徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

一足先に 其の二

2010年03月27日 | こよみ・四季・歳時記
東京では桜が開花,東京よりもちょっと北にある茨城でも「蕾膨らむ」といった感じ。

なのですが,自分の住む宿舎では写真のように,毎春,他の場所よりも少し早く桜を楽しむことが出来ます。

何故かという,この桜は,自分の住む宿舎群に温水を供給しているボイラー室のすぐ側に植わっているソメイヨシノ。毎冬,ボイラー室からの排熱を受けて,周りの木々より少し暖かい思いをしているが故・・・。

とはいえ,来週末には他の場所も含めて見頃になるかと思います。
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朝顔観察日記2010 其の一 -飛火野-

2010年03月26日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
今年も朝顔を育てみようと思っています。

ただ,今年は少しディープに育ててみようかと・・・。

朝顔文化は実はかなり奥が深いのです。小学一年生が育てる植物の定番だけではありません(笑)

ってな訳で,夏を前に今年育てる朝顔の種を購入。伝統色とかにハマったこともあって,渋めの茶系統の「飛火野」という名称の品種(「飛火野」は奈良公園にある広場の名称ですが,正確な名前の由来は分かりません)を選択。本当は,入谷の朝顔市などでも持てはやされる「団十郎」という有名な品種(さっき気が付いたのですが,花弁の色は自分が以前に紹介した桜鼠だったりしますね,江戸っ子に持てはやされる訳です)の種を探したのですが,一般の人には,簡単に入手出来る品種ではないようで・・・。

この「団十郎」とか「飛火野」とかいうのは,商品として売られる際の流通上の名称で,正式には「黄蝉葉濃茶無地」とか「青斑入蝉葉茶覆輪」といった形で表現されます。例えば「青斑入蝉葉茶覆輪」なら,「斑の入った青系の蝉葉のアサガオで,花の色は茶色系で,花弁の外周は別の色で縁取られたようになっている」という意味。

これを知って思い出したのは花火(尺玉)の表現方法。例えば,昨年の土浦全国花火競技大会の10号玉の部で優勝した花火の名称は,「昇り曲導付四重芯変化菊」。これは「花火上昇時に軌跡が分かる曲導が付く,色が変化する四重芯の菊型花火」という意味。少ない漢字で茎や葉の部分の特徴を述べ,後に花の色などの特徴を述べるという表現方法は全く同じという訳です。

花の表現方法という部分で,「花火」と「朝顔」が繋がる訳です。
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一足先に

2010年03月15日 | こよみ・四季・歳時記
桜の季節はもう少し先ですが,一足先に桜な話題。

写真は,啓翁桜という品種の桜。休眠を終えた桜の切り枝をハウスで加温してやることにより,通常よりも早く桜を開花させる栽培方法(促成栽培:小学校の頃,社会科の授業で習いましたよね)で有名な品種。正月や二月に店等,室内に飾られている桜の多くはこの啓翁桜。花は少し小振りですが,可憐な感じで素敵です。
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