徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

味噌汁はじめました

2010年02月21日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
ペットボトル茶をやめて,煎茶を愛飲
エコバックをやめて,風呂敷を持参

レトルト味噌汁をやめて,味噌汁をはじめました。

最近,なんとなーく,自分が好む方向が分かってきた感じ(笑)

自炊は嫌いではないので,時間と精神的な余裕さえあれば,食事は自分で作っていたのですが,器用な方ではないので,作れて一品,二品。あとは出来合のもので済ませることが多かった・・・。で,その出来合のものの代表選手として,レトルトの味噌汁を食すことはしばしば,一品,二品の自作メニューに主菜にはならない味噌汁を作ることは,これまでほとんどなかったのですが,ちょっと方向転換。主菜は出来合のものにして,味噌汁だけを作る自炊をはじめてみました。

例によって,インフラ(?)整備から

ベーシックな米こうじ味噌,出汁用の日高昆布,いりこ(にぼし),それからおまけで,あご(とびうお),最後に定番の具材,カットわかめを揃えました。

作り慣れれば,10分ちょいで出来ますし,具材のバリエーションは様々,出汁の取り方とか奥は深くて,なかなか楽しいです(笑)

写真は,出汁をあごと日高昆布でとり,タマネギとわかめ,高野豆腐を具材にした味噌汁,美味しく頂きました。
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白い世界

2010年02月20日 | こよみ・四季・歳時記
調査で能登へ

今年は能登地方も雪が多いとのこと,弥生の声を聞こうかというこの時期もご覧の通りの白い世界,春はもう少し先のようです。

さて,今回注目する色は「白」。

白は白なのだから,どんな白も皆同じ・・・ではなく,色々ある。

例えば,絹の「白」

例えば,月の「白」

例えば,牛乳の「白」

例えば,鉛(鉛白)の「白」

例えば,春を待つ雪の「白」
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青黒[Blueblack]

2010年02月16日 | その他の記事
意図的ですが,最近の記事は,様々な話題に「色」をからめています。

今回は,近々のハマリ対象「万年筆」とのコラボ。

万年筆を語る上では絶対に外すことの出来ない色があります。

それがBlueblack「青黒」。

一般に万年筆で使われているインクは,耐水性・耐光性に乏しい染料系のインクで,長期の保存を必要とする文書には向かないのですが,その中にあって,他の色より耐水性・耐光性にすぐれた色,それが青黒(ブルーブラック)です。

青黒のインクは,鉄イオンを含んでおり,これが筆記後に酸化され,黒色の沈殿を生じる事によって紙に定着します。この性質から長期間の保存を必要とする公文書等で長く使われてきました。それ故に,各万年筆メーカーは,必ず黒や青の他に青黒のインクを販売しており,青黒は万年筆の代名詞ともいえる色として定着してきました。

ただ,油性のボールペンが普及し,青黒の役割が薄れた現在も,青黒が万年筆ユーザーの間で愛されている理由は,青と黒の間というその微妙な色合いにあります。各万年筆メーカーが販売している黒や青のインクは,それほど大きな色の違いはありませんが,青黒はメーカーごとに特徴があります。例えば,私の愛用しているセーラー万年筆の青黒はごらんの通り,黒に近い青といった感じ(ちなみに,下は同じセーラー万年筆の顔料系インクの青黒,こちらの方が青っぽい)・・・。メーカーによっては深緑に近い青黒もあり,本当に多彩です。

ちなみに上の写真の色も「青黒」どこかの万年筆メーカーの青黒の色を再現している訳ではなく,平安時代の色目に登場したもの。

黒の中に青を見ようとする感覚。青の中に黒を見ようとする感覚。色を楽しむ醍醐味。万年筆を使う醍醐味。
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かさねの色目

2010年02月14日 | こよみ・四季・歳時記
今年の冬は,冬らしい冬。

雪の積もることの少ないつくばでも,すでに3度,積もっている。

とはいえ,春はしっかり近付いているようで,高感度春受信機はすでに開花。

春らしい香りを振りまいてくれています。

さて,タイトルの「かさねの色目」ですが,平安時代に生み出された配色のことで,

(1)袷(あわせ)仕立ての衣の表裏の裂を重ね合わせた色
(2)布を何枚も重ね着してその表にあらわれる布色の配列

を指します。前者は「重」,後者は「襲」と呼ばれます。

十二単などの平安時代の着物を思い浮かべてもらうと,イメージがつきやすいかも知れません。
季節,特に草花を題材にしたものが多く,写真の梅もかさねの色目の一つで「梅」は,表「白」,裏「蘇芳」。もちろん春の代表的な色目です。
梅にまつわるものは,その他にも「梅重(表濃紅・裏紅梅)」,「裏梅(表紅梅・裏紅)」,「紅梅(表紅梅・裏蘇芳)」,「紅梅匂(表紅梅・裏淡紅梅)」等,沢山あり,襲でも「紅梅の匂(淡紅梅・淡紅梅・紅梅・紅梅・濃紅梅・青)」などがあります。

衣の色の組み合わせで季節を表現する。ファッションの原点なのだと思いますが,とても趣があって素敵です。

春らしい色の服を買ってみようと思ったり・・・

→ 長崎盛輝『かさねの色目-平安の配彩美』青幻舎 


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菌が主役

2010年02月13日 | 本と音楽の話題
小説も好きだが,漫画も嫌いではない。
週刊や月刊の連載誌を買うことはないが,単行本は2,3集めている。

単行本を揃えていた二ノ宮知子さんの「のだめカンタービレ」,尾瀬あきらさんの「蔵人」がそれぞれ昨年に最終刊となり,楽しみが無くなってしまったので,新しくよむものを物色。

とりあえず1つ。

別にマイナーなものではなく,すでにそれなりに有名な漫画ですが,「もやしもん」を新・古取り混ぜ集めてみました。

「某農業大学で菌が肉眼で見えるという主人公があまり活躍しない」という,これだけ聞くとあまりよむ気をそそらない内容なのですが,ハマってしまいました。

作者が人ではなく菌が主役というだけあって,内容は極めてマニアックですが,酒類をはじめ,様々な発酵食品にまつわる蘊蓄と個性的なキャラクターが織りなす世界は,実に私好み。

まったりとした大学(研究室)での出来事を描いているのですが,ちゃんと盛り上がりどころはあって,フランスでのワインにまつわるエピソードを描いた6巻とビール(地ビール)に焦点を当てた8巻は秀逸です。

発酵食品の本丸「日本酒」をフィーチャーした話は,これからだと思うので楽しみです。

→ 石川雅之『もやしもん』講談社
コメント (6)
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