ラーメンフリークの方中心に「麺は自家製ですか?」と聞かれ、
正直に「製麺所の特注麺」と答えると、ガッカリした表情される。
こだわっている店は自家製で、単なるスープ屋止まりは製麺会社
と安易に考えてほしく無い。機械製麺をする為には、水槽、ミキサー、
ローラー、麺切りを購入し、製麺室も作らないといけない。
製麺機導入の為に1000万円以上で導入している所も多い。
麺単価は自家製がコストダウンになるが、設備投資で個店には厳しい
現実ある。大手の製麺所は、ロット数200玉~とかしか特注受けない
らしいが、僕が発注している製麺所は50玉前後で応じてくれる。
僕も製麺会社で1年働いていたし、麺に関する勉強は相当積みました。
国産ハルユタカや、モンゴル産天然かんすい なんて贅沢は唐津で言えません
が、オーストラリア産プライム・ハード、中国福建省の上質ブレンド粉で
作ってもらっています。人工かんすいは、重合リン酸塩、塩化カリウム、
塩化ナトリウムを水に溶きアルカリ性水溶液になっています。輸入天然かんすいは
不純物の問題上、食品衛生法で規制されていて、なかなか入手出来ない
のが現状です。でも、人工かんすいは、重層臭く繊細なスープを邪魔する
為、当店では控えめにしています。
当店の麺を卵麺と勘違いされる方が多いですので、黄色い麺の仕組みも
教えます。かんすいのアルカリ性と、小麦粉のフラボノイドの結合により
化学反応で黄色くなるのです。当店では、より昔ながらの麺の雰囲気出す
為着色でクチナシを使用しています。博多麺の白いのは、かんすいを控えてる
パターンと、漂白しているパターンあります。
かんすいは何故中華麺には必ず入れるかと言うと、粘りが強く成り、中華麺の
プッツリした噛み応えのコシを出し、滑らかで喉越し良くしてくれるのです。
普通は特注でも粉の配合や、切り歯による麺線ぐらいの物ですが、
当店はローラーにかける圧延も注文しました。一度に麺の太さの帯にするより、
何度にも回数を重ね麺帯にした方が、きめ細かく、コシが強くなるんです。
麺の加水率も40%以上の多加水麺であり、福島の喜多方ラーメン並です。
喜多方ラーメンの大ファンでもありますから、モチモチした食感を出したかった
のです。九州では博多の影響からか、低加水麺が圧倒的多いですが、
ストレート、細めん、低加水と、早く茹であげる事に重きを置いてる気が
します。博多の並20秒や、バリカタ3秒に比べ、当店はやや待たせます。
普通の堅さでも2分15秒かかります。(アルデンテで、若干シンを残しています)
加水率高い上、中太麺ですから仕方無いです。
麺の切り歯は、21番ですから約1.5ミリぐらいの麺線だと思います。
そして、唐津では珍しいちぢれ麺なんです。
粉の配合、圧延回数、天然着色、低かんすい、加水率、切り歯指定、
麺のウエーヴなど、注文の多い客だったと思います。麺には自家製並に妥協
しなく作ってもらいたかったのです。
単なるスープ屋としてでは無く、麺も当店オリジナルなのです。自家製じゃ
無いからと言って、既存の麺をただ買っているラーメン屋で、同じ麺が他店にも
流通していると思わないで下さい。
今は設備投資費も人件も不足していて自家製は無理ですが、きちんと発注すれば
自家製並に店主の理想の麺が出来るのです。自家製麺機をよくよく導入するかは、
未定です。何せ大変な作業であり、気温、湿度、天候で製法を変えないと
いけないし、製麺技術は乏しいです。スープ作りより困難極めるのは、目に
見えてます。歴史ある製麺会社の熟練の職人に任せた方が、高品質な物が出来る
と分かっているから大半のラーメン屋は製麺所に任せているのだろう。
雑誌、TVに出ている名店だって、80%以上は製麺所の麺を使用しています。
製麺所の既存商品を買うのではコダワリに欠けますが、特注麺にしているなら
麺でも充分個性出せると思います。
今、練りこみ麺も検討中です。麺にかつお節の粉末を練りこみ、麺からかつお
の風味がする、唐津では画期的な麺です。ただ、前代未聞の特注に麺屋は
戸惑っていますので、どうなるかは未定です。
正直に「製麺所の特注麺」と答えると、ガッカリした表情される。
こだわっている店は自家製で、単なるスープ屋止まりは製麺会社
と安易に考えてほしく無い。機械製麺をする為には、水槽、ミキサー、
ローラー、麺切りを購入し、製麺室も作らないといけない。
製麺機導入の為に1000万円以上で導入している所も多い。
麺単価は自家製がコストダウンになるが、設備投資で個店には厳しい
現実ある。大手の製麺所は、ロット数200玉~とかしか特注受けない
らしいが、僕が発注している製麺所は50玉前後で応じてくれる。
僕も製麺会社で1年働いていたし、麺に関する勉強は相当積みました。
国産ハルユタカや、モンゴル産天然かんすい なんて贅沢は唐津で言えません
が、オーストラリア産プライム・ハード、中国福建省の上質ブレンド粉で
作ってもらっています。人工かんすいは、重合リン酸塩、塩化カリウム、
塩化ナトリウムを水に溶きアルカリ性水溶液になっています。輸入天然かんすいは
不純物の問題上、食品衛生法で規制されていて、なかなか入手出来ない
のが現状です。でも、人工かんすいは、重層臭く繊細なスープを邪魔する
為、当店では控えめにしています。
当店の麺を卵麺と勘違いされる方が多いですので、黄色い麺の仕組みも
教えます。かんすいのアルカリ性と、小麦粉のフラボノイドの結合により
化学反応で黄色くなるのです。当店では、より昔ながらの麺の雰囲気出す
為着色でクチナシを使用しています。博多麺の白いのは、かんすいを控えてる
パターンと、漂白しているパターンあります。
かんすいは何故中華麺には必ず入れるかと言うと、粘りが強く成り、中華麺の
プッツリした噛み応えのコシを出し、滑らかで喉越し良くしてくれるのです。
普通は特注でも粉の配合や、切り歯による麺線ぐらいの物ですが、
当店はローラーにかける圧延も注文しました。一度に麺の太さの帯にするより、
何度にも回数を重ね麺帯にした方が、きめ細かく、コシが強くなるんです。
麺の加水率も40%以上の多加水麺であり、福島の喜多方ラーメン並です。
喜多方ラーメンの大ファンでもありますから、モチモチした食感を出したかった
のです。九州では博多の影響からか、低加水麺が圧倒的多いですが、
ストレート、細めん、低加水と、早く茹であげる事に重きを置いてる気が
します。博多の並20秒や、バリカタ3秒に比べ、当店はやや待たせます。
普通の堅さでも2分15秒かかります。(アルデンテで、若干シンを残しています)
加水率高い上、中太麺ですから仕方無いです。
麺の切り歯は、21番ですから約1.5ミリぐらいの麺線だと思います。
そして、唐津では珍しいちぢれ麺なんです。
粉の配合、圧延回数、天然着色、低かんすい、加水率、切り歯指定、
麺のウエーヴなど、注文の多い客だったと思います。麺には自家製並に妥協
しなく作ってもらいたかったのです。
単なるスープ屋としてでは無く、麺も当店オリジナルなのです。自家製じゃ
無いからと言って、既存の麺をただ買っているラーメン屋で、同じ麺が他店にも
流通していると思わないで下さい。
今は設備投資費も人件も不足していて自家製は無理ですが、きちんと発注すれば
自家製並に店主の理想の麺が出来るのです。自家製麺機をよくよく導入するかは、
未定です。何せ大変な作業であり、気温、湿度、天候で製法を変えないと
いけないし、製麺技術は乏しいです。スープ作りより困難極めるのは、目に
見えてます。歴史ある製麺会社の熟練の職人に任せた方が、高品質な物が出来る
と分かっているから大半のラーメン屋は製麺所に任せているのだろう。
雑誌、TVに出ている名店だって、80%以上は製麺所の麺を使用しています。
製麺所の既存商品を買うのではコダワリに欠けますが、特注麺にしているなら
麺でも充分個性出せると思います。
今、練りこみ麺も検討中です。麺にかつお節の粉末を練りこみ、麺からかつお
の風味がする、唐津では画期的な麺です。ただ、前代未聞の特注に麺屋は
戸惑っていますので、どうなるかは未定です。