ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

始発列車に乗って

2008-10-23 23:10:00 | ひでんかの「日々の徒然」

  ~列車の始発から終点までを乗り継ぐ旅~

しんのうクンの学校へ「個人面談」に行って来ました。

しんのうクンの学校では、年に一度、担任の先生との「個人面談」と寮生の「保護者会」が行われます。
こういう時に「1日仕事」になってしまうのが、遠方の学校へ入ったことの難点ではありますが、「プチ・鉄子の旅」を楽しむべく(?)出かけてきました。

ただ、事前予告された、しんのうクンの現在の成績の状況から、新幹線利用などもってのほかで(成績次第で利用交通機関が変わるのか...?)
普通列車で行く「各駅停車の旅」です。

さて、面談の予定時刻に間に合うためには、八高線の始発列車(高崎行き)に乗らなくてはなりません。
出勤前のでんかに高麗川駅まで送ってもらいました。
早朝なので、当然道路も空いています。
5時過ぎには駅に着いてしまいました。
で、切符を買おうとしたら.....

「みどりの窓口」の営業時間は、「午前7時から」となっています。
(切符はカードで買おうと思っていたのに、スタートから計算が違ってしまいました~)
仕方が無いので、券売機で買おうとしたら、こちらも
「ご利用時間は午前6時から
と、なっています。

改札は開いていますし、降りるのが無人駅でしたら、そのまま乗って行ってしまうこともできそうですが(注・ちゃんと車内で検札に来ます)
降りるのが長岡ではね...。
どうしたものかと見回すと、窓口の前に箱が置かれていました。
中に入っていたのが
08102301
(初めて見ました)
こちらを貰って、いざ出発!

 <八高線> 高麗川発5:29 → 高崎着6:45
こんな時間にもかかわらず、車両の中にスーツ姿がチラホラと。
毎日この時間に通勤されていらっしゃるのだとしたら...お疲れ様です。
始発列車らしく、空き空きで進んでいた列車も、群馬県に入ると最初の駅で高校生がドっと乗り込んできました。
高崎着の時間からすると、ものすごく早い通学時間だと思うのですけれど、高崎からさらに先に向かう人、クラブ活動に参加する人、と考えると、この時間しか列車が無いのですね。
(学生さんもお疲れ様デス)

 <上越線>高崎発7:10 → 水上着8:13
高崎から水上まで。
車で行くと、途中に渋川や沼田等観光地(?)があるので、結構、遠いイメージがあるのですが、列車だと1時間くらいなのですね。
そういえば、高麗川出発の頃から降り出した雨が、強くなってきました。
(新潟は曇りだという天気予報を信じて、折りたたみ傘しか持ってこなかったのに...)

 <上越線>水上発8:19 → 長岡着10:14
水上で乗り継いで暫くすると、やっと車掌さんが車内に姿を見せました。
(ここまでの列車では一度も現れていません)
「車内精算お願い出来ますか?」
と言うと、
「ハイハイ」と言って、携帯端末を操作し始めましたが、列車が「土合」駅に近づいて来ました。
「スミマセン、また来ますので」
と、慌ててドアを開けに戻りました。
「ドアを開けなくても、この時期の平日に降りる人なんか居ないんじゃないの?」
と思ってみていたら、居ました!
しかも、外人さん。!
しかも、半袖短パン!!
リュックを背負って居たのですが、まさかアノ格好で谷川岳に登りに行くというのでは無いですよね...。
駅を出ると、車掌が戻ってきて、やっと切符が
08102302
に、なりました。

上越国境を越えても、まだ雨は降っていて、「天気予報ハズレ!?」とガッカリしていたのですが、新潟平野がだんだん開けてくると止んできました。

時間通りに長岡駅には到着しましたが、ここからが勝負(!?)です。
学校までは、駅からバスに乗ります。
(1時間くらい歩けば歩くことも可能ですが、今日は時間の余裕がありません)
バス停からもまた少し歩くことになりますので、面談開始の時間から逆算すると10:20発のバスに乗りたいです。
(もう1本後でも間に合いそうですが、そちらだとバスを降りた後にダッシュしないと危ないかも?)
更に、帰りも「各駅停車の旅」なので、保護者会終了後、バスで駅まで戻ると間に合うかどうかです。
「みどりの窓口」で切符を購入するのに手間取る可能性もあるので(いつぞや、しんのうクンが新幹線に乗れなかったこと有り)、帰りの切符も買っておきたい。
案の定、窓口には列が出来ていましたが、カード利用可の券売機があったので、帰りの切符はすぐに買うことが出来ました。
切符を買って時計を見ると、10:18。
これならば10:20のバスに乗れるかも?
と、バス乗り場までダッシュです!!
(改札とは反対側なので、コンコースが長いこと...)
長岡駅で、あんなにバタバタ(一応ヒールだったのでカツカツ)走る人は珍しいのか、
衆目を集めてしまいました~。
(東京だと、あんなに皆さん揃って振り向かないのに...)

なんとかバスに間に合い、学校へ向かいました。
「学校のもよりのバス停(ここからも距離はあるのですけれど)の1つ手前で降りること」
が、定期通学しない学生達(しんのうクン達寮生)の慣例だそうです。
なぜかというと、もよりのバス停まで乗ってしまうと、運賃が30円高いのだとか。
早いバスに乗れたので、ここは教えを守って(?)私も、1つ手前のバス停で降りました。
「1つ手前」と言っても、次のバス亭は目に見える数百メートル先です。
歩いていると、そちらにバスが停まって、同じ学校の学生さん達が降りているのが見えました。
「さすが通学生はお金持ち」と?
(でも、この学生さん達との距離、学校の正門を入る時には、数十メートルしか違いませんでした)

ひとり前の方の時間に学校に着いてしまったので、教官室の前で待つこと20分。
ピッタリと時間通りに終わって、いよいよ私の番です。
「遠いところからありがとうございます」
と言った後は、先生の表情は厳しいものに...。
(「遠いところから・・・」に免じて成績の方も多少考慮して...頂けませんね)
渡された書面の「前期の成績」を見れば致し方ないです。
「このままでは・・・・・」
と、滔々と語られる担任の前で40分。
(確かにお話の長い先生ではありますが、次の方には誠に申し訳無く...)
耳の痛いお話が続きましたけれど、強面&厳格系(?)の先生ではありません。
「夏休みはご自宅ではどのように過ごされていましたか?」
との問いに
「アルバイトをしていました」
「どちらで?」
「西武球場で」
と、書いたメモの字が
西部」(さすがに指摘はしませんでしたけれど)
「なんだか少し前、強いと話題に出ていましたね~~」
と、いかにも社交辞令。
「昨日、日本シリーズ進出が決まりました!」
(私は、球団広報か?)
と言うと
「あ、スミマセン。私、野球の方は全くわからなくて...
実は大学は埼玉だったんですけれど」
(「今は”埼玉西武ライオンズ”って言うんですけど...」も言わずにおきました)

最後に
「今後もあまり芳しく無いようですと、定期的な面談以外にもご足労頂くことになるかもしれません」
と”穏やかに”釘を刺されて教官室を出ました。
「それは構いませんので、引き続きよろしくお願い致します」
とご挨拶したものの、雪が降ってからはご勘弁頂きたいです。
(って、それは、しんのうクン次第。お願いしますョ)

午後の保護者会まで、お昼を食べようと学食に行ったのですが、見本の”盛り”の良さに圧倒され(さすが、学生さん向け)
そんなにお腹も空いていなかったので、お昼は食べずに図書館で時間潰ししていました。

午後の保護者会も特に問題もなく、サクサク終わりました。
さて、ここからは帰りの”勝負”(?)。
会場を一番に飛び出し、またまたバス停までダッシュです。
今度は一番近いバス停から乗ることにしたのですが、バス停手前の交差点で、信号待ちをしているバスを発見。
その姿を見つけた瞬間に、すぐ前を歩いていた学生さんが走り出しました。
(これで私だけ間に合わなかったら情けない!!)
と、点滅信号に目もくれず後を追いかけました。
その姿に運転手さんが感動して(では無いでしょう)くれたのか、バスが交差点をトロトロと曲がってくれたので、なんとかセーフ。
バスの中でも暫く動悸が納まらないオバサンを尻目に、クラスメイト同士で普通に会話している学生さん。
やっぱり年は争えません。(当たり前!!)

駅について、ここからは少し余裕がありましたが、おみやげを買うでもなく上りの上越線・普通列車に乗り込みました。
(来た時と同じルートを戻ります)

帰りにちょっとだけ寄り道。
JRの乗車券。
   「下車前途無効」と書かれていない
08102303普段使っている関東近辺の乗車券には、だいたい「下車前途無効」と書かれています。
これは、
「途中下車したら切符はそこまでで回収されてしまいますよ」
ということだそうです。
でも、「100キロを超える普通乗車券」だと途中下車が可能なのです。
(と、実は、私もつい最近知りました)
そこで、今日は帰りの「列車待ち」を「越後湯沢」ですることにしました。
(「水上行き」は1時間先なのですが、1本前の「越後中里行き」に乗ることにしました)
途中下車の場合、磁気切符ですと自動改札機は通れるそうです。
でも「越後湯沢」は有人改札しかないので、出るときにハンコ(写真の紫色)を押されました。

さて、越後湯沢に寄ったのは、夏に花火に来たときに、駅ビルの「ぽんしゅ館」で買った「焼きショウガの佃煮」がとても美味しかったからです。
それを買おうとわざわざ寄ったのに...
「スミマセン。今、切らしてしまいまして...」と。
更に、お昼抜きで、さすがにお腹も空いてきたので、また「爆弾おにぎり」でも食べようかと思っていたら、「本日の営業は終了致しました」
駅弁も覗いてみましたけれど、種類も少なく断念しました。
確かに出張のビジネスマンも多いとは思えないし、平日の「越後湯沢」はなんにもありません!
仕方なく、とはいえ、せっかく途中下車までしたので、おみやげやさんで、オヤキとカップの日本酒を買って、だ~れもいない(反対側のホームにも)駅のホームで食べました。
(いくら地元が埼玉でも、絶対に出来ないデス。それにしても「越後のお酒」はやっぱり美味しい!!)

帰りは午後9:00高麗川着。
(モチロン、でんかのお出迎え)
しんのうクンが小学生の頃、お友達と行った
「青春18きっぷを使って日帰りで”日本海にさわって来る”旅」
を思い出しました。

(ん?来週もまた行くの??)

気が付いてみれば今日の写真は切符ばかり。
このままだと本物の「鉄子」になってしまいそうなので、新潟の抜けるような青空を1枚。
(校内デス。まだ紅葉には少し早い?)
08102305

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする