日向で雪遊び

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FGOプレイ日記45 人智統合真国SIN 第3章攻略完了。

2018年12月02日 | Fate/Grand Order
そりゃ一気にクリアしたくもなります。
気付いたらリンゴを齧って走っていました。
そんなわけで、此処からはネタバレばかり。
予めご了承くださいませ。




●全体を通して
一種の理想郷。病も飢えもなく、民は笑って暮らせる世界。
食料の完全供給とこれによる治安の安定。必要なものは全て村で完結できる世界。
戦乱を駆逐したため、皇帝による確かな発展がそこにありました。

しかし、それはあくまで一面から見ただけ。
自由のない完全管理社会であり、知識は徹底的に削除される。
テクノロジーの恩恵は皇帝のみが与れるディストピア。小型端末の有無は、正に最たるものか。
絶対裁定者の弊害として、世界は何も変わらぬまま。発展性は欠片も望むべくもなし。
剪定された理由はこれでしょうね。

・シナリオとして
楽しめました。
理由は、世界観の構築がしっかり行われていたこと。
また、秦サイドが非常に面白かったのが大きい。特に始皇帝は魅力的です。
超然としつつも妙にフランク。虎戦車の楽しそうな場面のように、超越者と人との面を持つ非常に良いバランスかと。
最後の決戦も互いを認めないことを認めた殴り合いもあって、さっぱりとしたものでした。
今までの異聞帯は重かったですね。

・システム面
毒で礼装が使えないのが痛い。
従来のオーダーチェンジの宝具発動や、咄嗟の防御も出来ず。
これに敵の強さも相まって非常に厄介でした。
今まで礼装に頼り切っていたのがよく分かります。

・気になった点
キャラが多かったためか、何名かは薄い印象。
カルデア側は哪吒、モーさん、陳Q。SINサイドでは蘭陵王が顕著。
特に蘭陵王は描写が控え目で、忠義者以上の印象が・・・。
アナスタシアやスルトがしっかり描かれていただけに、その差が大きいです。

●SINサイド
・芥ヒナコ
introから印象が変わってましたが、序盤からそれは加速していく。
感情も見せ始め、マシュの指摘からより印象も変わります。
その正体は虞美人。しかも真祖という特級の爆弾付き。
引っ張ってきたマリスビリー、超ヤヴァイ。

何故サーヴァントとして項羽を呼ばなかったのか?
これは彼女自身が戦わせたくなかったから、というのが大きいでしょう。
彼女は異聞帯の項羽にもそういう所がありました。本当に大事だったのですね。

彼女は皇帝からの不信をもって自分なりの都合を推し進めようとしていました。
要は、お前の話うさん臭くね?と思わせること。
実際、まともな人にいきなり剪定とかどういうこと?となるでしょう。

セイバーに背を押されて決断を下し、真祖=仙人であることを開放。
のち、自分を差し出してどうにか項羽を得ますが、彼女の目的はそれが全て。
項羽が倒れるや空想樹と混じって立ち塞がり、最後は始皇帝の説得を受ける。

人嫌いであれど、彼女が英霊になるのは確実でしょう。
なにより項羽が大切なのは変わらないのですから

とりあえず、宝具連発は勘弁してくださいorz

・項羽
空から覇王が! 登場早々、クラレントもさして効かずと物騒極まりない。
その正体は、哪吒を参考に仙術を用いた機械でした。
感情ではなく機械的に対応していたのは、如何にもといった具合。
それが故に、虞美人に触れて少しづづ変わり、最終局面で下した行動には大きな意味があります。

戦闘でも暴れに暴れ、無敵貫通からの全体宝具で全滅しかけたことも。
アビゲイルやお栄さんがいなければ、より手間取っていたのは確実。

・始皇帝
時折フランクなセリフが混じるおちゃめ皇帝。
儒の排除に凍結英雄と厳格な暴君の面もありますが、特筆すべきは知恵ある為政者の点。
凍結英雄のストックに、ヒナコやコヤンスカヤへの対応。
更には先を見据えたシャドウボーダーの確保と、確かな知性が光ります。

また、部下たちから確かな忠誠を受けている事も外せません。
それは韓信と衛士長、秦良玉を見ても明らかでしょう。
第3章が今までと違って悲壮感がなかったのは、彼とその周りの存在が大きいですね。

・蘭陵王
何処までも忠義者として振る舞う男。
ヒナコとは生前からの知り合いで、その気にかけ方は冒頭の会話で示す通り。
虞美人への対応は、自身が持つ人外の美貌ゆえにどこか親近感もあったのかもしれません。
事実、マイルームでは自身の顔を嫌がっている台詞まであるという。
最後は彼女へ進む先を語り、自身を差し出して終わりました。

と書いてみたものの、どうも印象が薄いのですよ。
これは他が濃過ぎ、また彼の活躍場面が少ないのが原因。
虞美人に戻った後に、独白で蘭陵王に触れていたら違ったかもしれません。
ちょっと勿体ないですね。

・秦良玉
濃いメンツに囲まれた常識人。それもあって、委員長的な目立ち方をしていました。
彼女の戦う理由も民の為と明確。過去を見るに、今の世界は大事でしょう。
何より、自分たちが努力して手に入れた物を、よそ者が否定するのは怒りも当然。
自由よりも戦なき安寧を、それもまた1つの答えでした。

・韓信と衛士長
韓信、お前の性癖とヴィジュアルなんなのさ(ぁぁ)
一昔前のオタク全開で固まりましたよ。その中身も戦狂いのキモ系と、これまたこれまた。
ただし、先を見据えた目と実力、そして皇帝に向けた忠義は本物。
最後に衛士長と共に語るシーンは、胸に来るものがあります。
また、戦闘の難易度が一番高く、違う意味で胸に来ました(遠い目)

衛士長、てっきりモブだとばかり・・・。
コヤンスカヤを一撃で叩き伏せたのは、150年練り上げた一撃という恐ろしさ。

その正体は、戦闘に入って漸く気が付くざま()
バフがもさもさ入る上に回避も使う強敵。ですが、タイミングが悪かった。
韓信戦の後で警戒していたのが的中。
無敵貫通礼装を装備したアビゲイルがこれを撃破。彼女がいなければ大変だったことでしょう

・コヤンスカヤ
今までの成功が裏目に出たのが今回。
百聞は一見に如かず。露西亜、北欧と上手く行き過ぎました。
更に、中華で暴れまわった実績が慢心を誘ったか。その結果、散々な目に遭うことに。
どうも相手と顔を突き付け合っていないとその心理を読み取れないような描写がありますね。
そういう意味でも始皇帝は天敵でした。

始皇帝によって妲己と看破、更に秘密を見破られ拷問行き。
今回はどうにか生存。今後どこで暴れるのか。
薬はしっかり残していきましたが、契約を守る事だけは本当のようです。

●カルデア陣営
・ゴッさん
この方、出てくるたびに株を上げていくんですが、どういうことなの。
意図的ではありませんが、ケーキの一件は思いっきりファインプレーでした。
後半、解毒剤のじゃんけんでは、善人の枠組み越えてますね。
しっかり司令官をしており、誰を優先にすべきなのかも見えています。
そんな彼だからこそ、周りは支えてあげたくなるんだな、と思えます。

・スパルタクス
まさかの一枚絵を獲得!
今回、味方のサーヴァントで最も見方の変わったひと。
今まで叛逆1点をメインに据えた描写が多かったのですが、今回は守るための叛逆。
少年への対応は、彼の本分の1つでもありました。
民の笑顔からこの世界にも理解を示し、また自分たちの正しさにも言及していくのは彼だからこそでしょう。

最終場面では、まさかの令呪を使えとマスターを頼る。
身をもって守りつくした彼は、まさに英雄という言葉がふさわしい。
その真っ直ぐな在り方は、異聞帯で祈りを生むという大きな足跡を残すのでした。

・荊軻
始皇帝暗殺の中核。
彼女の語る詩は非常に良いものです。
それによって状況も動きますが、決して彼女は間違ってはいない。

鉄塊である始皇帝に対しての問答と、その答え。
更に汎人類史の意味である端末自体を匕首に、ウイルスによって暗殺を謀るのはまさにアサシンの面目躍如。
実際、競合相手のいないこの世界では、ウイルスの概念は死角でした。
最後に目論見が失敗すれど、異聞帯の王は確かに彼女を認めていました。
この問答があったからこそ、最後の殴り合いへと帰結したといえます。

・UMA
予想外ってレベルじゃねぇぞ! 正しくUMAであって、ユーマです。
これ考えた人は頭おかしい(褒め言葉)
最初に画面を見た時は凍り付きましたよ。
ピックアップ2の時の反応がすっごく気になる。
というか・・・UMAといく人理修復も出来るようになるのか()

・陳Q
どこかのホムンクルスに似てますね。いや、正しくは逆なんですが。
都合、戦闘操作のないサーヴァントって、地味になってしまうのですよ。
これといった描写もなく、余りいた意味がなかった感ががががが。
・・・UMAだけだと、なんで!?感が強過ぎですけどね。

・哪吒とモーさん
人数が多かったあおりを受けてか、やや印象が薄いです。
モーさんはスパルタクスとの会話がいい。落ちてきた彼と語る場面もまた見せ場でしょう。
哪吒は霊基グラフを守り抜いた事が大きいですね。
コメント
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