徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

秋空に花火

2008年10月05日 | その他の記事
久しぶりに秋空の花火たちを会ってきました。

土浦全国花火競技大会,つくばに来た当初は毎年のように訪れ,私が花火マニアと呼ばれる一般の鑑賞者とは異なるタイプの花火鑑賞者にしてしまった花火大会,もとい花火競技大会なのですが,ここ数年,出張や仕事の〆切や体調不良などで行くことが出来ていませんでした。今年もドタバタとはしていたのですが,ラレー君と一緒にふらりと・・・。

土浦全国花火競技大会がすごいのは,花火大会ではなく花火競技大会であり,多くの煙火工場(花火屋さん)が参加出来るように,花火大会の最盛期である夏場を外して,秋のこの時期に開催している点,余興や大会提供の花火を覗けば,全て花火師,煙火工場の技と思いがぶつかる競いの場,本気の場,当然,観る側も本気で臨むべきで(笑)

その一例が,一般の観覧者でも分かる審査基準,これは主に十号玉の部にあてはまるものですが,打ち上げ花火全般でも基本中の基本。

Lesson 1「一つ残念だったのは抜け星があったことかな」
Lesson 2「さっきの花火は消え口が揃っていて良かった」
Lesson 3「これはあかん!盆の座りが悪いわ」

花火の光の1つ1つのことを星といい,複数の星が放射状かつ三次元に広がることによって花火が見えます。Lesson 1に出てくる「抜け星」とは,本来,光っていないといけない場所が,星がないもしくは不発で光っていないことをいい,見た目では一部が抜け落ちてしまっているようにみえます。Lesson 2に出てくる「消え口」とは,光った花火が一斉に消える時,星が燃え尽きる瞬間のことをいい,「消え口が揃う」とは,一斉に消えて漆黒の闇に戻ることをいいます。一つ二つの星がいつまでも光っているのは減点の対象です。Lesson 3に出てくる「盆」とは花火の開いた時の形のことをいい,これは真円が最も良いとされ,真円に開くためには,玉の上昇が終わり,下降に転じる瞬間に花火が開く必要があります。玉が昇っている最中や落ち始めてから開くと円が歪になり,盆が崩れ,減点の対象となります。

なんてマニアックな話,抜きでも十分楽しめる花火大会なのですが,これを読んでしまったら,もう普通には楽しめなくなる訳で・・・(笑)
コメント (4)
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シュールなタイムカプセル

2008年10月01日 | その他の記事
写真は,磐越自動車道の阿武隈高原SA(下り)にあるタイムカプセル

磐越自動車道のいわきJCT~郡山JCT間の開通を記念して地元の小学生達が作文や絵画などを埋設したらしいのですが・・・,これがとってもシュール。

というのも,このタイムカプセル,全国の高速道路ネットワークの50%が完成したことを記念して造られたもので,開封は当時計画されていた高速道路ネットワークが全て完成した時。

開封要件に忠実に従えば,恐らく開封することのないタイムカプセルな訳で・・・。
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