徒然なる日々からの歳時記

徒然なるままに日々の歳時・興味を綴っております。

【プチ庭園芸日誌:リアルはらぺこあおむし】

2023年05月29日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
 昨年、恐らくダンボールコンポスト由来の種から芽吹いたシークァーサー、植木鉢に移して屋内で一冬越したのですが、葉の数は数枚。この数枚のシークァーサーの株にアゲハチョウが卵を生み付け、あおむしが成長。どんな見込みでこんな小さな苗木のような木に母親は卵を産みつけたのかと思いつつ、見守っていると、少ない葉はどんどん減っていき、何とか緑色の終齢幼虫になった時には、シークァーサーの葉は残り一枚。ほどなくそれも食べてしまい・・・。気が付くとシークァーサーの鉢からはいなくなっていました。どこに行ったのか?と思い、少し探してみると、家の外壁を這うあおむしの姿が、諦めてもうさなぎになるのかな?と思ったりもしましたが、あちこち這い周り、家の玄関付近を行ったり、来たり、ちびっ子がお気に入りの絵本エリック・カールのはらぺこあおむしをリアルに再現する始末。見るに見かねて保護、色々思案して何とか柑橘の葉を手に入れ、虫かごでチョウになるまで面倒をみることに・・・。

 どんなつもりで、産みつけたのか?と思っていましたが、もしかして、こういう展開も見越して産みつけていたので、あれば、あっぱれアゲハチョウ母さんです(^-^)
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【プチ庭園芸日誌:テントウムシ??】

2023年05月22日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
 初夏を通り過ぎて、盛夏さながらの雰囲気。植物達が元気に成長すれば、植物と共に歩んできた昆虫達も賑やかになって来ます。育ている草花の害をなす虫も含めて昆虫達の営みをつぶさに観るのも園芸の醍醐味だと感じでいます(^^)

 さて、ずぼらな庭主の管理、病害や虫害が出ることもしばしば。この春はヒイラギの新芽がこっぴどくやられている感じ。葉に潜る犯人をやられた新芽ごと除いていると、見覚えのある方が・・。ナミテントウにしては少し小さいが犯人を食べに来てくれているテントウムシらしい、以前にハナミズキにいらっしゃったヒメアカホシテントウという線もあるかも?と無邪気に新芽食害の犯人とナミテントウぽっい方との関係を調べていると、衝撃の事実が判明。

 彼の名前はヘリグロテントウノミハムシ、テントウムシではなくハムシ、新芽食害の犯人の成虫の姿という訳です。確かによく見ると触角がテントウムシにしてはかなり長く、ハムシと言われればハムシ。とは言え体も丸型で黒いボディに赤いドットはナミテントウそのもの・・。



 自分がこれまで持っていた艶々ボディの丸型の甲虫は、テントウムシの仲間で植物の味方という浅い経験知が覆った出来事でした(^^)
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【プチ庭園芸日誌:とても珍しいお客さん】

2023年04月19日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
 植物のお世話をしているとよくお客さんに出会う。特によく出会うお客さんがテントウムシ。アブラムシやカイガラムシを食べてくれる強い見方なので、出会うと嬉しくなります。今朝もソヨゴの手入れをしていたら・・・。テントウムシを発見!

 ナナホシ?ナミテントウ?と一瞬思ったのですが、ふたまわりぐらいデカい。

 調べてみたら、ハラグロオオテトウムシという品種らしい。生まれて初めてみる大きな変わったテントウムシ。とても珍しいお客さんでした(^^)
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【プチ庭園芸日誌:ドロッパー(垂下球)】

2022年04月24日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
ちょっと感心して、ゴメンナサイだった出来事があったので、久しぶりにブログを更新。

この春は、門柱前にプランターでムスカリと一緒に原種系のチューリップを植えていました。全て芽は出たのですが、葉は一枚のみ、蕾を付ける気配はなく、そのまま初夏を迎えました。

チューリップでは小さな球根を植えた場合に、葉しか出ないことは結構あるのですが、購入した球根で全てが?と少し訝しんでいたのですが・・。



諦めて掘り返してみたら、どの株もこんな感じ、病気か何か?と、また、訝しんで、ネットを調べてみたら、これドロッパー(垂下球)と呼ばれるもの、原種系のチューリップは環境が合わないと更新する球根を好みの深さまで移動させることがよくあるらしく・・。

葉しか出なかった理由は、私の球根の植えた位置が浅過ぎて、お気に召さなかったことが理由。動けないと思われがちな植物ですが、動くみたいです(^^;たくましい。
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【プチ庭園芸日誌:気分はファーブル ーハキリバチー】

2019年02月07日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
久しぶりの記事,昨夏にアップしようと思っていたものだが,蘊蓄系なので賞味期限切れはないかと・・・

この春からバラを育てている。バラは園芸植物の中でも随一の人気物,人間様に愛されているだけではなく,多くの虫や病気まで惹き付ける。これまで育てきた朝顔やチューリップとは違って,ちゃんと育てようと思うと,とっても手がかかる訳です。

病気や害虫を早期に発見するために,毎朝,葉や枝の様子をチェック,その都度,対処してきたのですが,ある日,新しく伸びた枝の若い葉が写真のように綺麗に丸く切り取られていることに気付く・・・。



毛虫や芋虫などの仕業と思い,葉の裏や茎を探すも犯人は見つけられない。にも関わらず,次の日,また次の日と切り取られた葉が増えていき,みるみるうちに穴だらけに・・・。



何とかせねばと,被害を受けているバラの株の側に少し張り込んでみると,小さな音をたてて1匹にハチがバラの方にやってくる。咲き始めたラベンダーの蜜でも集めにやってきたのかと思うと,花ではなく葉に止まる。葉を横から挟むように止まったかと思うと,ほんの一瞬で器用に葉を丸く切り取り飛び立つ(下の写真のように器用に抱え飛ぶ)。また、少したつと,バラのところに戻って来て,同じことを繰り返す。



犯人は分かったものの,これは対処のしようがない。まあ,ほどほどにしておいてね(^^;)とお願いする他ない。調べてみると,このハチ、ハキリバチというハチで,卵を生んで幼虫を育てるための産室を切り取った葉を使ってつくるそうで,多い時には一つの巣穴に200枚近い切り取った葉を用いるとか・・,勘弁してね。

さて,このハキリバチを継続して,観察していると意外な場所に巣穴を作っていることに気付く。それは,私が育てている真柏の盆栽の根元。写真のように器用に潜っていく。私が手をかけた空間(バラや真柏)をフル活用。逞しい限り・・。



しばらく,珍しいお客さん,ハキリバチに夢中なっていて,何となく既視感のようなものを感じたのですが,その正体も分かりました。この本。



昆虫といえば,香川照之か,ファーブルか(笑)なんて話ではありませんが,ファーブル昆虫記の2巻「はちの生活」の中に,しっかりハキリバチの話がありました。小学生の時にこれに触れていたのかな?昆虫は好きでしたが,ファーブル昆虫記を夢中で読んだ記憶はないので,「触れた」って感じ。

久しぶりにファーブルの気持ちに触れたエピソードでした。
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朝顔日記2018:種子の寿命

2018年07月01日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
ほぼ2年ぶりの記事。久しぶりに,ぼちぼちでもいいからじっくり記事を書いてみたいなぁ~と思っての復活です。

さしあたり,最初はやっぱり朝顔の話題でリスタート。

Blogお休み中も毎年恒例の朝顔栽培は続けており,今年も合計5鉢を栽培中。
大人になってからの朝顔栽培歴を振り返ってみると,どうやら2002年に始まったようなので16年目。変化朝顔を育て始めてからでも7年経過している。

で,今期に直面した問題が植えた種子の芽が出ない・・・。

昨年も同じような状況は生じていたのですが,今年はその状況がより顕著に・・・。植えて2週間経ってもごらんの通り,全く出ない(実は切り取られている右側2列では昨年頂いた大輪系の種子がしっかり芽を出してくれていたのですが),この4列はさっぱり・・・。

今年は過去に出物系統を楽しむことのできた変化朝顔をもう一度植えてみようという趣旨で播種を行ったのですが,この種子が2012年,2013年,2015年の採種したもの(他にも2009年に採種したもの試しに植えてみました),新しいものでも3年前,大方,5年前以上も前の種子という訳です。種子は古くなると種皮が固くなるので,植える前に予め傷をつけておくなどの対応は取っていたのですが,効果はなし。

調べてみると,冷暗で乾燥した場所でしっかりと保存すれば,長く保存できる朝顔の種子も,ちゃんとしたケアーなしでは,そんなに長くは持たないようです。

変化朝顔を育てる上では,ちゃんと出物系統が出て来た株の種子は大事にしたく,それ故に古い種子を今回沢山植えることになったのですが,そう簡単にはいかないようで・・・。

慌てて,もう少し新しい種子を植え直し,何とか今年も変化朝顔を楽しめる感じにはなりそうですが,難しいものです。
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朝顔日記2016:江戸っ子の観察眼

2016年08月22日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム


変化朝顔を育て始めて四年。歴博で企画展冊子購入のおまけにもらった種子などを徒然に育ててきました。

変化朝顔には、変化は大きいが種子の出来ない出物系統と、変化は小さいが種子の出来る正木系統が、同じ株から採集された種子から一定の確率で生じます。

もらった種子には、出物系統としての品種名と正木系統としての品種名が書かれており、どちらが出てくるかを楽しみに育てていた訳ですが、どうも品種名(出物系統、正木系統いずれも)と育てた株の特徴が一致しない場合が多々あり、頭を悩ませていました。中に、違う品種の種子が混じったのでは?と思うほど、異なる場合もありました。もちろん、他の品種が混じってしまったり、さらに品種が変化してしまっている可能性は断られているのですが、どうしても書かれている品種番号や品種名と照らし合わせてしまいます。

こんなことを三年繰り返してきたのですが、最近になって、やっと気付きました。

変化朝顔を育てるなら、事前の品種番号や品種名を鵜呑みにせず、まずは、しっかりその株と向き合い、観察をし、その株の葉や花の特徴を捉えるべきなのだと。

変化朝顔の正木系統の種子から生じる株は、正木系統や出物系統として記載されているもの以外にも、その中間的なものまで多彩であり、全く違った特徴が発現する可能性もゼロではない。

それ故に、事前の情報に惑わされずにしっかりと観察をして、ゼロから特徴を捉えることが重要なのだと。

ネットはもちろん書物も十分になかった江戸時代に何故世界でも稀にみるディープな変化朝顔文化が花開いたか?

朝顔好きの江戸っ子が小さな特徴の変化を見逃さないほどの観察眼を持っていたからに他ならない。
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朝顔日記2016:采咲開花

2016年08月04日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム


変化朝顔ばかりを植えたこの夏の朝顔。本命の采咲の出物系統の花が咲きました。

あいにくの雨に打たれ,しっとりしてしまっていますが,青に至る赤紫のグラデーションと撫子のような花弁,素敵です。
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朝顔日記2016:開花

2016年07月24日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム


播種と開花のみの観察日記になってしまってますが、この夏も朝顔が咲きました。淡い藤紫色の切咲きの花、とっても涼やかで素敵です。この子は、正木系統だった感じです。
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2016朝顔始動

2016年05月27日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム

2016年のテラス朝顔を始動。

この夏は変化朝顔オンリーという暴挙(笑)

先日、芽を出した朝顔達も、今朝は、強い雨に打たれています。早いものは本葉も出始めたので、そろそろ鉢に植え付ける必要がある感じです。

この夏のラインナップ(すべて出物系統の名称)

左一列目:青斑入握爪龍葉藤鼠色風鈴獅子咲牡丹
左二・三列目:黄弱渦糸柳葉藤紫吹雪細切采咲
右一列目:青糸柳葉藤紫細切采咲牡丹
右二列目:青糸柳葉極淡藤紫細切采咲牡丹
右三列目:黄糸柳葉紅覆輪采咲牡丹

やっぱり呪文ですね(^-^)。ただ,この写真からでもよく分かることの一つに品種名の最初「青」「黄」の違い,「青」は緑の葉,「黄」は黄緑の葉です。

出物に注目してみると,右端の一列の子は出物っぽいです感じです。あと,左二列目の中央に糸状の本葉が確認出来るので,この子は確実に出物みたいです。

以上,マニアックな変化朝顔講座でした。
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チューリップ便り2016ー満開ー

2016年04月10日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム



便りは少なめでしたが、この春もチューリップが満開になりました。先に咲いた「桃太郎」の花は終わってしまいましたが、その他の子(「はちみつミルク」「シモン」「ミッキーマウス」「サンネ」「スプリンググリーン」)は揃って見頃です。
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チューリップ便り2016ー開花ー

2016年03月23日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム


途中経過をすっ飛ばしてですが、この春も素敵な花を咲かせてくれました。一番乗りは「桃太郎」という品種、横から見ると本当に桃のようです。
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開設から4000日

2016年01月12日 | その他の記事
今日でblog開設から4000日らしいです。徒然なるままに四千日って、なんとなくいい感じです。
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真柏も霜焼け

2016年01月08日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
テラス園芸。

昨年の秋から仲間入りなんちゃって盆栽の真柏。

今は休眠中。葉は少しくすんだ感じになり、ちょっと心配しましたが、霜焼けと呼ばれ現象で、春にはまた青々とした葉になるそうです。
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チューリップ便り2016-顔だけ-

2015年12月11日 | 朝顔・金魚・花・園芸・ アクアリウム
朝顔は恒例になっていますが、チューリップも昨春に続いて、来春もディープに楽しみます(^-^)。

昨春は吟醸酒のような名前の新潟県の育成品種「越爛漫」を育てたのですが、今期は富山県の育成品種をいくつか育ててみます。三種を植えましたが、どんな花かはお楽しみで、お名前だけ「はちみつミルク」と「桃太郎」と「シラン」です。

それから、本場オランダからの品種も三種。こちらもお名前だけ、「ミッキーマウス」、「サンネ」、「スプリンググリーン」です。

十一月に植え付けて、1か月強が経ち、とりあえず、顔だけ覗かせています(笑)

来春が楽しみです。
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