徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

一周年?

2005年11月30日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
当ブログの最初の記事は「デンマークカクタスの花が咲きました!」だったので,「今年もデンマークカクタスが…」とくれば,「一周年?」と思われそうなのですが,実は3週間とちょっと早かったりします。理由は,昨年の記事を見てもらえれば・・・。

今年は,彼らの開花に向けての準備に抜かりはありませんでしたので(笑)まず,9月の下旬に芽摘みをします。根本から数えて三から四節ぐらいを残して,先端の節を摘み取ります。夏場はどんどん成長するので,長い葉では三節ぐらいまとめて摘み取ることになります。同時に小さい葉や薄く貧弱な葉も全部摘み取ります(そういった葉には花芽がつきません)。厚手で大きくずんぐりとした葉には,大きく立派な花芽がつきます。摘み取りが終わったら,花芽を付けてもらうために,日が短くなっていっていることを実感してもらえる場所(夜,ちゃんと暗くなる場所)に移します。デンマークカクタスは短日植物なので,そうしないと花芽がつきません。昨年は,このことをすっかり忘れていて,開花が遅れてしまいました。

なかなか立派な花を付けてくれました。いかがでしょうか(^^)

→ アップでも…

↑真上向いて咲くと上記のように咲くようです。
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絨毯各種取り揃えました

2005年11月26日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
絨毯各種取り揃えました(笑)

週末,山の紅葉が街中にまで降りてきたようで,つくばの街中は赤や黄色でとっても賑やか。今回は,ふらりサイクリングで見つけた鮮やかな天然の絨毯を紹介。写真は一番のお薦め,鮮やかな表の赤・黄と,落ち着いた裏の色のバランスが素晴らしいです。樹種は鑑定中・・・(分かったら教えて下さい)

→ 目の覚めるような黄色といえば(銀杏)
→ 大人な雰囲気の赤(アメリカハナノキ?)
→ 落ち着いた黄色
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となり町戦争

2005年11月23日 | 本と音楽の話題
自分の住んでいる町が,となり町と事業としての戦争を始めたら・・・。奇想天外な設定から物語は始まる,公務に触れたことのある人間には,戦争というものが事業として,公務の中で遂行されていく様子が滑稽にも映る。ただ,読み進めていくうちに自分自身も物語の主人公と遠からずの立場で暮らしていることに気付いていく。

戦争の怖さは,教わり,学んできたつもり,“二度と…”という想いも持っているつもりだ・・・。だが果たして,自分の想像していた顔と全く違う顔で,自分の目の前に現れた戦争というものに対して,自分はNOと言うことが出来るだろうか?

少し不安になった・・・。

→ 三崎亜紀『となり町戦争』集英社
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文化的景観 in 近江八幡

2005年11月19日 | ちょっといいとこ,いい景色
このブログでも,ちょこっと触れた近江八幡にまつわる記事を紹介。

→ 重要文化的景観第1号に「近江八幡の水郷」文化審答申(asahi.com 051118)

「文化的景観」というのは,1992年に世界遺産の一概念として初めて登場した新しい文化財の枠組みで,主に農地や里山などの人々の生活と関わりの中で形成された景観のことをいいます。

これまでの文化財と最も違う点は,凍結的な保全を前提としていないということ,すなわち人々の生活との関わりを保ちながら,保全を図っていこうという点(動態的な保全)。上記の水郷の景観で言えば,葦の利用を続け,葦簀などのヨシ製品の生産等を続けていきながら,文化的な価値を持つ水郷の景観を守っていこうというもの。

人為的な利用や一定の変化が許容されるなど,従来の文化財保護に比べて規制が緩やかな反面,保護には利用や管理が不可欠な景観も多く,絶えず変化する生活様式の中で,永続的な保全を考えていく上では課題も多いと言われています。

人々の生活との関わりの中で維持され,一定程度の変化も許容するものの,何を守っていけばいいのか?難しい問題です。

追記:
先日の訪問時に,沢山束ねられたヨシの近くで,こんなものを見つけました。実はこれ,背高泡立草棒(笑)ちゃんと聞いた訳ではありませんが,恐らく何らかの活用法を模索している最中なのでは?と思います。

水郷地域のヨシ地にも,例外はなくセイタカアワダチソウは侵入している訳で,今まではヨシが生えていた場所にセイタカアワダチソウが繁茂なんて場所も沢山あります。本来であれば,必死に刈り取り,抜き取り作業を繰り返して,ヨシ地の再生に努めるところなのだと思いますが。そこは近江商人発祥の地,転んでもタダでは起きない。セイタカアワダチソウだって,ヨシのように銭金のもとになるのでは?ということなのだと思います。

何となく守るべきものの一端が見えたような気がしました。
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【実り・食欲の秋】米

2005年11月18日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
秋もそろそろ終わり,本秋の「実り・食欲の秋」のトリを飾るのは,最も大事な秋の実りの一つといっても過言ではない「米」。写真の炊きたて御飯は,もちろん今年採れた新米なのですが,何処で採れたものかというと…,ココで採れました。

長野県上田市にある「稲倉の棚田」,以前にも棚田百選に選ばれた棚田を紹介しましたが,ここもその一つ。農家調査で,耕作されておられる方の家にお邪魔した際に,話に花が咲き,“是非,少し持って帰って食べてみて…”ということになり,頂いて来てしまいました。感謝×3。都会で食べるお米は,何処で採れたか,誰が作ったか,分からないものが大部分。そういう中で,実際に田んぼの周りを歩き回り,作った人の苦労と喜びを知った上で,食べるお米はやはり格別です。
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初霜

2005年11月16日 | こよみ・四季・歳時記
出張先にて,この冬初めて,地面が白くお化粧をしたのを目にする。
雪は滅多に降らない関西で育った人間にとって,雪が積もることは一大イベント。朝起きて,庭が白くなっているのを見て“雪!”と思って駆け出し,肩すかしを食らったことはしばしば。

今では,この自然現象が創り出す,繊細な風景は冬の楽しみの一つ。凛とした雰囲気が何とも大好きです。

ちなみに今週の七十二候は「地始めて凍る」。先達の季節を詠み感じる力にはあらためて感服です。
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大地の恵み 2

2005年11月13日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
初夏の頃からお手伝いさせてもらっていた同期の菜園で,この夏の最後の収穫。

ナスとか,ピーマンとかと一緒に植えたので,決してサツマイモとっていい条件ではなかったと思うのですが,とりあえず,まずまずの大きさのものが収穫出来ました。蒸かし芋とかにして食べたいものです。

追記:
切り干し大根と一緒に甘く煮てみました。見た目はいまいちです・・・
こういう時に薄口しょう油って使うんですね 
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背高泡立草にまつわるエトセトラ 後編

2005年11月08日 | その他の記事
背高泡立草エトセトラ,後編です。

『ケンタッキー州花』
マイナスの印象が多いセイタカアワダチソウも故郷に帰れば,州花(州の花)に選ばれるぐらいポピュラーな花。確かに鮮やかな黄色の花が,咲き乱れる様子は,黄色いお花畑に見えなくもない。日本への導入の切っ掛けも鑑賞用に持ち込まれたという説が有力なようです。

『背高泡立草棒』
ちなみに私の印象は“懐かしい悪友”って感じだったりします。子供の頃の遊び場所がもっぱら住宅地内の残る空き地だった自分にとっては,最も身近な植物の一つでした。冬,細く長い棒状になったセイタカアワダチソウの茎は絶好の遊び道具,小学校からの下校時には必ず背高泡立草棒を片手に,悪戯をしながら帰っていたことを思い出します(^^;

『外来生物法』
この法律については,ブラックバスに関連した話題の中で,一度触れたことありますが。北米原産,圧倒的な繁殖能力とくれば,当然,上記の法律の対象となります。ただ,ブラックバスなどが指定された特定外来生物ではなく,要注意生物(分類からいうと,被害に係る一定の知見があり,引き続き指定の適否について検討する外来生物)平たく言うと規制対象外だけど,気をつけて下さい…という生物。理由は,現在では輸入,流通,販売は行われておらず,規制による効果は小さく,既に広範囲に蔓延しているため指定の緊急性は低いから…。何とも消極的な理由です。外来生物は,単純に生態的なインパクトの大きさだけでは割り切れない部分があることを,端的に
示した例なのかも知れません。

おそらく彼らが日本の四季から消えて無くなることはありません。だとすれば上手に付き合っていきたいものです。例えば,

「背高泡立草栄う」

とか(^^)
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椿開き始む

2005年11月07日 | こよみ・四季・歳時記
つい先日,暦の上では秋と書いたと思っていたら,もう「立冬」。暦の上だけかと思ったら,昨日のつくばの最低気温は9℃,思わず暖房器具のスイッチに手が伸びてしまいました。(打って変わって,今日は夏日近く。この温度差…金魚だったら死んじゃいます(笑))

さて,タイトルの「椿開き始む」は,何度か紹介している「七十二候」の今日から始まる「立冬の初侯」。

「暦の上では…」という冠詞は付かず,先人達が素直に四季の移り変わりを感じとった「七十二候」は,やはり当blogのお手本です。

→ 美しく咲きました(051126)
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こんな紅葉もあり?

2005年11月05日 | こよみ・四季・歳時記
一風変わった紅葉を紹介。

ちゃんと紅葉してます・・・芝生。つくばには,沢山の芝畑があります,古くはゴルフ場,現在でも公園やガーデニングなんかで,それなり需要があるのでよく見かけます(最近では,校庭の芝生化なんて話もよく耳にします)。で,その芝が秋になると紅葉するんです。自分もこちらに来て初めて知りました。光の加減に見え方は,随分違いますが,写真のような薄桃色の絨毯のように見えることも・・・。

ただこの芝畑,農地としては最後の姿。つくばの場合,この後は駐車場になったり,家が建ったり,放棄されてしまったりします。畑で芝を育てて売るということは,農家が長い年月をかけて培ってきた土を売ってしまうことなんですよね・・・。
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小説の楽しみ方

2005年11月03日 | 本と音楽の話題
小説,物語の何を楽しむかは,人それぞれかと思う,ストーリーを楽しむ人もいれば,作品全体の雰囲気を楽しむ人もいる。自分の場合,登場人物,キャラクターに惚れ込み,彼らの一挙手一投足に一喜一憂する…そんな楽しみ方をすることがしばしばある。

そういう楽しみ方に打って付けの主人公を紹介。小太りで,注射好き,まともな診察や治療は全くしない精神科医 伊良部一郎の活躍(?)をくすくす笑い,最後はちょっぴり暖かくなれる短編集です。

→ 奥田英朗『空中ブランコ』文藝春秋
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