日向で雪遊び

WTRPGやFGOなどのゲーム。
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読参~「機動戦士ガンダム・一年戦争史」~ 序章(主に解説)

2008年01月24日 | 読参小説(ガンダム 一年戦争史)
忙しなく人々が動く艦内に、幾つもの重厚な鉄の人形が立ち並ぶ。
しかしそれは、人形と呼ぶにはあまりにも大きく、恐ろしく、そして無骨過ぎた。
ジオン軍内において、ザクと呼称されているその人形達は、ただ静かに玉座の主を待ちわびる。
全ては、これから始まることのために。

「くそっ、訓練はしたはずだ!! 落ち着け、俺!!」

ドクン、嫌が応にも胸が高まる。
トウヤ・ユキギリ伍長は祈るように拳を握りしめる。
汗が滲み、その手はかすかに震えていた。それが気に入らない。
だが、それも仕方がない事だろう。何故なら、これから彼は、生まれて初めての戦争をすることになるのだから。

後に、一年戦争と呼ばれるこの戦争。
彼にとっての戦端は、静かに開かれようとしていた
果たして、それが幸せなのか、或いは不幸だったのかは今の彼には知る由もなく・・・。



はい! という訳で、ちょっときまぐれ的にこういうものをやってみようかな、と思い、書き書きとしてみた次第です。
読参・・・正式名称『読者参加型メールゲーム』と呼ばれるもので、往復はがきを使ったメールゲームになります。
ハガキを出し、一ヶ月後に返信、結果を見て次にまた応募するという気の長~いお遊びでございます。


今回題材の「機動戦士ガンダム・一年戦争史」は、今は無き『GAMEぎゃざ(現状名:GAME JAPAN)』という雑誌で実際に行われたものです。
このゲームの魅力は、まず自分たちが「一年戦争に参加できる」こと。
そして、その上で「結果はプレイヤーたちの動きによって変わり、史実とは異なる」ものを生み出せることです。

その中に投じられた一兵卒、トウヤ・ユキギリ伍長のリプレイをしてみよう!というのが今回の趣旨になります。


この一年戦争史ですが、エースになった人、NTとなった人、拘りの機体で戦い抜いた人など、本当に様々です。
そんな嵐の中を駆け抜けたトウヤは、さて・・・。
稚拙な文章で申し訳ありませんが、お付き合いいただけると幸いです。