元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

唐津くんち  ぴーぷる放送

2006年11月04日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
毎年、ピープル放送の唐津くんち中継、録画番組を
楽しみにしていますが、今年は少し凝っていました。

ヘリコプターからの唐津市の映像あり、曳山の巡回画像
も手の込んだ作りで、ケーブルテレビ局制作とは思えぬ
作りでした。

カメラも何台もあったようで、あちこちのアングルから
臨場感満載の番組になっていました。

ただ残念だったのは、レポートが神代さん1人だった
事です。昨年は谷口さんと2人でしたが、昔みたいに
曳山関連の偉い人も解説とかに付いて欲しかったです。

でも、曳山アーカイブというコーナーでは、戦前から
昭和50年ぐらいまでの唐津くんち映像が流れていて
良かったですが、BGMが不思議な音楽で違和感がありま
した。あのBGMが競り囃子ならばもっと良かったです。

昔の唐津くんちを見て、1番の違いは、曳き子の人数
です。今は1台を数百人で動かしていますが、昔は
20人ぐらいの時代もあったようです。

また、服装が出鱈目です。昔はダラシナイカッコや、
手ぬぐいをほっ被り、曳き子も山に乗っている人も
サングラスが多く、喫煙しながら曳く人も多かった
です。

今は金髪、ピアスの人もいなく、曳き子の服装は
清楚でカッコよく、バッチリきまっています。

また、昔の唐津くんち映像で気になったのが、
出店です。

最近は唐津くんち名物「見世物小屋」「お化け屋敷」
も出店していないようで寂しい時代ですが、昔は
もっと面白そうで、ゾウが出るサーカス団や、
ストリップ小屋も出店していたようです。

こういった昔の唐津くんち映像は興味深かったですが、
僕が1番好きだった映像がここ数年流れていません。

唐津神社での「曳山囃子奉納」の映像です。

14町が囃子を演奏するだけですが、各町によって
微妙にアレンジが違う演奏や、今年の囃子を奏でる
人達を見るのは楽しいです。

以前、囃子奉納が放送されていた時は、ビデオで
数十回見直すぐらい好きでしたが、今は残念ながら
放送してくれません。

でも、近日、囃子を14町が演奏するDVDが発売される
ようです。買うかは決めていませんが、興味深いです。

唐津くんち  平野町 上杉謙信の兜

2006年11月04日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
今年の唐津くんち1番の注目は10番山「上杉謙信の兜」
です。

ぴーぷる放送でも山の塗り替えを特集していましたが、
お仏壇の「はせがわ」が塗り替えをし、塗り替え費
2100万円をかけたらしいです。

通常は塗り替えをし、剥げていた色が鮮やかになるぐら
いで、大きな驚きはありませんが、今回は兜の上の顔色が
前とは違う金ピカに塗り変えられました。正確に言う
と昔の色に戻りました。僕は幼少期からずっと、小豆
色の顔に慣れていたので、初めて金の顔を見た時、
「おおおーーー」っと声を上げそうになりました。

今日、至近距離でじっくり観察しましたが、かなり
カッコよくなています。8番山の金獅子も金ピカで豪華
さが際立っていますが、金の輝きは圧倒感があり、以前
よりも「上杉謙信の兜」が好きになりました。

唐津くんち2006

2006年11月04日 | 唐津・からつ・カラツ・KARATSU
今年の唐津くんちは、2日の宵山を江川町と
朝日町で見物し、4日(今日)江川町で見物
しました。

宵山は毎度ながら綺麗で、真っ暗闇の中ライト
アップされ曳山が浮き出ていて、一際迫力が
ありました。

特に11番山「酒呑童子と源頼光の兜」の眼光
の強烈さが際立っていました。また、唐津くんち
前夜祭という事もあり、各町の曳き子達の威勢も
良かったです。

沖縄在住の友人は14台見終わった後も、名残惜し
そうに、ずっと七宝丸の後姿を見つめて、深く感動
していました。

その友人と軽く飲みながらマッタリとした会話で
夜はふけて行きました。

3日は平日よりやや暇な営業日でした。

唐津くんち最大の見せ場、3日の御旅所神幸の曳込み、
曳出しは、もう20年ぐらい生で見ていませんが、
毎年「ぴーぷる放送」(唐津のケーブルテレビ局)
で見ています。もう「ぴーぷる放送」でフル2回見ま
したし、ビデオにも録画したので、来年までに5回
ぐらいは見ると思います。福岡に住んでいた頃も
何か行き詰まったり、辛い時など唐津くんちのビデオ
に支えられたものです。
久々に御旅所神幸を見物に行ってみたいです。

そして、4日(今日)は昼3時まで通常営業をして
暇だったので、宵山に一緒に行った友人と江川町まで
行きました。江川町は町廻りの休憩場所でもあるので、
ゆっくり1台づつ見物しようと思いましたが、なかなか
自由に身動き出来ないぐらい人がいました。

僕は新町の7番山飛龍の個性的な囃子が大好きなので、じっくり
聞きに行きましたが、残念ながら休憩中は子供が太鼓を
叩いていました。いつもの兄ちゃんが叩いている太鼓が
好きでしたが、動いている際にしか聞けませんでした。

ここ数日で100回以上(11月1日からずっと当店の
BGM)曳山囃子を聞いていて、道囃子は赤獅子が参道でだけ
演奏するので聞けませんが、山が止まっている際に演奏
する立山囃子を生で聞きたかったのに、江川町の休憩所
では競り囃子ばかりが演奏されていて、立山囃子を生で
聞く夢は実現しませんでした。

4番山呉服町「源義経の兜」で太鼓を叩いている友人に
喋りかけると、太鼓を他の人に代わり、「ウワーッ」
と襲いかかってきました。酒を飲んでいるのか半狂乱ぎみ
だったので、そそくさと別れたら、彼は山の台に立ち
呉服町の曳き子を煽って「ヨイサーヨイサー」と大盛り
あがりしていました。僕は彼を古くから知っていますが
あんなにテンションが高く、歓喜に満ちた表情は初めて
見たので、彼の新発見を出来ました。

そして、済生会病院前の通りでのカーブを見物場所にし、
山が動き出すのを待ちました。

ここのカーブで今まで見物した事は無かったけど、山と
民家が10センチという難所で、何度となく危ないシーンを
見れました。無事にカーブ出来たら、拍手が起こったり、
ぶつかる寸前だと悲鳴に近い叫び声が聞こえたり、なか
なか見所が多い見物スポットでした。

見物後、仕事に戻り、大手口で見物していた友人も当店
に合流し、4人でワイワイとしていました。

唐津くんちだと言うのに、この3日間で売れた当店の
ビールは友人が飲んだ分だけで、一般客には1本も売れ
ませんでした。

唐津くんちも、唐津駅、大手口界隈や、曳山が通行する道路沿い
の商売は数倍の売上に跳ね上がるかもしれませんが、一部集中の
為、周囲の当店などは半減してしまいます。

これは、唐津くんちの弊害で立地的な不利ですが、曳山を見る
余裕もなく銭勘定に励むより、のんびり曳山見たり、友人と
雑談する方が唐津くんちらしくいいのかもしれません。