鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2009 石垣島・赤瓦民家

2009-02-07 | 沖縄

石垣島のつづき

赤瓦の民家が字(あざ)石垣地区に多く残っている。

石垣交差点付近に残る赤瓦の民家。途中、通り雨があった

 

赤瓦民家が二棟並ぶ。ヒンプン(魔除けの塀)は赤瓦か煉瓦を積んで頂部に赤瓦を載せる。再び日が射してきた

 

字(あざ)石垣にて。ヒンプンはブロック塀だが、屋根の赤瓦は古そうです。

竹富島で聞いたが、古い素焼きの赤瓦は雨漏りするのでそれが一番の問題らしい。

 

字(あざ)石垣にて。赤瓦の古い民家が四棟並ぶ。中央に防風林のフクギも見える

 

字石垣にて。宮鳥御嶽。

石垣市の中心は石垣・登野城・大川・新川の四つの字(四箇)から構成され、字石垣は四箇の発祥の地とされている

 

赤い花はブーゲンビリア?

 

一口にヒンプンといっても形が様々

 

この民家も古そうだ

 

この地では珍しく石柱の門構えがあった

 

防風用のフクギの残る通りがある。昔はもっと屋敷の周りにフクギをめぐらしていたのかもしれない

(訪問記)

石垣島の石垣市街地には赤い琉球瓦を屋根に載せた古い民家が数多く残り、独特の景観が残っている。

今のところ、それを観光資源や町並み作りに活かそうという動きはなさそうだ。純粋に生活の一部として残っている感じがした。

私から見ると貴重な地域資源なのだが。翌日、隣りの竹富島へ船で渡ってみた。

参考:石垣島の風景(1) (2) (訪問日2008.3.25~26)


2009 石垣島・士族屋敷

2009-02-07 | 沖縄

石垣島のつづき

桃林寺の近くで石垣、門、赤瓦屋根の見事な屋敷を見つけた。

 

珊瑚の古い石垣が続き、赤瓦葺きの門を2棟備えている。

一帯に士族屋敷が並んでいたと言われる。その名残りかもしれない。宮良殿内も近くにある

 

門の内側にヒンプン(魔除けの塀)が見える。

薩摩藩の武家屋敷には敵の侵入を一旦防ぐ壁として目隠し壁が設けられる。共通性を感じる

 

もう一つの赤瓦の門

 

 

 

宮良殿内。国指定重要文化財。

琉球王朝時代の八重山地頭職の邸宅で首里の士族屋敷をまねた建築とされる

 

 

先の戦争被害が比較的少なかったため石垣市街には赤瓦の古い民家が多く現存する。

赤瓦を白い漆喰で固めている

 

台風や強風に耐えるため屋根は傾斜の緩やかな寄棟造り。軒先が低い位置まで延びている

 

軒を支える柱が見える

 

石垣市街地は赤瓦の古い民家が多く残っている。古い民家は年々解体され新築に代わっている。

解体後の古材や素焼きの赤瓦は隣りの竹富島などの民家の修復材に用いられている。

(続く)


2009 沖縄・石垣島

2009-02-07 | 沖縄

1月30日に仕事で沖縄の石垣島を訪れた。2度目の訪問。

鹿児島10:15発、那覇空港で石垣行き12:00に乗り継ぐ。那覇空港にて

 

那覇空港から約1時間15分のフライト、13:15に石垣空港に到着

2月から石垣島で千葉ロッテ春季キャンプが始まる。この日の石垣島の気温は最高23℃。

半袖でも大丈夫という現地からの電話にびっくりしたが到着して納得しました。

観光化に伴い石垣市の中心はビルが多い。しかし先の戦争被害が比較的少なく島内に史跡や赤瓦の民家が多く残っている。

 

桃林寺。琉球に進攻した薩摩藩の進言により1614年建立。八重山最初の寺院。山門は琉球赤瓦を戴く

 

 

桃林寺の境内にある本堂と鐘付堂

 

権現堂側の門。薬医門形式

 

権現堂。国の重要文化財にして沖縄最古の木造建築物

 

 

桃林寺全景

(続く)