徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

乙嫁語り

2011年07月30日 | 本と音楽の話題
ラジオで紹介していて,興味を持って,買ってしまう。

特段,珍しくないことだが,今回は少し違う・・・,“面白そう!”とか“ワクワクしそう!”とかではなく,“何で?”と思って買ってしまった。

同じ体験を皆さんにしてもらうために,私が買ってしまった漫画「乙嫁語り」を簡単に紹介すると,

「中央アジアのある村に嫁いできたお嫁さんの日常の生活を描いたもの」

これだけ聞いても全くワクワクの要素はない,多少事件ぽっい事が起こるとすれば,主人公の実家が主人公を「嫁を帰せ!」と連れ戻しに来るぐらい・・・

にもかかわらずに,評判で,いくつもマンガに関わる賞で入選しているとか。

“何で?”

もう少し物語の舞台について丁寧に説明すると,中央アジアというのはシルクロードの周辺,時代は19世紀の後半,伝統的な遊牧民の生活が残りつつも,徐々に定住するものも増えていくような時代を描いています。

絵も内容もとにかく丁寧に描き込まれて,作者が好きで好きでたまらない様子が読者にも伝わってくる。作中で描かれている衣装や刺繍,彫刻や装飾を見るだけでも,価値がある感じです(母から娘に代々受け継がれていく刺繍の柄の話とか秀逸です)。もちろん,主人公も含め,魅力的なキャラクターが沢山出てくることも評判になっているポイントだとは思いますが。

もし“何で?”と思ったら,読んでみて下さい(笑)

→ 森薫/乙嫁語り(コミックナタリー記事)
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深山鍬形

2011年07月28日 | ちょっといいとこ,いい景色
秩父の山奥で懐かしい友達に出逢ったので,少しブログに登場願いました(笑)

「ミヤマクワガタ(深山鍬形)」

子供の頃にカブトムシやクワガタムシに夢中になったことを思い出しました。

自分は,断然クワガタムシ派,なかでも重厚さとスマートさの併せ持ったミヤマクワガタ君は大のお気に入りでした。

さすがに,昔のように飼うわけにはいかないので,写真後にちゃんと山に帰ってもらいました。
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Google Sky Map

2011年07月27日 | その他の記事
スマートフォンライフも3ヶ月。やっぱり便利ですねぇ~。

この週末は,秩父の山奥に行っていました。長野や山梨の県境に近いあたりで,秩父市の中心部まででも1時間以上かかるという場所でした。

山奥にくるといつも夜,宙を眺めてみるのですが,さすが,天の川までしっかり観えました。

満天の星空をたどり,夏の大三角形,はくちょう座,こと座,みたいな感じで星座を探していってみたのですが,基本中の基本,北極星探しが上手くいかない・・・。北斗七星は?カシオペア座は?なんて感じで,結局,見つけられず仕舞い。星座早見盤を持ってきておけば・・・,と思った次第。

つくばに戻ってきてから,星座早見盤的なアプリは絶対ありそうな気がして,見つけたのがタイトルのアプリ,やっぱりGoogleさんなのですが,このアプリかなりの優れもの,自分がいる場所のかざした方向の現在の星空が分かるようになっていて(惑星とかまでちゃんと出ています),星を観ることを前提にした夜間モード(画面が暗くなり邪魔をしない)まであって,芸がとっても細かい。星を観に行きたくなるアプリです。スマートフォンをお持ちの方は是非ダウンロードしてみて下さい(もちろん,無料です)。

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もうすぐ開花

2011年07月23日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
台風が大陸の高気圧に負けて以降,とっても過ごしやすい日が続いています。頬にあたる風はまるで秋のようです。
盛夏に向けて,今年もベランダではアサガオが成長中,随分育ったので,そろそろ蕾を付けそうです。来週には花をお届け出来そうです。

追記:
朝顔鉢×2,代萩すだれ,南部風鈴三重奏,めだかバケツ・・・,この夏のベランダは結構賑やかです。手前の小さいアサカオの芽は,昨年落ちた種がベランダの溝で芽を出したもの,さすがに溝のわずか土では大きくは成長は出来ず,例年,このぐらいのサイズで枯れてしまうのですが,今年はその根性を買って1つ救出してみました(笑)
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とっておきの会津「大内宿」

2011年07月20日 | ちょっといいとこ,いい景色
番外編があるかも知れませんが,とっておきの会津,とりあえず最終回は「大内宿」

「大内宿」は,南会津郡の下郷町にある会津西街道(下野街道)沿いに宿場町。

旧美山町北集落や白川郷など,茅葺き屋根の民家が残る地区には結構足を運んでいるのですが,ここまで沢山の茅葺き民家を一度に見たのは初めてかも知れません。あまりにしっかりと保存されているために,時代劇のセットかと思ってしまうほどでした。

年間100万人以上が訪れる一大観光地ですが,ここでも観光客は減ってしまっているようで,4つある駐車場は1つで十分という状況でした。

「真っ直ぐ見て下さい」と言われると「横からみて見よう!」と思ってしまう厄介な性分なので,街道側ではなく,屋敷の反対側が面する道路を歩いてみたり,街道を横切る方向に歩いてみたりしたのですが,横方向に歩くと,明らかに音が変わるポイントがあったりして,なかなか面白かったです。
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とっておきの会津「東山温泉」

2011年07月19日 | ちょっといいとこ,いい景色
先週末に訪ねた会津,夜は東山温泉に泊まりました。

東山温泉のホテルや旅館は,原発事故の影響で避難してきている大熊町の住民の方を多く受け入れている場所(会津若松市は役場機能も含めて,大熊町の住民の受け入れを行っています),ピーク時には,1000人近い住民の方々が避難されていました。会津若松市内に建設された仮設住宅への入居も少しずつ始まったとはいえ,まだ多くの方が東山温泉に滞在しており(駐車場には,沢山のいわきナンバーの軽自動車が停まっていました),お世話になった旅館にも40名近い大熊町の住民の方が滞在されていました。

夕食時に,番頭さんにいろいろとお話をお聞きすることが出来たのですが,津波による被災地以上に,一筋縄ではいかない状況のようでした。

とはいえ,旅館街と避難してきた住民の方々の間で新しい関係も少しずつですが,生まれてきているようで,息の長い支援に繋がっていってくれることを願います。

会津周辺の温泉地は,7月中旬以降,避難住民の方が仮設住宅等へ移動が本格化し,また,普通に泊まれるようになりますので,是非,訪れてみて下さい。

→ 会津東山温泉 おやど東山(お世話になった旅館です)


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水出し茶

2011年07月17日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
連日の猛暑,どうしても冷たいものに手が伸びる。

煎茶を煎れて飲むのは,ライフワークになっている感じなのですが,さすがにこの暑さ,温かい煎茶を飲む気にはなれず・・・。加えて,職場などでは節電で電気ポットが使えない。

ってな訳で,最近,ハマっているのは「水出し茶」。

以前にここで「冷茶」を紹介したことがありましたが,「冷茶」と「水出し茶」は,どちらも冷たい煎茶であることは共通なのですが,煎れ方は異なる別物。「冷茶」はお湯を使って抽出し,氷などを加えて一気に冷やし作りますが,「水出し茶」は,名前の通り,お湯は使わず,水でゆっくりと抽出します。

軟水系のミネラルウォーターなどを使って作るのが理想ですが,ちょっと高くつくので,浄水器経由の水道水で作る場合は,「香駿」とか少し香りのある品種がお薦め,さっぱりしてとっても美味しいです。
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一足お先に開花

2011年07月15日 | こよみ・四季・歳時記
一足お先に開花しました(笑)梅雨明けと同時にテープ痕隠しの手ぬぐいタペストリーの模様替えをしました。これで3枚目(正確に4枚目で,2枚目は飾ってはみたが,パッとせず,2日で交代)。「手ぬぐいタペストリー」。3枚飾ってきて,何となく分かったは,縦のラインが意識でき,上下に変化があるものは映える。逆に,均質な模様系の柄はいまいち。

本物の朝顔の開花までは,こちらを楽しむことにします。
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とっておきの会津「鶴ヶ城」

2011年07月14日 | ちょっといいとこ,いい景色
とっておきの会津,2枚目は「鶴ヶ城」。会津以外の方には,会津若松城の方が通りがいいが,地元の方は,「鶴ヶ城」と呼ぶそうです。この3月に,瓦を黒瓦から幕末当時と同じ赤瓦に葺き替える復元工事が終わったばかり,見る方向や光の加減で色が変わって見える落ち着いた赤瓦,結構素敵です。
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とっておきの会津「磐梯山」

2011年07月13日 | ちょっといいとこ,いい景色
週末に一泊二日で会津に行ってきました。裏磐梯や喜多方には何度か足を運んでいるので,会津は何度もかすめてはいるのですが,ちゃんと訪ねたのは今回が初めて。

原発事故の影響で,観光客は随分と減ってしまっているようですので,PRをかねて,とっておきの会津を紹介。

まずは1枚目。猪苗代湖の湖岸から磐梯山を臨む眺め,半島のように湖に突き出た朽木山との組み合わせがまるで浮世絵のようです。一緒に行った後輩の話では,雲がかからず,ちゃんと磐梯山が見えるのは,結構珍しいそうです。
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節電の夏を乗り切るための涼和物 其の二「簾」

2011年07月08日 | こよみ・四季・歳時記
この記事は,節電の夏を乗り切るための涼和物の其の二なのですが,実は以前に本ブログでシリーズで書いていた記事の続きでもあったりします。

まずは,「風鈴」に続いて,「簾(すだれ)」を購入してみました。今回のこだわりポイントは国産(日本産)。
現在に日本で売られているすだれの大部分は中国産(「天津すだれ」という名前で売られているのを見たことある人は多いかと思います),とってもリーズナブルで先日とあるホームセンターでは198円で売ってました。70年代ぐらいまでは,国産のものが多かったのですが,河川改修等で良質のヨシが得られなくなったこと,すだれを作る職人が減ってしまったこと,すだれを使うような住宅が減り,需要が減ってしまったことなどにより,国産のものはほとんど見かけないという現在のような状況になりました。

ってな訳で,「すだれ,国産」とか「よしず,琵琶湖」などのキーワードで色々と物色し,ちょっと購入を躊躇ってしまう感じの出費(関西人,ネタのためには多少の出費は惜しみません(笑))で,何とか国産のすだれを手に入れました。

写真のものがそのすだれです(三重奏と並べてみました)。落ち着いた感じで,素敵ではないですか?


で,終わらないのです(笑)

この記事には続きがあります。「よしず」と書かず「すだれ」と書いたのには,実は意味があります。
「よしず」はその名の通り,ヨシを材料に用いており,すだれの多くはヨシが用いられています(「よしすだれ」→「よしず」という訳です)。ただ,他の材料を用いたすだれもあります。有名なところでは「蒲芯すだれ」,名前の通りガマの芯を用いて作られたすだれです。それから,最近はほとんど見かけない(小さいものが装飾として用いられていることはありますが)ですが,「萩すだれ」というものもあります。お察しの通り,ハギを用いたすだれです。

実は,私の購入した写真の国産のすだれは,「葦すだれ」はないのです。

「代萩すだれ」といいます。

これまでの説明と漢字をみれば,分かるかと思いますが,このすだれ,萩に代わる材で作られたもの,茶褐色の落ち着いた色合いが萩すだれの特徴に似ていることから,この名が付いたそうです。

「代萩」,何だと思いますか?

ここで最初の振りに繋がります。この記事の続編なのです。

以前に琵琶湖の湖岸,近江八幡の葦農家を訪ねた際に,庭先に綺麗に並べてあるのを見つけた際には,「さずが近江商人発祥の地,転んでもタダでは起きない」とか,冗談混じりで記事を書いたのですが,まさか,ちゃんとすだれの1ジャンルになっているとは,驚きと同時に,国産の葦すだれ,そっちのけで買ってしまいました「背高泡立草すだれ」(苦笑)

→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 前編

→ 背高泡立草にまつわるエトセトラ 後編

→ 文化的景観 in 近江八幡
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催涙雨

2011年07月07日 | こよみ・四季・歳時記
節電で街の明かりがちょっぴり暗め,おかげで心なしかつくばでも星が沢山見えるような気がする。

今日は「七夕」,短冊に願いを込めて星に願う日だが,7月7日は例年梅雨の最中,今年も織姫は天の川を渡り彦星に逢いにいくことは難しそうです(約一ヶ月後の旧暦の七夕を待ちましょう)。

タイトルの催涙雨は,7月7日に降る雨のこと,織姫と彦星が流す涙という言い伝えだそうです。

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桜桃

2011年07月06日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
久しぶりに果物をお取り寄せ,調査等でお世話になっている山形県の地区の方(現役の時には桜桃(さくらんぼ)の栽培指導をなされていた方)に,教え子の農家の方をご紹介頂きました。

今年は春先,天候が不純だったこともあって,良いモノはあまり穫れない中,綺麗で甘い桜桃達を届けて頂きました。一粒一粒丹精込めて育てられた東北山形の宝石,美味しく頂こうと思います。
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めだかバケツ

2011年07月04日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
1ヶ月ほど前に,メダカで水槽を復活させた記事を書いたのですが,実はあまり上手くいっていません。黒・白・青・緋等,11匹を購入し,飼い始めたメダカたち,今日現在で1匹+αになってしまいました。比較的体力のあったアダルト金魚たちに比べると,メダカは調子がおかしいと思ったら,次の日にはお亡くなりになっているというパターンが多く,治療等のリカバリーの余地がほとんどありません。一度に亡くなるようなら,水の悪化や流行り病も考えるのですが,ゆっくり1匹ずつという感じで・・・。難しさを感じています。

で,何故1匹ではなく,1匹+αなのか?

それは,11匹いた親メダカ達が産んだ卵から何匹か稚メダカが孵っているからです。

親メダカと同じ水槽に入れていたのでは,たちまち食べられてしまうと思い,孵化の直前に,上記のバケツに水草ごと移したのですが,こちらはホテイアオイの影に隠れながら,すくすくと育っている感じで,何とも不思議な感じです。
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未知の題材+王道

2011年07月03日 | 本と音楽の話題
漫画や娯楽小説,ドラマなどは,ジャンルと題材で分類することが出来る。ジャンルは,今も昔もあまり大きく変化していない気がするが,題材は最近かなりマニアックになってきているように思う。

例えば,スポーツや部活を題材とした物語(いわるゆスポ根もの),昔は野球やサッカー,テニスあたりが題材として選ばれていたが,今は,ルールもよく知らないようなスポーツが題材になっていたり,スポーツとはほど遠い文化系の部活などが題材になっていたりする(野球あたりになると視点を変えるなどの変化球も多い)。

特定の職業を題材にする物語では,刑事や探偵,医者あたりが定番だったが,現在は,これまた名前は聞いたことはあっても,具体的にどんなことをしているのか知らないという職業が題材になっていることが多い。指折り数えてみると,漫画やドラマなどで,はじめて詳しく知った職業が結構多いことに気付く。

これらの物語に共通する点は,未知の題材に対する興味と勝手知ったる流れ(王道)の安心感,実によくできていると思う。

ってな感じで,最近ハマったこの漫画も「未知の題材(競技カルタ)+王道(スポ根)」(のだめ以降,少女漫画もあまり抵抗なくなった感じです)

→ 末次由紀『ちはやふる』講談社
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