徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

夏の花「百日紅」

2010年08月31日 | こよみ・四季・歳時記
「百日紅」と書いて「サルスベリ」。

夏の代表的な花だが,漢字名の通り,長く咲き続ける花で,秋まで楽しむことが出来る。

一方で,カタカナ名のサルスベリは,木登りを得意とするサルも滑り落ちてしまいそうなつるつるの幹が由来。大阪の実家にも植わっていたので,小学校に入る前から名前は知っていたように思う。初めて名前を聞いた時,個性的なネーミングがかなり印象的だったことを記憶している。

百日紅の花とともに残暑も続くのだろうか?
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「紅」を生む花

2010年08月22日 | その他の記事
久しぶりに色(伝統色)の話。

平安の頃から高貴な色としてもてはやされてきた「紅」。原料となるのはご存じ「紅花」。

写真は,山形県河北町に調査でお邪魔した際に頂いてきたベニバナをドライフラワーにしたもの。

山形県で栽培されてきた紅花には大きく分けて2種類あって,一つは染料用として古くから育てられてきた「モガミベニバナ(最上紅花)」,もう一つは主に切り花,観賞用に用いられてきた「トゲナシベニバナ」。写真はトゲがないことからお分かりの通り「トゲナシベニバナ」。

染料に用いられる「モガミベニバナ」は,葉の縁に鋭いトゲがあって,花摘みの神経を使うとても大変な作業だったそうです(故に花摘みは朝露でトゲが柔らかくなっている朝方に行われていたとか)

現在は,化学染料が普及したことにより,主に観光用に細々と栽培されている程度ですが,紅花に含まれる僅か1%の赤の色素から作り出された「紅」の色は,化学染料では真似が出来ないそうです。

→ 
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事務連絡

2010年08月13日 | その他の記事
何となく猛暑も一段落した感じ・・・

「徒然なる日々からの歳時記」からの事務連絡です。

1.長く更新していなかった当ブログのブックマークを入れ替えました。
過去にブログ記事で紹介したホームページが中心ですが,ご興味がありましたら。

2.過去にブログ記事で使用した画像を集めたフォトチャンネル,チャンネルを2つ追加しました,花編と酒編(笑)

アーカイブ的に使えるともっと便利なのですが,とりあえず,今はちょっと良さげな画像を集めたスライドショーです。お暇があれば,どうぞ。

→ 徒然なる画像からの風景記

→ 徒然なる画像からの花模様

→ 徒然なる画像からの酒紀行

追記:朝顔の画像は特に関係ありませんが,今朝の一輪です。花模様には使っています。
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朝顔観察日記2010 其の八 -満開?-

2010年08月09日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
酷暑の最中ですが,立秋も過ぎ,暦の上では秋。

我がベランダの朝顔達は,ここに来て,やっと開花ラッシュ!

今朝は,こんなに賑やかでした。満開?って感じでしょうか,おなじみの空色と紫の「曜白」に加えて,大輪の空色朝顔(「さざなみ」というらしいです)。そして,今年初めて挑戦した「飛火野」も開花しました。

「飛火野」は想像していたものより幾分色が濃い感じですが,これまで育ててきた青系の朝顔達にはない渋さには,かなり満足です。

もうしばらく楽しませてくれそうです。
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ワインではなく葡萄酒

2010年08月07日 | 日本酒・ワイン・酒・食材・旬
飲み物蘊蓄遍歴,日本酒→日本茶と掘り進んで来て,最近は葡萄酒を・・・。

ワインは,コストパフォーマンスや楽しむために必要な蘊蓄の膨大さから,ちと敬遠していたのですが。

仕事で山梨や先の記事でも触れた北海道に訪れる機会が多く,ほんの少しのつもりで踏み込んでみると・・・。

まあ,ちょっとやそっと掘れるようなネタでもないので,ほどほどのつもりですが。

とりあえず,個人的なこだわりからワインではなく葡萄酒(国産のワイン)を中心に蘊蓄を蓄積中です。

ってな訳で,葡萄酒に触れるきっかけになったワイナリー(ドメーヌ)のワインを紹介(以前,コメント欄では少し紹介しましたが)

北海道は三笠市にあるこのワイナリーは,葡萄の栽培から醸造,販売までをすべて家族で行っています(まさにドメーヌ)。ラベル等に用いられている花の模様の花びらは家族の指紋だったりします。

北海道ではよく作られているドイツ系のケルナー(KERNER),バッカス(BACCHUS)などからフレッシュな白ワイン,赤では日本でもお馴染みのメルロー(MERLOT)等に加えて,土地や気候を選び,栽培が難しいピノ・ノワール(PINOT NOIR)などの栽培・醸造も行っています。

写真は2008年産のケルナー(KERNER)。

→ YAMAZAKI WINERY
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道央三景

2010年08月01日 | ちょっといいとこ,いい景色
学生の間には一度もいく機会がなかった北海道,ここ数年は年に何度か訪ねている。特に道央と呼ばれる北海道のほぼ中央に位置する地域には縁がある。

ってな訳で,勝手に道央三景。

一景目は,上記の写真。北海道は実は新潟県と熾烈なトップ争いを続けている日本屈指の米どころ。温暖化の影響等が懸念されている昨今の状況から考えると,将来は日本の米の生産を担っていく地域になることは間違いない地域。その北海道の米作の大部分を担っているのが道央地域,広大な水田が広がっています。北海道らしいのは,写真の右側に映っている防風林。かつて畑作が行われていた頃の名残。現在は,日本一長く,広い面積に用水を供給している北海幹線用水が大地を潤しています。

→ 二景目

二景目は,炭鉱(写真は美唄にある立坑の跡)。道央地域は,良質な石炭の鉱脈が存在した地域であり,多くの炭鉱と炭鉱街が存在していた。現在は,ほとんどの炭鉱が閉山してしまっているが,一部にはまだ露天掘り等は続けられている。

→ 三景目

三景目は,葡萄畑。近年,北海道はワインの産地として期待を集めている。特に道央地域には,注目を集めるワイナリーが多く立地している。冷涼な気候と葡萄作りに適した地形や土壌のもと,北海道独自のワインづくりを目指した挑戦は続く。
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