徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

金況報告201001

2010年01月31日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
我が家の金魚たちの近況を報告する「金況報告」。

今回は,新たにお仲間が増えたという報告。最古参,もうすぐ4歳になる茶金の「茶衣(チャイ)」と,2.5歳の琉金の「朱音(アカネ)」だけになって,
少し寂しくなってしまっていたので・・・。

新しく加わったのは,東錦という品種の金魚,透明な鱗に,赤(朱)と黒,そして浅葱色の三色が特徴的な品種です。茶色と朱色だけだった水槽が何だか一気に賑やかなになったような気がします。

多くの金魚が中国で品種として確立されたのですが,この東錦をはじめ,三色柄の品種は,日本で作られたものが多く,この東錦も昭和18年にオランダ獅子頭と三色出目金を交配して作られました(ちなみに東錦の東は,関東のこと)。

さて,ここまででお分かりの通り,「金魚」を語ると「色」がついて回ります。偶然ですが,先輩金魚2匹の名前も色にちなんでいますし・・・。

今回,着目する色は,東錦の赤と黒のモザイク模様の基となっている青系の色,浅葱色(あさぎいろ)。

「あさぎいろ」と呼ばれる色には二種類あって,それぞれ「浅葱色」,「浅黄色」。どちらもそれなりに有名なので,よく混同されますが(「浅黄色」は,正確には「あさきいろ」),ご覧の通り,色合いはかなり違います。

浅葱色は,その名の通り,薄いネギの葉の色を指します。ネギ畑を見たことがあれば,あの何とも言えないアオ色を思い浮かべもらえば,ぴったりかと思います。

ってな訳で,新入り君(さん)の名前は「浅葱(あさぎ)」です。どうぞよろしく。
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元祖エコバック【風呂敷】

2010年01月25日 | その他の記事
風呂敷を買ってみた。

流れ的には,最近のマイブーム「和の伝統色」からの流れなのですが,実用面もなかった訳ではない。

自分の住んでいるつくば市は昨年からレジ袋が有料になって,エコバックがスーパーへ買い物に出掛ける際の必需品になった。これまでは,ビジネスホテルの宿泊時のおまけや百均の物を使っていたのですが・・・。

どうせエコバックを持つなら,新参物の廉価バックではなく,日本に古くから伝わる元祖エコバックをと思い,風呂敷を使ってみた

ただの一枚の大きな布ですが,使い方を覚えれば,いろいろな包み方が出来て,意外と重宝だったりします。

外国の方向けにこんなのも出ているみたいですよ。

ちなみに自分が購入したものは,二四巾(約90cm四方)と呼ばれるサイズのアセテートとポリエステルの混紡のもの,軽くて丈夫で使い勝手もなかなかいいです。地の色は薄い黄丹,花びらの色に先日紹介した茜色が入っています。
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どうもありがとう

2010年01月15日 | その他の記事
このblogでも何度か紹介した実家のコーギー犬の「モモ」が旅立ちました。
実家に戻った際には,いつも手荒いぐらいの歓迎で自分を向かえてくれていたのですが,年末年始に会えたのが最後になってしまいました。

お別れの言葉は言いません。

沢山の思い出をどうもありがとう。
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四十八茶・百鼠

2010年01月14日 | こよみ・四季・歳時記
再び,色の話

この色,何色だと思いますか?答えは鼠色。

「桜鼠(さくらねず)」といいます。

何とも微妙な色合いで「何色でしょうか?」と問われても答えに窮する感じの色です。ただ,言われてみれば,桜色と鼠色を混ぜ合わせたような気もします。

こんな微妙な色が流行ったのが,江戸時代(明治時代にも流行った)。ちなみにこの桜鼠は明治24年と30年に大流行したそうです。「今年はオレンジが流行ります」とか,騒いでいる現代と比べると,何とも渋い流行色。こうした渋い鼠色や茶色が江戸時代には沢山沢山作り出され「四十八茶・百鼠」と呼ばれた。

やっと庶民の関心にも届くところとなった‘色を楽しむ’という行為を,江戸幕府が奢侈禁止令(庶民の贅沢を禁止した法令)により禁じた(赤や紫などの鮮やかな色を使うことを禁じた)ことへの反発からだというが,限られた鼠色,茶色の中で色を楽しみ,そこに粋を見出した江戸の庶民の感性と心意気には感服です。

追記:
そういえば,我が愛車のインサイト君も鼠色。ポリッシュドメタル・メタリックなんて舶来のお洒落気な名前が付いていますが,今日から先輩の命名に従って改名・・・「溝鼠(とぶねず)」(笑)
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想いを馳せる場所

2010年01月04日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
年末から年始にかけて日本海側で天気が大荒れというニュースを何度も耳にしている。こんな時‘大丈夫だろうか?’と思いを馳せる場所が2箇所ある。1箇所は,大学の4年間を過ごした鳥取。もう1つは,棚田の調査でお世話になった新潟は越後妻有(十日町市)。

越後妻有は,昨年,3年に1度のトリエンナーレ(大地の芸術祭)の年だったのだが,芸術祭期間中を含めて,結局一度も足を運ぶことは叶わなかった。芸術祭に是非行きたかったのだが・・・。

代わりにではないが,棚田の恵みを届けてもらいました。思いを馳せることの出来る場所で育ったお米は格別,とっても美味しく頂いています。

ちなみに越後妻有ではこの冬も冬バージョンのミニ芸術祭が開かれています。

→ 越後妻有2010冬

最後になりましたが,本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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