徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

おおさかワイナリー巡り「河内ワイン」

2012年08月31日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
おおさかワイナリー巡り,続きです。

大和川を跨いで,今度は羽曳野市。駒ヶ谷地区はこの地域の中でももっと葡萄畑が集中する地域。ゆるやかな起伏の丘陵を葡萄畑が登ったり,下りたりするイメージ。栽培の歴史も古く,江戸時代の「河内名所図絵」にも当時の様子が描かれている。

さて2軒目は「河内ワイン」さん。写真は,醸造所のすぐ近くにある自社のシャルドネの畑。ご覧の通り,住宅地の中にあります。この写真を見た方が「シャルドネに毎日大阪弁を聞かせるとどうなるか?の実験ですか」と言われて思わず笑ってしまいました。確かに「シャルドネ」と「大阪弁」は,何となく共鳴しそうなイメージがあります(あくまでイメージですが(笑))。

河内ワインさんは,改装したばかりのワイン館というショップ兼資料館のようなところがあり,試飲がてら店の方に色々とお話を聞かせてもらいました,和食に合うことを大事にされているとか,ブランデーベースも梅酒も沢山作られているとか・・。もちろん,色々聞かせてもらったからには手ぶらで後にする訳にも行かず・・・。ちなみにこれは先に訪ねたカモシタワイナリーさんも同じ・・,炎天下に一本ずつワインが増えていく次第(苦笑)

ぐるっと,駒ヶ谷地区を回った後,帰り際に,ワイン館で説明を聞かせてもらった店の方とばったり・・。あまりに暑そうだったからか,醸造所の内も少しだけ見せて頂くことが出来ました。昔ながらのものと新しい試みが上手くマッチしている感じで,何とも心地いい感じでした。

ちなみに,河内ワインの専務さんは,フランス語で落語をされるそうで,亭号が「ロマネ金亭」らしいです。うーん,大阪です。

→ 蔵を改装した多目的スペース,落語やミニコンサートなどが催されるとか,お洒落です。

→ 河内ワイン

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黄金色の海

2012年08月27日 | ちょっといいとこ,いい景色
この半年,定点観測を続けていた水田も最終章

周囲の田んぼでは,稲刈りも始まっているようなので,稲のある風景は,これが見納めかも・・。

いつ見ても,この黄金色には惚れ惚れします。

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朝顔日誌2012「変化朝顔 開花」

2012年08月26日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
朝顔日誌です。

3度目の正直(笑)変化朝顔開花の記事です。「?」が残っていない訳ではないのですが,獅子咲の特徴もちゃんと出ているので。

ちなみに獅子咲の変化朝顔は,もっと激しい変異の花がありますので,興味がありましたら「獅子咲」で画像検索してみて下さい。

朝顔全体はご覧の通り,ちょっとワイルドな感じに・・。実家に帰っていた間,水やりはペットボトル給水器とバケツの活躍で何とか枯らさずに済んだのですが,脇芽などの手入れが出来なかったので,ちょっと暴れ気味です。一つ前の朝顔日誌で紹介した濃青の変化朝顔が,少し小降りの花を沢山付けてくれています。この子も「出物系統」では獅子咲のはずなので,来年は是非,なんてことも考えたり・・。

日誌もそろそろ終盤,花の記事はあと一回ぐらいでしょうか。

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初雪草

2012年08月25日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
残暑がとても厳しいですので,見た目だけでも涼しく「初雪草」です。

以前にも紹介してますが,結構,好きな花もとい葉っぱなので,また。

ハツユキソウは,北米原産のトウダイグサ科ユーフォルビア属の一年草,同じく花ではなく葉を主に観賞するポインセチアもユーフォルビア属の仲間だったりします。

毎度思うのですが,こちらでの名前「初雪草」の付け方が見事です。

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おおさかワイナリー巡り「カタシモワイナリー」

2012年08月24日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
少しずらしてお盆休みを取り,実家・大阪へ

毎度のことなのですが,のんびり過ごすのは苦手で,実家近辺の気になっていたスポットに出かける。

今回は,大阪府の南部に位置する柏原市と羽曳野市,両市は生駒山地と金剛山地に連なる丘陵地に果樹園が広がる地域で,なかでも葡萄の生産は有名(昭和初期には,大阪は全国一の栽培面積と販売額を誇っていた),奈良や吉野に行く時によく通る地域で,大阪都心から30分ぐらいのところに広がる葡萄畑は以前から気になっていました。

葡萄があれば,当然,葡萄酒(ワイン)もある訳で,この辺りは頑張っている大阪のワイナリーが集中。ってな訳で,一日かけておおさかワイナリー巡りをして来ました。

結構,盛り沢山なので,何回かに分けて記事にしていこうかと思います。最初に訪ねた柏原市の「カタシモワイナリー」は,大正3年創業の大阪府で最も古いワイナリーで,貯蔵庫は国の登録有形文化財にも指定されています。工場の見学等の予約は出来なかったので,ショップにお邪魔して少しお話を聞かせてもらい,自社畑のある辺りを歩かせてもらって来ました。

写真は葡萄畑のある斜面(合名山)の中腹から,大阪の中心の方角に向かって撮影したもの。ご覧の通り,住宅地が目の前まで迫っている感じです。古い街並が残っていることもあって,まちづくり等も盛んに行われているようで,こんな遊歩道も(甲州葡萄のトンネル)ありました。

→ 農地に様々な主体が関わる例はみてきましたが,ジャズ・バーは初めて・・。

→ 最初はこれ(庭先の緑陰樹)から始まったそうです。

→ カタシモワイナリー

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国産線香花火

2012年08月18日 | こよみ・四季・歳時記
晩夏の蝉,ツクツクホウシの鳴き声が,ミンミンゼミとかアブラゼミなどの真夏の蝉に勝るようになってきました。少なくとも盛夏は終わりが近付いているようです。

4月に東京をぶらぶらしたこの時,蔵前まで足を延ばし,仕入れていたネタを夏が終わる前に挙行。

ご覧の通り「線香花火」です。(手や足が少し写ってしまいましたが,何とか撮れました・・)

この線香花火,タイトルの通り「国産」で,こんな立派な包装に入っています。中身も鮮やかな紙縒がとっても素敵です。

でも,「国産」って珍しいの?と思われるかも知れませんが,復刻したこれらの花火をのぞけば,ほとんどが中国産,夏の風物詩も日本国内では生産されておらず,海を越えてやってきている訳です。コスト等のことを考えると仕方ないのかも知れませんが,ちょっと寂しいです。

さて,立派な包装,どっかでみたことあると気付いて下さった方は,このブログの常連さん,昨年のこの記事(出身地や世代が分かる線香花火の種類,「すぼ手」と「長手」の話)で紹介しています。

この時,紹介した線香花火は御遣い物で全部プレゼントしてしまったので,今回は,試験用に購入してみた次第,

ただ,自分でやってみても,「普通のより長くもった」というプレゼントをした方から頂いた感想という同じ感想だったのには,ちょっと笑ってしまいました。

とはいえ,夏の終わりがちょっと染みる線香花火試験でした。

→ 山縣商店

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朝顔日誌2012「変化朝顔?開花」

2012年08月16日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
朝顔日誌です。

再び変化朝顔開花の記事なのですが,今度は開花の後ろではなく,変化朝顔の後ろに「?」マークが付きます。

見た感じはいたって普通の濃青の朝顔。吸い込まれてしまいそうな青,とっても素敵なのですが,変化を期待していたので,ちょっと肩透かし・・。

とはいえ,これはある程度,予想の範疇。今回咲いた株が「正木系統(変化が少なく種子の出来る系統)」であることは分かっていたので,花はいたって普通の子であることも想定内です。

彼らをちゃんと系統として維持しないと「出物系統(変化が大きく種子の出来ない系統)」も維持出来ず,変化朝顔を楽しむことが出来ない訳で,つくづく江戸っ子朝顔マニアさんの探求心には感心させられます。

さて,次はどんなに日誌になることやら・・。

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八郷「渡船」再び

2012年08月15日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
週末,ふらりとドライブに・・。

つくばの周辺で,私のお気に入りの場所の一つが,筑波山,加波山,吾国山などの山に囲まれた旧八郷町,西日本で絶えず山に囲まれて育ったせいか,何となく落ち着くのです(笑)

朝日峠を越え,ちょっと気になっていた茅葺きの古民家に立ち寄り,またここに。

以前にも一度訪ね,このblogでも紹介しましたが,旧八郷町太田集落は,幻の酒米「渡船」が育てられている地区。今回は「まぼろしの酒米 渡舟の郷」という看板のすぐ側にある「しげふじ」というお蕎麦屋さんにお邪魔してきました。地元産にこだわった十割そばと自家製豆腐が頂けるお店なのですが,ここの店主,実は渡船とは切っても切れない方だったりします。店主は県の農業改良普及員のOBで,つくばの研究所に保管されていた僅か14グラムの渡船の種もみを育成・選別・復活させた方だったりします。ちょっとだけお話をお聞きすることが出来たのですが,最初に研究所から譲り受けた冷蔵保存されていた種もみは,品種と呼べるようなものではなく,性質もバラバラで,それらの中から酒造りに適した形質を持ったものを選抜していく過程には,かなりのご苦労があったそうです。現在,地区に植えられている系統に落ち着いたのは,ほんの5,6年前のことだそうです。

周辺のコシヒカリなどが出穂し,黄金色に染まり始めているなか,渡船(写真の左側)は,いまだ青々としたまま,店主の話だと出穂は今月末,出穂から55日で登熟(他の栽培品種が30~40日なので,出穂後もかなり時間がかかる)ということなので,収穫は10月末,じっくりじっくりと実っていきます。

お話まで聞いてしまうと,やっぱり買って帰りたくなり,石岡市の中心部にある「府中誉」の蔵に立ち寄り「渡舟」の濾過前五十五を購入,夕食でちょっと頂いてしまいました。

→ 府中誉株式会社

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朝顔日誌2012「変化朝顔,開花?」

2012年08月13日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
朝顔日誌です。

待望の変化朝顔の開花なのですが,「?」マークが付きます。

以前に,蕾を紹介した変化の激しい方の株の一輪が開花したようなのですが,「開花でよろしいのでしょうか?」と聞きたくなる感じです。一見するとまだ蕾?とも思うのですが,恐らくこれで開花かと・・。繊細な変化朝顔に合わせた育て方はしていないので,十分な花ではないのだとは思いますが・・。

とりあえず,花の色が綺麗な白であることだけは分かりました。

変化の少ない方も含めて,蕾の数は増えてきました,これからが本番でしょうか。

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三大醸造酒で世界に挑戦

2012年08月11日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
関東では,ほんの少し涼しい日が続いているのですが,まだまだ残暑が厳しい日々。

このblogではあまり登場しなかったお酒に登場してもらいます。

日本酒,ワイン,そしてビールで三大醸造酒っていうらしいのですが。

写真のビールは,茨城では結構有名な地ビール「常陸野ネストビール」。
これまでにも何度か飲んだことはあったのですが,自分で買って飲むのは初めてです。

実はこの常陸野ネストビールを造っている木内酒造,「菊盛」という日本酒を造っている那珂市の老舗の酒蔵だったりします。日本酒でも長い歴史と実績はあったのですが,平成8年に始めたビール醸造も沢山の賞を得るなど世界で高く評価されていています。すごいのは,ここからなのですが,現在,酒蔵の隣接する畑でブドウを育てているそうで,ワインの醸造も始められているそうです。

「三大醸造酒すべてにおいて世界に挑戦」・・・カッコいいです。

とりあえず,ホワイトエールを頂きました。さっぱりと爽やかな飲み口でグッドです。

日本酒もワインも是非飲んでみたいものです。

→ 木内酒造

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ちょっぴり秋モード

2012年08月09日 | こよみ・四季・歳時記
立秋を過ぎて,若干涼しい日が続く。

立秋過ぎても,あくまの暦の上,猛暑は続くってのが定番だったことを考えると,ちょっと不思議な感じ・・。

田んぼも空も何となく秋モード,ちょっと物足りない気もするのですが。
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教養としての酒学

2012年08月07日 | 本と音楽の話題
ワイン蘊蓄レベル強化中

ちょっと面白そうなワインに関する新書本を読んでみようかと思い,本屋を物色。

琴線に触れた本の副題が,この記事の表題。「比較ワイン文化考-教養としての酒学-」

「教養としての酒学」というのは,蘊蓄収集好きの私の波長にぴったり合う感じで,内容もなかなか興味深い。初版が1981年と30年以上前の本なのですが,西洋の食文化に根ざしたワインが,あまたある「酒」の一つでは決してないことを,様々な角度から述べていて,非常に含蓄に富んでいます。

例えば,ワインとは何か問われ,「ワインとはブドウからつくった酒」と答える日本人と,「ワインとは発酵したブドウ果汁」と答えるワインを常飲する民族との間に横たわるものは何かとか・・

収穫を祝うワイン(果実酒)と収穫時(醸造前)に祈る日本酒(穀類の酒)の違いは何によってもたらさせ,両者の違いは,それぞれの酒にまつわる文化をどう特徴付けているのか?とか・・

後で語りたくなる話が満載です。

写真は,日本のワインの父と呼ばれている川上善兵衛が創業した岩の原葡萄園のオリジナル。西洋の食文化に根ざしたものがワインであれば,移入され日本で育てられてきたワインは何なのか?気になりますね(笑)

→ 麻井宇介『比較ワイン文化考-教養としての酒学-』中公新書
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朝顔日誌2012「水月四輪」

2012年08月02日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
連日の猛暑が続いていて,夏真っ盛りですが,やっと我がベランダの朝顔が本格的に咲き始めました。

今朝は,水色の水月が四輪まとめ咲き(写真にしっかり写っているのは三輪ですが,後ろに一輪隠れています),とっても涼しげです。まだ沢山蕾があるので,しばらくは賑やかかと・・。

ちなみに,変化朝顔選手は写真の左のような感じで,行灯の一番上まで蔓は伸びた感じなのですが・・・。と思いきや,変化の激しい方の株に小さな蕾を発見,来週ぐらいには花が見れるかも?です。

→ 今朝は水月と飛火野の共演です(120803)

→ 飛火野の渋い色,気に入っています(120803)
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