一同が席に就く、エドモン浜頭が口を開く。
『イリオネス殿、まだ、会ったことはないが、アエネアス殿は、元気に過ごしていられますかな?』
『はい、元気に過ごしています。これを我らが統領から預かってきております。受けとりください』
イリオネスは、アエネアス統領からの贈り物をオキテスから受け取り、礼を尽くしてエドモン浜頭に手渡す。
『おう、ありがとう。喜んで頂戴いたします。帰られたらよろしく伝えてください』
エドモンは、受け取った包みのひもを解く、箱からいただき物を取り出す、一同の目に広める。
それは美事な細工が施された、美麗極まるトロイ時代、プリアモス王家に伝わっていた金でできた細工物であった。
『お~お、これはこれは、美事な品ですな!このエドモン、ありがたく頂戴いたします。感激です!帰られたらアエネアス統領によろしく伝えてください』
エドモンは、イリオネスに向かって、丁重に頭を下げた。
『テムノス殿、見てください』
エドモンがテムノスに手渡す、見入るテムノス、その細工物の美麗さに驚く、スダヌスがのぞき込む、彼もその類まれなる細工に見とれた。
息子のイグデスがぶどう酒と火を通した干魚を運んでくる。
『おう、皆さんつまんでください長途の航海、疲れたでしょう』
『いや、そうでもありません。いい天気、いい風に恵まれての心いい船旅といったところでした。乗り組んでいた全員、ほとんど疲れがないといった具合です』
『おう、イグデス、これを見ろ!アエネアス統領からの戴き物ものだ』
イグデスがその戴き物をじい~っと見つめる、彼は感動を隠さず、その見事さに驚きの目を見張った。
イリオネスがオキテスに声をかける。
『オキテス、息子さんに渡してくれ』
イリオネスらが携えてきた堅パンのケースをイグデスに手渡す、イリオネスが口上を述べる。
『エドモン浜頭、これは私らのところで焼いた堅パンなるものです。皆さんで笑味してください。ちょっとした航海の携行食糧にもなります』
『そうですか、ありがとう!いただきます。イリオネス殿からいただくものは珍しいものばかりですな』
エドモンが礼を述べる。
『この前に見えたときに頂戴した『方角時板』重宝しています。本当にありがとうございまいた』
テムノスが口を挟む。
『エドモン浜頭、その『方角事板』とは、いかなるものですかな?この俺が初めて耳にする代物ですか?』
『おう、それは言えてる。明日にでも目にかける。テムノス、見て驚くなよ』
『それはそれは、明日が楽しみだな』
話が一段落する、エドモンがイリオネスに問いかけた。
『イリオネス殿、まだ、会ったことはないが、アエネアス殿は、元気に過ごしていられますかな?』
『はい、元気に過ごしています。これを我らが統領から預かってきております。受けとりください』
イリオネスは、アエネアス統領からの贈り物をオキテスから受け取り、礼を尽くしてエドモン浜頭に手渡す。
『おう、ありがとう。喜んで頂戴いたします。帰られたらよろしく伝えてください』
エドモンは、受け取った包みのひもを解く、箱からいただき物を取り出す、一同の目に広める。
それは美事な細工が施された、美麗極まるトロイ時代、プリアモス王家に伝わっていた金でできた細工物であった。
『お~お、これはこれは、美事な品ですな!このエドモン、ありがたく頂戴いたします。感激です!帰られたらアエネアス統領によろしく伝えてください』
エドモンは、イリオネスに向かって、丁重に頭を下げた。
『テムノス殿、見てください』
エドモンがテムノスに手渡す、見入るテムノス、その細工物の美麗さに驚く、スダヌスがのぞき込む、彼もその類まれなる細工に見とれた。
息子のイグデスがぶどう酒と火を通した干魚を運んでくる。
『おう、皆さんつまんでください長途の航海、疲れたでしょう』
『いや、そうでもありません。いい天気、いい風に恵まれての心いい船旅といったところでした。乗り組んでいた全員、ほとんど疲れがないといった具合です』
『おう、イグデス、これを見ろ!アエネアス統領からの戴き物ものだ』
イグデスがその戴き物をじい~っと見つめる、彼は感動を隠さず、その見事さに驚きの目を見張った。
イリオネスがオキテスに声をかける。
『オキテス、息子さんに渡してくれ』
イリオネスらが携えてきた堅パンのケースをイグデスに手渡す、イリオネスが口上を述べる。
『エドモン浜頭、これは私らのところで焼いた堅パンなるものです。皆さんで笑味してください。ちょっとした航海の携行食糧にもなります』
『そうですか、ありがとう!いただきます。イリオネス殿からいただくものは珍しいものばかりですな』
エドモンが礼を述べる。
『この前に見えたときに頂戴した『方角時板』重宝しています。本当にありがとうございまいた』
テムノスが口を挟む。
『エドモン浜頭、その『方角事板』とは、いかなるものですかな?この俺が初めて耳にする代物ですか?』
『おう、それは言えてる。明日にでも目にかける。テムノス、見て驚くなよ』
『それはそれは、明日が楽しみだな』
話が一段落する、エドモンがイリオネスに問いかけた。
