hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

Roman Mysteries シリーズ読破

2011年02月06日 | Captain R 13 読書
The Scrabes From Alexandria

The Prophet From Ephesus

The Man From Pomegranate Street

 久しぶりに寝る間も惜しんで没頭していました。
 このシリーズは巻が進むにつれて、どんどん面白くなっていくようです。
 歴史の授業でビクトリアン、エジプシャン、グリークにはずい分興味を持って楽しんでいたのに、ローマンになってから一言も話さず「興味がないのかな?」と思っていたのですが、授業は残念ながら興味が持てなかったらしいのですが、この本でローマンの面白さも解かったと喜んでいました。
 ただし、色々研究して描写された背景、いくつかの史実をベースに書かれたものではあっても、あくまでフィクションだということは理解してもらわないといけない内容だそうです。
 Captain R に教えてもらったのですが、それについては、各巻の最後に Last Scroll として作者のあとがきがあり、「こんなこと(ファクト)があったことを踏まえて、こんな風にフィクションにしてみたよ」という数ページがついています。私がサラッと目で追ったところによると、特に言い訳がましい感じではなく、とても慎重に親切に書かれた文章になっているようでした。登場人物中の誰が実在した人物で、誰がフィクションなのかもクリアにしてあります。「もし、この実在の人物とこのフィクションの人物が出会うことがあったら、と想像したりします」などと書かれていて、読者の少年少女に想像の翼を広げるようサジェストするような文などもありました。
 作品の詳しい内容については2010年3月28日の記事を参考にしてください。
 対象年齢は8歳くらいから。うちの息子はミステリーや探偵ものは特に好んで読んできていないのですが、この作品のミステリー部分にはすっかり惹き込まれたようです。特にローマンについての知識をもっていないとしても充分 excited だと思う、ということです。
 最後にCaptain R の話によると、たくさん死ぬ人がいる、らしいです。例によって私がその辺を気にするので彼の読後リポートもこんなことが中心になっています(苦笑)

 あともう一冊番外編のようなものを借りてきてあるので、今晩読むことでしょう。
 
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