hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Drillbit Taylor

2011年02月01日 | 映画
 デブッチョのライアンとスキニーのウェイドは冴えない系の二人組。
 明日から高校生になるのですが、新しい環境で今度こそクール・キッズになりたい!
 緊張気味の二人は朝3時まで電話でトーク。
 そして迎えた朝。勝負服に身を包みバス停で・・・・・・二人同じ服を着てました!!!もうこの時点でアウトですよ。
 その上成り行きで入学早々いじめに遭っていたチビのエミットを庇ったばかりに二人の地獄の学園生活が始まります。
 そこで彼らはボディガードを雇うことにします。
 それがオーウェン・ウイルソンなのですが、彼には秘密があって・・・・・

 前半はなかなか面白いです。新しい学校生活を迎える二人の緊張感と希望の入り混じった気持ちがひしひしと伝わってきます。
 上級生による暴力はなかなか徹底しています。どうしたらこの悲惨な状況から脱出できるか、色々考えに考え抜いた結果がボディガードを雇うことだったのですが、彼らが雇った人物に問題が。
 最初はお金目当てに適当にやっていたボディガードのドリビットも、だんだん子供たちの悲惨な状況から目を逸らすわけにもいかなくなり、懸命に彼らを守ろうとします。

 そう悪くはないのですが、また私のわがままの「この手の映画にしては長い!90分で終わるべし!」ということで最後の方は数時間休憩を入れてからやっとの思いで観終えました。
 元アーミーという肩書のドリビットは実は暴力が苦手で軍を追い出されたというオチが少年たちをがっかりさせましたが、私の一番好きだった面でした。
 
 邦題は「MR.ボディガード 学園生活は命がけ!」ですってよ。「だけどいじめられっ子にとっては本当に命がけなんだよね、学校生活って」と、このへんてこりんなタイトルにも真剣に反応する私。
 話は脱線しますが、邦画の「告白」のウィキペディアの加害者の母親の描写のところがひっかかりました。
 「息子を異常なまでに溺愛している・・・・暴力的な作品を見ることを禁止するなど自分の考えを押し付ける・・・・所謂モンスターペアレンツである」
 だって。そっかぁ、こういうのもモンスターペアレンツって言われちゃうんだ?!
 さて、来年進学した可愛くて可愛くてしょーがない息子がいじめに遭ったら、as a monster parent, 一体どんな行動をとりましょうか(笑)?
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