半年の虚無期間、皆様如何様にお過ごしでしたでしょうか?
小さなイベントはあっても、メインが遅れに遅れていましたからね。
第4章はずっと待ち続けていました。
無事攻略完了。
一言でいうと、待った甲斐がありました。
なお、ガチャ結果はお察しください()
そんなわけで、恒例のネタばれたっぷりな感想に入ります。
もうそこそこ経ちましたし、問題もないはず。
●全体を通して
繰り返す輪廻と独善的な神の意志。それ故の面白さというのもあり、また???という点もあり。
裁定は全て神によるもの。ある種、SINと同じ完全管理社会といえます。
決定的に違うのは、そこに人が介在する余地がないという点でしょう。
それを考えると、神が人に剪定されたという、中々に皮肉な結果とも見れますね。
・シナリオ面
全体的に楽しんでいました。
ざっくりとまとめると、神対人の構図。ただし、神というより、その配下たちとの戦闘がメインなところがあり。
その上で、如何に攻略していくのかが最大のカギ。
1名を除き、それぞれに見せ場があったのにも好印象。
箱の伏線もお見事でした。
また、今までの異聞帯と違い、クリプターと共に踏破していくというのも面白い要因でしょう。
ペペのキャラクターもあり、明るさが常時あったのが大きい。同時に、非常にやり辛くなったのもまた事実。
個人的には、序盤からの哪吒、カルナの早期離脱。
特に哪吒に関しては、まさか!?といった印象。すでSINを踏破していましたから、なおさらでしょうか。
やや緩い空気すらあったのが、これで一気に引き締まった感があります。
・気になった点
哪吒に関して。
引き締めにはなったものの、見せ場がいまいちだったのが最大の不幸。
出来ればどこかあればよかったんですが。
アルジュナについて。
もっと掘り下げられるかと思ったんですが、その辺が左程なかったのが勿体ない。
お陰で第5特異点での印象しか知らないまま話が進む。
彼が何を思っていたのかとか、割と唐突なのが拭えませんでした。うむむ。
或いは、手持ちにあれば幕間をこなして違った印象が出てたんでしょうが・・・持ってないよォ!?(ぁぁ)
●カルデア陣営
・ゴッちん
あだ名がまた一つ増えました。
所々で優秀なところを見せるゴルドさんですが、そのすべてが魔術に関係ない、或いはどうでもいいものなのがなんとも。
ドライビングテクニックを見せつつ、自分の思いのタケを叫ぶ姿は最高にかっこいいぞ!
・マシュ
色々と軋んでいるのが見て取れる彼女。
このままだと何かしらあるでしょうから、そこは主人公の動きに期待したい。
無垢さを失った彼女が得たものは何なのか。ペペさんの問いの答えが気になりますね。
・ダヴィンチ
此方も此方で爆弾を抱えているのがありありと。
キャプテンが気にかけていましたが、マシュ同様、此方もどうなるものやら。
・キャプテン
今回、真名が確定しました。幻霊、されどその誇りは確かなもの。
乳海での踏破は良い見せ場ですね。
・哪吒
活躍が欲しかったなぁ、というのが本音。
SINでも印象が薄かったので期待したのですが、残念ですね。
・ラクシュミー
反抗活動をしていた彼女。初めはドジっ子なのかと思いきや、それも伏線。
同居するのは同名の女神ではなく、アラクシュミーという不運の女神。
それが故に彼女の負い目となりますが、それでもやってきたことには全て意味がありました。
テルとの戦闘ではその不運を用いて攻撃を誘導と、かなり男前な面を見せたのが印象的。
また、カルデアの行動についてもきっちり追及していたのにも好感です。
・ラーマ
相変わらずのシータ大好き。お陰でアイアンクローを食らってしまいましたが、それもご愛敬。
そしてバナナ立ち絵はかなり謎。なんなのだ、あれは(ーー;)
ラクシュミーへの発破や、アルジュナの呪いの引き受け。更にカルナへの力の譲渡。
前線で戦うのだけが英雄ではない、そんな活躍を見せてくれました。
・ジナコ
ガネーシャの疑似サーヴァントにしてムーンキャンサー。
CCC未プレイなので、思い入れがありませんでしたが、シナリオでのカルナとの関係は、なんとなく察することが出来、いい塩梅。
最終的には、ラクシュミーと合わせて時間遡行。神の概念を傷つけ、アルジュナ撃破に大いに貢献。
「意識が永遠に生き続けたら拷問よ」
そんなガンダムでのセリフがよぎった彼女。
解放された時のカルナからのそれは、この上ない報酬ですね。
・カルナ
今回の主人公。
看板に偽りがなさすぎると評されるほどの生真面目律儀。
ジナコとの会話は、もっと見てみたくもありました。
序盤に落ちたと思いきや、終盤に再登場。それもただ力を借り受けただけでなく、きっちりと鍛え上げてのものでした。
激昂するカルナという非常に珍しい今回。正面からぶつかり合ったことが、とにかくカッコいい!
新規のイラストに新た霊衣と、アルジュナとの戦闘が非常に盛り上がりましたね。
●インド陣営
・アルジュナ
既に書きましたが、掘り下げがもっと欲しかった。
システマチックになった点も含め、どうしてもキャラの内面が掘り下げづらかったのが致命的。
また、リンボの話は聞けど、ペペの話は聞かなかった点も???
最終的には人間味を取り戻して戦い、敗れることに。
システム化した為にキャラが前に出ず、どうあっても印象が薄いです。
シナリオ的に正しいのは間違いないんですが、それが面白いかどうかは別問題。
せめて、もっと独白や過程の描写が多ければよかったのですが。。。
反面、戦闘での難易度の印象が酷い()
デバフ無効、フォーリナーも一撃。無敵貫通からの宝具と、流石にちょっと固まりましたよ(ーー;)
・ぺぺ
今回、本名が判明。まさかの日本人ですかい。そして更に親族を討ったことも独白。
性格は前評判通りの飄々。更に彼なりの優しさや在り方も所々に垣間見れます。
そんな彼に合わない、戦闘者としての側面。
生まれた時から云々といっていますが、果たしてその真意は?
アシュヴァッターマンとのコンビは、短いながらも確かにかみ合った絆を見せてくれました。
カドックと同じく、此方もギリシャへ。そこで一体どんなものを見せてくれるのか、気になりますね。
・アシュヴァッターマン
名前が覚えづらかったのは秘密。
アルジュナの呪いによってマスター権を奪われるも、それでも自分であることを忘れなかった戦士。
呪いの肩代わりを受けてジナコ達を過去へ時間遡行させ、アルジュナを討つ反撃の狼煙に。
最後はカルナに貸した霊核を戻し、空想樹と共に立ち塞がりました。
もしペペとのコンビが続いたのなら、一体どんな風になっていたんでしょうね?
・哪吒、アスクレピオス、ウィリアム・テル
今回呼び出された3名。それぞれが歪な形にされ、その結果が自壊や自滅、そして反抗の契機となったのがなんとも皮肉。
哪吒が自分に誇りを持つのは、セイレムでも分かる通り。歪んだ自分が許せないのは当然の帰結か。
シナリオ的には、テルの記憶が奪われていたことで怒り、彼の宝具の2射必中がなしたことが最高に熱い!
アスクレピオスも英雄ではなく、医者としての矜持で当たっていました。英雄の望む栄誉なぞいりませんものね
Fakeに影法師で出ているので気になったのですが、どうも此方とはまた違うようです。
●クリプター陣営
・リンボとコヤンスカヤ
リンボがある種、理想的な悪役をこなしています。その動き方がとにかくいやらしい。
そしてコヤンはSINから毒気が抜けてきた印象。あのヒッチハイクはずるいです。
目指すゴールがそれぞれ違うようですが、さて、何を望んでいるのやら。
・デイヴィット
まさかの登場。それもペペさんがピンチの時に駆けつけるとか、これはヒーロー。
オマケに冠位サーヴァントも従えていることが確定。
加えて、この上ない助言を与えて去り、あまつさえ、ペペに生き残る手段を間接的に伝達するなど、圧倒的な実力者の片鱗を見せつけていきました。
元より、会議で箱についても答えていましたが・・・まるで千里眼でも持っているかのような的確ぶり。
意外だったのは、笑うことが出来ること。もっと無表情かと思ってたんですが、違いました。
改めて対峙する時が恐ろしいですね。
●現地人
・アーシャとアジャイ
アーシャがピンポイントでお気に入りなのが辛い。
愛犬が無くなったことが、この異聞帯の異常を知るきっかけ。
繰り返す輪廻、その度に彼女から零れ落ちる思い。彼女の涙が余りにも悲しい。
アジャイは不器用な父親と思っていましたが、しっかり娘を思っていました。
彼が不機嫌だった理由は、最後のその礼装が答えでしょう。
礼装を見て固まりました・・・母親については察していましたが、そうか他にも子供たちがいっぱいいたのか。
今までの礼装の中で、一番ぐさりときた1枚でした。