できました。この分だとこれからの観察に期待が持てます。
1月21日(日)。
開花しているのはまだ数輪。にもかかわらず,もうツマグロキンバエが訪れています。なにしろ,今日は気温が高めでしたから。最高気温8.4℃,最低気温6.0℃。天気予報によれば3月中旬の気温とのことです。
中に入らないかなあと期待。
時間をおいて見てみると……。入ったー!
吻も写っています。うれしくなります。
ツマグロキンバエはこの花の常連。今の時期に目撃できました。この分だとこれからの観察に期待が持てます。
昨年末から,市内の個人宅・施設などあちこちでイルミネーションの点灯がなされています。地域のボランティアが中心になって呼びかけているものです。たぶん,すこしで地域が力を合わせて元気になろう,っていう活動なのでしょう。
知人宅でも写真のイルミネーションが毎晩点灯中です。ポールの高さは10mはあるでしょう。陽が沈んで間もなくの時刻です。
わかりにくいと思いますが,中央上空にオリオン座が横たわっています。
光には確かに元気がもらえる勢いがあります。温かさがあります。
1月17日(水)。
「ああ,今年もマンサクの花が開くときが来たか」。今,そんな感慨深い気持ちでいます。早春,他の花に先駆けて咲き始めるという名の由来を持つらしい,この花がわが家の前栽で堅い蕾をわずかに緩めかけています。寒さは厳しい中,春の匂いが漂ってきます。こころがほんわりとします。
毎年,マンサクのカテゴリーを起こし,花と昆虫とのつながりを追ってきました。もちろん,今年もこれから着手。これが『マンサク物語』です。
ほんのすこしだけ,緩み始めた蕾。
早春の香りが漂って来そう。
ほころびかけた花。これは多くの花のうちのたった一つ。まさに初物といったもの。
これからに注目です。毎年同じような昆虫が訪れますが,どんな昆虫の,どんな生態が見えてくるか,大いにたのしみです。
平日。公園で咲きかけたロウバイの花を虫の目レンズで撮りました。
わたしの撮影ポイントは蕊を少しでも入れること、そして中・遠景に人を写し込むこと,この2点です。公園なのですから、人のいる環境で芳香を放っているということを強調したいと思います。
日を浴びて花が開きます。
平日でもウォーキングする人が後を絶ちません。
ここは大好きな撮影スポットです。
久しぶりにC公園を訪れて,ウォーキング。ここはロウバイがあちこちにあるところです。「今はどうかな」と思い行ってみたところ,もう開花。種はソシンロウバイです。
匂ったら,芳香がかすかに鼻をくすぐりました。
落ち葉に覆われてモアピール。
ウォーキング中の人が通り過ぎます。
中には匂う人も。
昨年できた実が付いています。訪花昆虫がいるはずなのですが,よほど粘り強く観察しないと正体がつかめません。
ついでにわが家のロウバイの今です。やっと開きかけたかな,でもまだ蕾堅し,といった感じです。
これからロウバイを訪れる昆虫に注目,です。
畑のイチゴの葉でキベリヒラタアブを捕まえました。イチゴ株の根元にマルチシートをかけているので辺りが比較的気温が高めだったためでしょうか,あるいはイチゴの葉裏にいるアブラムシを狙って産卵に訪れたのでしょうか。
今度こそと思い,容器に入れて翌朝を待ちました。外は厳しい寒さなので極端に動きが鈍っています。それでも室内に持って入ってフラッシュを使いながら撮影すると,わずかに動くのです。生きているので当たり前なのですが,撮影するのは相当な辛抱が要ります。そうかといってフラッシュ光なしで撮れたとしても鮮明さが格段に落ちてしまいます。
そうして苦労を重ねて撮った画像が下のものです。前回よりもマアよい感じがしています。
容器の蓋でじっとしています。しかし、どうしても動くので深度のとても浅い画像となりました。
これを白い紙の上に置いて撮影。
真正面から全身を撮りました。
ここまで撮るのにかなり苦労しました。
ヒラタアブのなかまは,ほんとうに冬も元気。比較的低温には強いのはわかっていますが,ほかの昆虫と比べて耐寒性がかなりあることは事実です。
このヒラタアブをこの時期にかためて撮るのはとても好都合。寒さに強いといっても,ぐっと冷え込んだらもちろん活動できません。撮影環境としてそこがねらい目なのです。この朝は撮影条件として最高でした。
同じような画像の繰り返しアップの感があるかもしれませんが,わたしにはとても鮮度があって印象的なのです。クロヒラタアブの格好や,毛におおわれた複眼の有り様はまったくユニークです。この"ならでは"を一枚の写真でお伝えします。
すがたがシンメトリー風になっていて、味わい深いのでは? クロヒラタアブにわたしのこだわりが通じたのでしょうか。
1月14日(日)。チューリップの芽はすくすく育っているようです。一番背丈の高いもので3cm。
高さにはもちろん違いはあるものの,出芽率はかなり高そう。
今はこんな感じです。
こういう継続観察は気長にやればよいので,気が楽です。なにしろ見逃しがありません。てきとうに灌水をするだけです。ただし,ほんの少しの肥料を加えます。
わが家の生け垣のサザンカ。今,花が開きかけています。花弁の赤色は昆虫を誘う手。この作戦に乗せられて訪れたハエのなかまはひととき蜜やら花粉やらを舐めます。
よほど寒さの厳しい日は別として,よく見ていけばヒラタアブやツマグロキンバエたちが見つかります。ツマグロキンバエが蕊の奥に頭を突っ込んでいるとき,カメラを近づけても気づきません。
これだけオシベが林立していると,受粉の確率はずいぶん高くなるでしょう。
わたしが昆虫写真に熱中していることを知った人はよくこんなふうにおっしゃいます。「冬は昆虫がいないのでなにをお撮りになるのですか」。わたしが「そんなことはありませんよ。ちゃんといるんです」と答えると,びっくりされます。花弁はあくまで昆虫を呼び寄せる手段。匂いもそう。冬にすがたが目につく花が咲くのは昆虫がいる証拠。
そう考えると,観察のたのしみは年中途切れることはありません。ですから,撮影のたのしみもずっとずっと続くばかり。
サザンカに別のホソヒラタアブが訪れていました。全身の写真を撮りたくて捕獲。飼育容器に入れて翌朝を迎えました。
そうしてから撮ったのが下写真です。かなり深度の深い画像が得られました。低温下なので動かないのかなと思っていたら,そうでもなく,微妙に動くので苦労しました。結果、やっと一枚撮れたのでした。
冬季の、近頃の昆虫の撮り方がすこし見えてきたような気がしています。厳しい環境に生きている昆虫に感謝。