ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

小笠原紀行2021年6月 その2 父島/父島沖 アカガシラカラスバト クロアジサシ カツオドリ オナガミズナギドリ イソヒヨドリ等

2021-08-08 | 小笠原、三宅島、航路
亜種アカガシラカラスバト 6月10日父島

6月10日父島:父島に上陸後、宿に荷を下ろし、島内の探鳥に出発しますが、宿の周りに亜種オガサワラノスリが数羽舞っていました。先ず港の公園から巡りますが、街路樹のデイゴの花が綺麗でした。

大神山神社展望台に登りますが、なるべく傾斜の緩い道を選んでもらいました。途中イソヒヨドリがあちらこちらにいましたが、この時期♂の青色が今一つですね。この子は若鳥のようなので、色は今ひとつなのでしょう。
展望台で涼しい風に当たり一休みして道を下って行くと遂に亜種アカガシラカラスバトが出てくれました。こちらに驚いたのか飛び上がりましたが、手すりの上で寛いでいる様子。初めて写真をたっぷり撮らせてもらいました。
他には亜種ハシナガウグイスが下手なホーホケッを聞かせてくれましたが、中々被写体にはなってくれません。しかし、アカガシラカラスバト、通称アカポッポがしっかり撮れたので満足な島内散策でした。暑い小笠原で冷たいビールを飲めるかと思いきや宿の食事時に酒類は提供できないとの事。えーっ、それはないでしょうと思いましたが仕方ありません。PCR検査で全員陰性なのに‥‥。どうも日本の対応は実体に基づかずチグハグで、一律に求めてくるので困ったもんです。食後に外に出るとオガサワラオオコウモリが何羽も飛んでいました。大きい!
6月11日父島沖、南島:さていよいよチャーター船での海鳥観察ですが、当日は風が強く出航が危ぶまれるほどでした。船長さんが迎えに来てくれて出航は出来るようですが、沖に出れるかどうかは、実際に波を見てみないと何とも言えないとの事。そんな中出航しましたが、沖の方は結構な白波。やはりポイントの沖までは行けないとの事で、先ずは南島に向かいました。ここでは、カツオドリ、オナガミズナギドリ、アナドリが繁殖しているそうですが、昼間見えるのはカツオドリのみ。まだ、白いむくむくの雛はまだでしたが、カツオドリが飛び交っています。
ボニンブルーと言われる小笠原の群青色をお腹に映して飛ぶカツオドリは”アオハラカツオドリ”と呼んでいいのではないかと思われました。
さて、波の穏やかな入江で昼食を取り、比較的波の穏やかな方の沖に出ていただけることになり、凄腕の船長さんに感謝です。しかし、沖に出るに従い、船は大揺れ、塩水を被りながら進んでいくとオナガミズナギドリが時に小さな鳥山を作っていたりします。航路と違って近い!です。しかし船が上下に揺れるので、カメラに捉えるのが大変です。
そして揺れに揺れながら更に沖に出るとクロアジサシの鳥山に遭遇。盛んにクチバシを海面に差し込んで採餌しています。距離は近い!
何か咥えていますが、小魚ではない様子、何でしょうね。
そして、白い比較的大きなミズナギドリが突然、船を横切って行きました。ガイドの中村さんが、「クビワオオシロハラミズナギドリ !」と驚いた声。ええっ!と驚く中カメラを向ける間も無く飛び去って行きました。運の良い何人かの方がカメラに納められたのみでした。見せていただくと特徴のクビワがちゃんと写っていました。サプライズのミズナギドリ、うらやましいことです。大揺れに揺れながら帰還し、無事海鳥観察は終わりましたが、1人の船酔いもなし、船長さんが驚いていました。

次回は翌日の2回目のチャーター船クルーズ、まだうねりは大きいものの何とかクロウミツバメのポイントに辿り着け、クロウミツバメ、セグロアジサシ等に遭遇できた様子をアップしたいと思います。ご覧いただき有り難う御座います。


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2 コメント

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太平洋 (チョウキチ)
2021-08-09 09:57:31
太平洋の離島には、ふだん見る鳥達と違う鳥がたくさんいるのですね。楽しませていただきました。
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太平洋 (森の下のヒデびたき)
2021-08-09 17:42:52
チョウキチさんコメント有り難う御座います。島国日本は北から南まで離島だらけで本当に楽しめます。特に小笠原諸島と火山列島は陸続きになったことのない海洋島なので、面白いです。川上和人さんの本が一層楽しく読めます。
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